カイカイナ
カイカイナ(Photo: Keisuke Tanigawa)
カイカイナ(Photo: Keisuke Tanigawa)

東京、テイクアウトしたいフルーツサンド5選

日本橋、中目黒、表参道で至福の味を手に入れる

寄稿:: Tokyo Halfie
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フルーツサンドは食べる芸術作品だ。果実のベストなタイミングを見極める目、フルーツのおいしさを損なわず、むしろ掛け合わせによってさらなるおいしさを生み出すクリームやパンとの絶妙なバランス、美しい断面など、その要素は奥深く多様である。

ここでは、フードインスタグラマーTOKYO HALFIEが全て実食し、味はもちろんコストパフォーマンスやプレゼンテーションなどを加味して厳選した、テイクアウトしたい東京のフルーツサンドを紹介しよう。

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  • 武蔵小山

ベルガモット

武蔵小山の一番通り商店街沿いにある、フルーツコンシェルジュの熊木隆裕によるフルーツ専門店、ベルガモット(bergamot)。主にフルーツギフトを提供しているが、ギフト用のフルーツを贅沢に使ったサンドイッチも大人気だ。オーナーが毎朝市場で厳選した、ベストタイミングのフルーツを堪能できる。

パンは、戸越銀座にあるベーカリーホシノに特注したものを使用。朝焼かれたパンを急速冷凍し、ふわふわの食感をキープ。さらに常温でも切りやすく、形が崩れない工夫も施されているそう。

クリームは甘さ控えめで、フルーツのうま味の邪魔にならないよう果実の種類や多さによって量を調整しているというこだわりようだ。

テレビや雑誌などでも取り上げられることも多く、通いつめる著名人もいるとか。完全予約制なので、公式ウェブサイトで予約してから訪れよう。

  • ショッピング
  • 恵比寿

フルーツアンドシーズン

恵比寿神社の向かいにあるフルーツアンドシーズン(fruits and season)では、完全植物性のビーガンフルーツサンドが楽しめる。

豆乳をベースに作ったクリームは乳製品を一切使わず、白砂糖や蜂蜜の代わりにてん菜糖やアガベシロップで甘みを出している。パンにも豆乳を使用しており、フルーツは愛知県岡崎市の八百屋であるダイワスーパーが毎朝仕入れた新鮮なものを用意。開けると断面が綺麗に見えるオリジナルボックスは土産用に好評だ。

デリバリーで注文できるほか、定期的にポップアップショップを出店したり、清澄白河のヘイガンオーガニックコーヒー(HAGAN ORGANIC COFFEE )で展開したりしているので、恵比寿に足を運ばなくても楽しめるのはありがたい。

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  • 青山

カイカイナ

表参道の住宅街で、フルーツ好きな兄弟が経営しているフルーツサンド専門店、カイカイナ(kaikaina)。好みのフルーツと6種類のクリームから選んで組み合わせられるスタイルを採用しており、飽きずに何度でも楽しめる(要予約)。

もちもちとした塩気があるパンと、口当たりが軽やかなクリームの相性も抜群。フルーツは旬で変動するが、2022年3月時点では、福岡県認証農家で特別栽培されたイチゴである『あまおう』を使ったサンドイッチが人気だった。時期に応じて品種は変わるので、その時の旬の味を堪能しよう。

クリームは、紅茶の香りとほんのりとした甘さが特徴的な『アールグレイクリーム』が女性に好評なのだとか。低温調理でゆっくりと焼き、甘みを最大限に引き出したサツマイモのサンドイッチも絶品なので、ぜひ試してほしい。予約は公式Instagramで受け付けている。

  • カフェ・喫茶店
  • 代官山

禁断果実

東京音楽大学付近に2021年4月、オープンしたフルーツサンドカフェ。大田市場から直接仕入れた旬のフルーツを、入荷当日の朝に厚くスライスしたパンに挟んで提供している。クリームは甘さが控えめで軽いため、乳製品が苦手な人でもおいしく食べられるだろう。塩味が程よくきいたパンとの相性も良い。

ドリンクは、ラテアート世界大会で準優勝の経験を持つ尾﨑数磨が手がけたスウェルコーヒーロースターズ(Swell Coffee Roasters)の自家焙煎(ばいせん)したブレンドコーヒーなどを提供。フルーツサンドやホットサンドと相性抜群なので、併せて楽しんでほしい。

店名の由来である「禁断の果実」であるリンゴを薄くスライスして、キャラメリゼナッツとシナモンを挟んだ『禁断果実フルーツサンド』(600円)はすぐに売り切れてしまう名物商品。確実にゲットしたいなら午前中に訪れよう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 日本橋

メゾンドエル

世界最高級の紅茶とハーブティが味わえる表参道のティーサロン、メゾンドエル(Maison de L)が2022年3月、日本橋高島屋 S.C.の新館に移転オープンした。

『気まぐれフルーツサンド』は、その日においしいフルーツだけを豊洲市場で仕入れるため、日々メニューが変化する。フルーツと一緒に挟まれた生クリームは、ミルクティーに使われるオーガニックの生乳をベースに作られており、軽やかで食べやすい。

旬の果物を使用したフルーツティー、インドとスリランカ産の紅茶、日本茶、中国茶、台湾茶などが一挙に楽しめる『農園別厳選飲み比べセット』(2,800円から)をフルーツサンドとセットで注文すれば、自分だけの至福のペアリングが発見できるだろう。

紅茶ひとつとっても、淡い繊細な味が特徴的な春摘みから、日光に当たって渋みが際立つ夏摘みまで奥が深い。「高級茶とフルーツサンド」という、同店ならではの異色の組み合わせを堪能してほしい。

ライタープロフィール

TOKYO HALFIE

フードインスタグラマー

東京、サンフランシスコ、ロンドンで育ち、食文化こそが各文化の象微であることに気付く。しかし、外国人が日本の素晴らしい食文化を経験するには言語の壁があると感じ、自身のInstagramでは日本語と英語の両言語で情報を発信。食を通じ、世界のカルチャーを感じる手助けをしたいと考えている。ブログ『TOKYO HALFIE

スイーツを深掘りする……

  • カフェ・喫茶店

スイーツに目がない多くの東京人は、絶品デザートを求めてどこまでも突き進む。待たされるだけの価値がある人気店には、開店1時間前から行列ができることも珍しくない。少しオーバーかもしれないが、それだけこの街は甘いものに対して真剣なのだ。

人気パティシエのいる店の席を予約したり、高級タルトの抽選に応募するのは骨の折れる作業かもしれない。しかしマニアからカルト的な人気を誇るスイーツならばなおさら、味わってみたい人は多いだろう。ここでは入手困難だが味わう価値のある、絶品スイーツを紹介しよう。

都内に数あるスイーツショップやカフェの中に潜む「インスタ映え」確実の、かわいいスイーツとドリンクを紹介する。撮影に夢中になりすぎると溶けたり冷めたりするものもあるので、要注意。撮影終了後も、かわいすぎてかじりつくのをためらうというインターバルがありそうだが......。

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  • ベイカリー・パン屋

2021年の流行スイーツといわれ、ジワジワと話題になった「マリトッツォ」。ブリオッシュ生地にクリームがたっぷりと挟まれているローマ発祥の伝統スイーツである。本場では朝にカプチーノと一緒に食べるのが主流だが、日本では断面が美しく見た目がSNS映えすると、人気になっている

ここ数月で取り扱う店舗が増え、伝統的なものからそれぞれの店のオリジナルな味わいまでを楽しめるようになったそこで今回は、イタリア食材店で買えるおすすめの本格マリトッツォ5選と、店舗ごとのこだわりが色濃く出ているベーカリーの個性派マリトッツォ5選の、合わせて10選を紹介する。

東京のかき氷シーンは、年を重ねるごとに盛り上がっているといっても過言ではない。多くの店が個性を打ち出すべく、これまでかき氷には使用されてこなかった食材や斬新な素材の組み合わせなどを駆使し、新しいメニューを次々に生み出している。

一年中かき氷が食べられる店が増えたとはいえ、ベストシーズンは。ここでは、タイムアウト東京エディターで、かき氷を愛してやまないケイラ イマダ(@kakigori_kaila)一部監修のもと、暑い日にはしごしてでも巡ってほしい店を紹介する。

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  • カフェ・喫茶店

東京にいながら、緑豊かな空間にほっと心ほぐれる公園周辺のカフェ。井の頭恩賜公園にある隠れ家からイケ・サンパークの最新カフェまで、「密」を避けてゆったりくつろげる店を厳選して紹介する。

穏やかな風を感じながらオープンエアのテラスで食事を楽しむもよし、テイクアウトした入れたてのコーヒーを片手に公園で物思いにふけるもよし。少しだけ足を延ばして、自分だけの特別な時間を過ごしてみては。

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