ドゥラメンテイ
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東京、ワンタン麺15選

東中野、池尻大橋、荻窪、高円寺......つるんと食べたい名店を紹介

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テキスト:メンチャック、Time Out Tokyo Editors

「雲を呑(の)む」と書いてワンタン。なめらかな皮の中に肉やエビなどのあんがたっぷりと詰まり、喉越し柔らかな食感が人気だ。単品でもおいしいワンタンをラーメンに乗せて味わう贅沢な一杯は、一説では1950年代に広州から香港に移転した料理店のメニューに人気が高まり、広まったのがきっかけともいわれる。

ここでは東京のワンタン麺の基盤とも言える浜田山のたんたん亭から、不動の人気を誇る池尻大橋の八雲をはじめ、東京各地の名店を紹介する。

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  • 下高井戸

桜上水駅から徒歩5分ほどにある甲州街道沿いのラーメン店。2023年1月にオープンするとすぐにそのおいしさが話題となった、高田馬場「渡なべ」などを手がける「渡なべスタイル」出身の店主による連日大行列の人気店だ。

人気メニューは「ワンタンメン(塩)」(1,200円、以下全て税込み)で、豚と鶏などによるスープと魚介のだしが合わさった厚みのある味わい。白こしょうもたっぷりとかかっていて、インパクトがある。

もっちりとした食感の手もみ麺は、スープとの相性が抜群。ワンタンは豚肉がしっかりと詰まっていて食べ応えがある。バラとロースなど、3種類を使ったチャーシューも厚切りでおいしい。青ネギやメンマも加わり、ボリューム満点で満足度が高い一杯だ。

塩ラーメンのイメージをいい意味で壊した、個性的な魅力が光っている。

  • ラーメン
  • 亀戸

JR亀戸駅から徒歩10分ほどにあるラーメン店「ドゥラメンテイ(DURAMENTEI)」。店主は池尻大橋の名店「八雲」出身で、修行先のラーメンをほうふつとさせる極上の「ワンタン麺」が堪能できる。

人気メニューは、ぎっしり具が詰まった肉ワンタンと、プリプリの食感がクセになるエビワンタンの両方が楽しめる「肉・海老ワンタン麺」(1,150円)。スープは白醤油だれを使用した「白」と、「正金醤油」の「桶仕込濃口」を使用した「黒」から選べる。一口すすると煮干しだしのキレがあり、後から甘味が広がるだろう。

麺は細麺で喉越しがよく、スープとも馴染む。チャーシューも厚切りで、弾力感のある歯応えが魅力的だ。

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  • ラーメン
  • 東中野

東中野にある「覆めん 花木」のメニューは「ラーメン」(850円)のみ。塩分がやや高めの濃口しょうゆだれをベースにしたスープと、黄色の細麺が特徴だ。「特製ラーメン」(1,260円)には、トロトロの豚バラと肩ロースのチャーシュー、味玉やメンマ、ワンタンなどが乗る。

ワンタンは日変わりで3、4種類を用意し、そこから2種類を選べるようになっている。中身はアオサとレンコン、ショウガ、枝豆と塩コンブなど珍しいタイプも楽しめる。

  • ラーメン
  • 上野

東京メトロ銀座線稲荷町駅から徒歩3分ほどにある、浅草通り沿いの黄色い看板の店。都内でも随一のワンタン麺が食べられる、と話題になっている。

「ワンタン麺」(1,150円から)は、すっきりかつまろやかでマイルドな鶏だしをベースとした醤油スープに、やや平べったい、大きめのサイズの肉ワンタンがたっぷり。肉がぎっしり詰まっていて、肉汁があふれるのがクセになる。

スープを引き立てつつも、小麦の香りが伝わってくる麺もおいしい。トッピングは、白ネギとカイワレ、のりのほか、低温調理で仕上げた大ぶりのチャーシューが乗り、懐かしさも感じる、飽きのこない一杯に仕上がっている。

時間限定で、特別な素材を使ったメニューも多数展開しており、ほぼ毎日X(旧Twitter)で予告。それをめがけて来店するリピーターも絶えない。

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  • ラーメン
  • 目黒

目黒駅と不動前駅の両方から徒歩10分ほど。山手通り沿いにある「支那ソバ かづ屋」は、1989年創業の老舗のラーメン店だ。

人気メニューは「ワンタン麺」(1,120円から)。表面をラードが覆う熱々のスープは、魚介系のキリッとした醤油味が特徴で、ストレート麺とも相性がいい。ツルツルの皮に、肉あんをぎっしりと詰めたワンタンがたっぷりと乗る。

チャーシューは、たれに漬けこみ、蜂蜜を塗りながら香ばしく焼き上げたもので、少し甘みのある香ばしい味わいがおいしい。全体的に調和のとれたバランスのいい一杯で、食べるたびに奥深さが広がる。

卓上の「揚げネギ」を加えれば、「味変」も楽しめるだろう。そのほか、「つけソバ」や、ワンタン麺を坦々麺のスープで楽しめる「坦々ワンタン麺」なども試してみたい。

  • ラーメン
  • 井荻

浜田山にある「たんたん亭」に長らく在籍していた店主が2018年にオープンした「あんくるてい」。修行元のメニューを進化させたようなワンタン麺が特徴だ。

「ニコニコそば」(1,100円から)は、大ぶりでプリプリとしたエビワンタンと、肉汁たっぷりの肉ワンタンが2個ずつ入っていることから名づけられた人気メニュー。動物と魚介系を使った、少し甘味のある醤油スープは、あっさりとしながらも染み入る味わい。細ストレート麺とワンタンとの相性も抜群なスープに仕上がっている。あぶったチャーシューも、肉本来のおいしさが伝わってくるだろう。

そのほか、「しなそば」(800円)、つけめんの「つけて食べるしなそば」(850円)などをはじめ、麺なしのワンタンスープも各種ラインアップ。スープの「味変」として、「ごま豆乳」「ピリ辛坦々」なども選択できる。

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  • ラーメン
  • 荻窪

JR荻窪駅から徒歩5分。2021年11月にオープンしたラーメン店で、地域に根差した昔ながらのレトロな雰囲気のある内装やメニューが楽しめる。

おすすめは「ワンタンメン」。幅広い皮に包まれたワンタンが8枚も入った、贅沢な盛り付け。ワンタンはつるりとした喉越しとフワフワの皮が特徴で、食感がクセになる。スープは豚清湯(チンタン)ベースで、懐かしさのある甘じょっぱい醤油味がおいしい。麺は、歯応えがしっかりとした中太のストレート麺。チャーシューは角切りの豚バラで、醤油の味が染み込んでいる。

「チャーシューメン」には10枚ほどのチャーシューが乗り、満足度が高い。レギュラーの「ら~めん」は500円というワンコインの価格設定で、リーズナブルなところも昭和スタイルだ。

  • ラーメン
  • 池尻大橋

オープンから移転後も不動の人気を持つ実力店。店主は支那そばの老舗店舗「たんたん亭」出身だ。動物系スープにコンブ、干しエビ、サバなどの魚介系を織り交ぜた澄みわたるスープは、濃口醤油の黒だし、やや甘めの白だし、ミックスの3種類から選べる。

「八雲」の魅力は、何といっても絶品のワンタンに尽きる。プリッとした食感のワンタンと黄金スープ、歯切れ良い麺から成る至福の一杯は、都内随一のワンタン麺といっても過言ではない。おすすめはエビと肉のワンタンが半分ずつ堪能できる、黒だし特製ワンタン麺。蜂蜜で香ばしく仕上げられた、こだわりのチャーシューの食感もプリプリしている。何度食べても飽きのこない隙がない一杯。

昼時は10人ほどの並びが続き、夕方が狙い目だ。

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  • 高井戸

浜田山駅から徒歩1分、北口の商店街にあるラーメン店。老舗店で昔から地元の住民に愛されている。

メニューはカツオベースのシンプルなラーメン「支那そば」と、ワンタン入りの「エビワンタンメン」、肉とエビ両方のワンタンが入った「ミックスワンタンメン」と餃子。カツオのだしがよくきいたさっぱりしたスープに、チャーシューと濃厚なワンタンの組み合わせは、素朴だが染み入るおいしさだ。

カウンター10席のみの小さな店でピークタイムはすぐ満席になってしまうが、住宅街なので少し待てば入れるだろう。

  • ラーメン
  • 王子

王子駅から徒歩7分ほどの場所にあるラーメン店。入り口のそばには自家製麺の製麺所がある。

上北沢の「らぁめん小池」、本郷の「中華蕎麦にし乃」などの人気店を系列として、2019年にオープンした。提供しているのは、優しい味わいの「白だしラーメン」、華やかな山椒(さんしょう)の香りが魅力的な「山椒ラーメン」の2種類のみだ。

追加トッピングの肉がパンパンに詰まった肉ワンタンと、プリプリ食感の海エビワンタンは一つ一つ店で手作りされたもの。どちらのラーメンにもよく合うのでおすすめだ。

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  • 下北沢

下北沢駅から徒歩7分ほど、商店街と住宅街の境目くらいの場所にあるラーメン店。ミシュランガイド2020のビブグルマンを獲得した話題店だが、少し喧騒(けんそう)から離れた立地のためか地元の人を中心に人気だ。

定番の「中華そば」のほか、「ワンタン麺」も人気が高い。ワンタンは肉が詰まっていて、薬味のうまみと肉汁があふれ出る手の込んだ一品。ワンタンはサイドメニューとして「皿ワンタン」でも注文できる。

  • ラーメン
  • 高円寺

高円寺駅北口を降り、純情商店街から路地に進むと現れるラーメン店。店のいちおしである「つけめん(醤油)」をはじめ、絶妙な歯応えの自家製麺に定評がある。

厚みのあるしっかりした皮に包まれた「わんたんめん」も常連客に人気の定番メニュー。「ミックスわんたんつけめん」はエビワンタン2個、肉ワンタン2個が乗っており、食べ応えのある一杯に仕上がっている。暑い時期に登場する「冷やしわんたんめん」もおすすめだ。

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  • ラーメン
  • 目黒

目黒駅東口から歩いてすぐのラーメン店。食材へのこだわりが生み出した唯一無二の一杯を提供している。

もち豚のゲンコツ、名古屋と秋田のブランド鶏、北海道の羅臼コンブを使用している。麺は国産小麦を使用した自家製麺。さっぱりと爽やかな「柚子塩らぁ麺」は特におすすめだ。

「特柚子塩らぁ麺」にアップグレードすると、ワンタン3個、鶏肉3枚、甘辛しょうゆが染み込んだゆで卵が乗る。ほんの少しの鶏油が麺とスープの風味を豊かにしている。

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  • 三軒茶屋

三軒茶屋駅から徒歩6分ほど、国道246号線沿いにあるワンタン麺が有名な人気店。一番人気は「雲吞麺」で、ほとんどの客が注文している。看板商品でもあるワンタンは、肉がこれでもかとギッシリと詰まり、皮までしっかりとしていて食べ応え満点。スープとともに熱々の状態で提供されるため、ふうふうと吹きながら食べてもらいたい。

スープは鶏豚骨の白濁スープで、鶏と野菜のうまみが詰まったヘルシーな飲み口だ。麺は加水低めの中細の縮れ麺でスープによく合っている。

チャーシューは歯切れの良い柔らかい食感で、実はワンタンに負けないくらいおいしい。クラシカルで素朴だが、インパクトのあるワンタンにより絶品の一杯となっている。

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  • 西荻窪

浜田山にある有名店、たんたん亭の創業者である石原敏が、西荻窪にオープンしたラーメン店。

人気メニューはエビワンタンと肉ワンタンの2種類が乗った「ワンタン麺(ミックス)」だ。エビワンタンはぷりぷりとしたエビの食感と甘みが強く、肉ワンタンはかむたびに肉そのもののうまみが広がるが、ショウガがきいた爽やかな後味になっている。

ラーメン以外にも居酒屋メニューが豊富で、酒も瓶ビールからこだわりの焼酎までそろっている。しばらく酒を楽しんだ後、締めの一杯でラーメンをすするのをおすすめしたい。

あっさりラーメンをヘルシーにすする......

東京、素材で選ぶ魚介ラーメン
東京、素材で選ぶ魚介ラーメン

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