看板はなんといっても『羽根つき焼き餃子』(5個300円)。皮のもっちり感、羽の香ばしさが絶妙だ。ジューシーな肉汁は、トンコツと鶏ガラに漢方食材を加え、煮込んで作っているのだとか。しっかり味がついているので、まずは何も付けずにいただこう。『水餃子』『海老入りジャンボ餃子』などほかの餃子メニューや中華料理も人気だが、ここでは『揚げ茄子餃子』(7個960円)も賞味したい。餃子の具材に茄子を入れて揚げており、サクサクの食感が楽しく、また、ニンニク風味の特性タレがよく合う。このニンニクのタレを焼き餃子に付けるという楽しみ方も良い。常に混んでいる人気店だが、回転は比較的早いので、ちゅうちょせずに足を運んでみたい。
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 餃子 >蒲田、餃子のウマい店6選
東京の餃子の聖地といえば、なんといっても蒲田だ。蒲田駅を中心に半径500メートル圏内に20軒を超える餃子店が集中している。もともとは中国残留孤児である八木功が、日本帰国後の1983年12月に你好(ニイハオ)を創業したのが始まりといわれている。大連仕込みの焼きまんじゅうからヒントを得て、裏側にバリバリの羽根が付いた『羽根つき餃子』が完成した。你好とともに「蒲田餃子御三家」に数えられる、金春(コンパル)、歓迎(ホアンヨン)の3店はいずれも八木の兄弟が創業している。春香園は、金春の店主の息子が店主を務める。今回は、数ある店の中から、特に蒲田らしい店を紹介する。
取材してみて分かった特徴は、パリパリの羽根が付いていることに加え、価格が控えめだということ。また、『羽根つき餃子』には、ニンニクやニラを使っていないという店が多い。とはいっても、店によって少しずつ特徴は異なる。ただ、どこもボリュームはなかなかのものなので覚悟して臨もう。