10月6日、タイ発アカアマコーヒーのロースタリーカフェがオープン
Photo: Kisa Toyoshima「キャロットケーキ」(550円、以下全て税込み)と「かぼちゃのキッシュ」(販売価格未定)
Photo: Kisa Toyoshima

東京、10月にオープンした注目のカフェ3選

待望のロースタリーカフェや見逃せない姉妹店、クレープカフェまで

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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、10月オープンの注目のカフェ3選

東京のスペシャルティーコーヒーシーンは、急激なスピードで進化を遂げ続けている。単一農家によるシングルオリジンにこだわった豆はもちろん、小規模生産者によるマイクロロットコーヒー、精製方法で選ぶなど、一言に「こだわり」といっても、その範疇は広く深い。

さらに、焙煎(ばいせん)や淹れ方など、豆の状態、季節、その日の天候などによって異なる職人的な要素がプラスされる。タイムアウト東京では、これまでもロースタリーカフェ注目の若手バリスタなどを紹介してきたが、ここでは2024年10月に都内でオープンしたばかりの注目のカフェを紹介しよう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 千駄ヶ谷

10月13日オープン

表参道の複合ビルにあるカフェ、デリ&バー 「uni」のロースタリー&コーヒーショップが、千駄ヶ谷にグランドオープンした。

店内は表参道店と同様、自然をテーマとしながらも、ナチュラルな淡色を基調とした空間で、焙煎(ばいせん)所ならではの高品質なスペシャルティコーヒーが堪能できる。

自家焙煎した7〜10種類ほどのコーヒー豆は、生産者から直接取引で購入するダイレクトトレードをメインに世界中から集められ、香りや風味豊かな旬のコーヒーが楽しめる(少量ずつ焙煎するためラインナップは日々変動する)。

ドリップメニューには、コロンビアの小規模生産者によって生み出されるウオッシュドコーヒー「Villa Fatima」(800円、以下全て税込み)や、レモンやハーブが特徴の「Bona Zuria」(900円)などのシングルオリジンコーヒーを中心にラインアップ。中でもおすすめだという「Mogola」(1,000円)は、モモ、スモモ、アプリコットといった果実の甘酸っぱさや、イチジクが感じられるジューシーなフレーバーだ。

また、最高級と呼ばれる「トップオブトップ」のコーヒーを常時楽しむことができるのも魅力。季節のフルーツを使った自家製のパイやホットサンドもドリンクと一緒に味わえる。

ディレクターの佐藤昂太は、過去に「ジャパン ハンドドリップ チャンピオンシップ」の優勝経験を持っており、ドリップ時に4湯目から湯温を変えるなど淹れ方にもおいしさへの工夫が凝らされている。

生産者情報から一貫して妥協をしないコーヒーへのこだわりと愛情がたっぷりと注がれたコーヒーを味わってみてほしい。

  • カフェ・喫茶店
  • 早稲田

10月6日オープン

神楽坂に日本1号店を持つタイ発のコーヒーブランド、「Akha Ama Coffee」が、焙煎(ばいせん)所兼カフェの「アカアマコーヒーロースターズトウキョウ(Akha Ama Coffee Roasters Tokyo)」をオープンする。アンティークの扉を活用したという重厚な木製カウンターや、2階の開放感あふれる温かみのある空間が魅力的だ。

新店舗で提供されるハンドドリップコーヒーは、1号店と同じウォッシュドプロセスと呼ばれる精製方法で作られる浅いり・中いり・深いりの3種類に加え、ナチュラルプロセスの中いりがラインアップに加わる。 取り扱うコーヒー豆は、全て生産者の顔が分かるマイクロロットだ。

フードメニューは、すでに一号店で提供中の商品に加え、クリームチーズをアクセントにした「かぼちゃのキッシュ」や、ビーガンの「シナモンとあんこのマフィン」やサンドイッチ、グルテンフリーの「米粉のベリーケーキ」などが登場予定である。

8時に開店するので、ゆったりとモーニングを味わうのもいいだろう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 学芸大学

10月1日オープン

ラテアートの技術水準が高いことで評判のある「SWELL COFFEE ROASTERS」の新たなカフェ&ベーカリーが、目黒区碑文谷にオープンした。ウッド調の広々とした店内には4〜6人がけのテーブル席が3つと、5つのカウンター席が設置。各所にコンセントも完備されている。

ハンドドリップは自家焙煎(ばいせん)したシングルオリジンで提供し、好みや要望に応じてブレンドもできる。1度で2通りの味わいが楽しめる「エスプレッソ+カプチーノ」(1,000円)は同店限定だ。

ベーカリーは、恵比寿と高円寺に店を構える「繁邦」のパンをメインに、用賀のビーガンドーナツ専門店「ヴィーナッツ(VENUTS)」の見た目もかわいいノンフライドーナツを販売。食べやすいサイズで子どもにも人気だという。碑文谷公園にもほど近いので、天気のいい日はテイクアウトして外で楽しむのもいいだろう。

店内では、繁邦考案のオリジナルメニュー「アボカドクリームチーズベーグル(サラダ付き)」(1,200円)や、厚めに焼かれたもちもちとした食感の「クレープ」(750円)が味わえる。ベーグルには刻んだいぶりがっこが入ったクリームチーズのペーストにスライスしたアボカドを乗せ、上にはマーマレードでほのかな甘さをプラス。甘塩っぱい味付けがクセになる一品だ。

クレープは上にまぶしたグラニュー糖のざらざらとしたアクセントが、もちもちの生地との相性抜群で、やみつきになる。ぜひ店内で実際に試してみてほしい。

パンのセレクトショップとも自称する「ブルーム(BLOOM)」で、おいしい食事と本格コーヒー片手に、思い思いのひとときを過ごしてみては。

もっと東京のカフェを探索するなら……

2024年は近年稀に見る「クレープ専門店」が数多く誕生した年だ。そしてそのどれもが生地や具材に徹底的にこだわり、ほかでは味わえない一品を提供している。そこで今回は2024年にオープンしたクレープ専門店と、それぞれの持つこだわりについて紹介する。ぜひ自分好みの一店を見つけてほしい。

人から人へと大切に受け継がれてきたものや、長い年月愛されていたものには、どこか人を癒やす力がある。都内には今、アンティーク家具や古道具を配したカフェが続々と増えている。今回はなかでも魅力的な店を5つ厳選して紹介しよう。

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  • カフェ・喫茶店

都内にはかつての巨匠が遺した歴史的建造物や、現代の力ある建築家たちが造り出す建物の中で、カフェとして利用できる場所がある。美しい意匠を眺めながら、ゆったりと食事などを味わう時間はとても豊かだ。名建築の中で楽しめる魅力的なカフェを紹介しよう。

  • カフェ・喫茶店

歴史ある日本文化の魅力を現代に伝える有形文化財。都内には国が指定する重要文化財や市区町村が指定する登録有形文化財の中で、喫茶が楽しめる場所がいくつかある。

それらは文化財という共通点を持ちながらも、江戸文化を伝承する建物もあれば、世界的な建築家が設計したもの、フランス発祥の建築様式など、それぞれに個性豊かだ。名建築の中に佇むカフェでぜひ特別な時間を過ごしてほしい。

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