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Photo: Maya Takeuchi
Photo: Maya Takeuchi

東京、癒やしのパークサイドカフェ12選

すぐそこにある、都会のオアシスへ

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東京にいながら、緑豊かな空間にほっと心ほぐれる公園周辺のカフェ。井の頭恩賜公園にある隠れ家から昭和記念公園内の最新カフェまで、ルクスを感じてゆったりくつろげる店を厳選して紹介する。

穏やかな風を感じながらオープンエアのテラスで食事を楽しむもよし、テイクアウトした入れたてのコーヒーを片手に公園で物思いにふけるもよし。少しだけ足を延ばして、自分だけの特別な時間を過ごしてみては。

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  • カフェ・喫茶店
  • 吉祥寺

井の頭恩賜公園の最奥に位置し、かつては別荘地だったという井の頭第二公園エリア。その公園内にひっそりとたたずむ隠れ家のような一軒家が、イノサンクカフェだ。長年、料理教室を営んできた店主が自宅兼スタジオをリノベーションしたテラスでは、静寂と緑に包まれ心落ち着くひとときが過ごせる。

おいしさを追求した結果、体に良いものにたどり着いたという店主がふるまうメニューは、自ら生産地に足を運び、選び抜いた上質な食材を使ったものばかり。温泉卵が乗ったドライカレーに副菜や日替わりのデザートを添えたランチプレートのほか、朝はカフェフリーのホテルビュッフェ風朝食、夜は和・洋・中のコース料理など、多彩なラインアップが楽しめる。

事前に相談すれば、メニューにない料理でもリクエストできるところも大きな魅力だ。完全予約制なので訪れる際は注意しよう。

  • 池袋

池袋のエバーグリーンスポットといえば、青々とした芝生が心地よい南池袋公園だ。ラシーヌ ファーム トゥー パーク(RACINES FARM TO PARK)は、同公園内に併設されたカフェ兼ビストロ。行列ができる人気ビストロ、ラシーヌの姉妹店で、モーニング、カフェ、ディナーと多様なシーンで利用できる。本店で作られた国産小麦と蜂蜜を使った自家製パンを使ったサンドイッチやホットドックは絶品。

どの時間帯でも、テイクアウトできるので晴れた日は目の前の芝生でピクニックもいいだろう。店内は、吹き抜けの2階建てになっており、大きな窓から公園を見下ろすベンチシートは開放感抜群だ。Wi-Fiと電源も完備しているので、リモートワークにも最適な一軒である。

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  • カフェ・喫茶店
  • 立川

「国営昭和記念公園」の「みんなの原っぱ」の東側にあるカフェ。「国立競技場」をはじめ、木材を生かした建築を手がける隈研吾建築都市設計事務所がデザインした。外観は、多摩産材を利用した木組みがあしらわれている。

店内では、パンやソフトクリーム、オリジナルコーヒーなどが楽しめる。一番人気は、選べる2種のブランチメニュー(14時30分L.O.、季節によって変更)で、焼きたてのサザコーヒーがメニュー開発を行なった「オカブレンド」はコロンビア、モカ、グアテマラの豆をブレンドしたもので、自然豊かな公園をイメージしたという。

天気の良い日は、テラス席でピクニック気分を味わおう。

  • コーヒーショップ・喫茶店
  • 代々木八幡

2011年のオープン以来、コーヒースタンド文化を定着させたこのエリアを代表する店。代々木公園の目の前に店を構える同店は地元の人に愛され続けており、一日の始まりや息抜きに毎日足繁く通う人も多い。

店内には、オリジナルブレンドのコーヒーやカフェラテのほか、パウンドケーキやマフィンなど自家製焼き菓子のほかホットドック、サンドイッチなどの軽食が並ぶ。開店直後に登場するずっしりとした「バナナブレッド」は即売り切れてしまうほどの人気メニューだ。

窓際のカウンター席は、贅沢なチルアウトスポット。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉と、公園の四季折々の自然を堪能できる。音楽に精通した店主が時間に合わせてレコードをセレクトしているので、店内の音楽にも注目してみてほしい。心地良い音に身を委ねながらコーヒーを味わってみよう。

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  • 駒沢大学

駒沢公園に足を踏み入れるとすぐに出迎えてくれる、オアシスのような存在のカフェ。公園の緑を間近に臨む絶好のロケーションの同店には、毎日のジョギングや散歩がてら訪れるリピーターも多く、ローカルな雰囲気が魅力だ。

温かみのある木目調の店内では、彩り鮮やかなコブサラダや「ヴィーガンバーガー」、完全菜食のスイーツなど、西海岸にインスパイアされたヘルシーコンシャスなフードが堪能できる。

おすすめは、早起きして食べに行きたい朝食メニューとスムージー。健康志向の女性にもうれしい「ヴィーガングラノーラバープレート」とともに、野菜とフルーツたっぷりのドリンクを味わえば、心もカラダも満ちていくこと間違いなし。シラスを使った「シグネチャーピッツァ “KAMAKURA”」をはじめ、人気のピザメニューは同店でしか味わえない限定メニューなので忘れずに。

  • ティールーム
  • 汐留
  • 価格 1/4

閑静な浜離宮恩賜庭園内にある茶室。ここの特徴は、なんといっても潮入の池の上にある絶好のロケーションだ。陸地からは風情ある木製の橋でつながっており、美しい庭園の穏やかな風景を眺めながら、泡立てたばかりの抹茶と和菓子を味わえる。

店内は畳張りで、靴を脱ぎ、赤い毛氈(もうせん)の上に座るくつろぎの空間。天気が良い日は、外のベンチに腰かけて甘味を満喫すれば、心安らかなひとときが過ごせるだろう。

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  • 日比谷
  • 価格 2/4

創業1945年のこの店は、おそらく日本で最初のガーデンレストランだろう。日比谷公園内の第一花壇近くに店を構え、緑に囲まれたテラスで爽やかな一杯を満喫できる。フードは、西洋料理と東南アジア料理の影響を受け、フィッシュ&チップスからフムスまで多様なメニューをそろえる。

たいていは19時から21時の間に閉店するが、季節によって閉店時間は変動することを覚えておこう。

  • ベジタリアン料理
  • 代々木八幡

埼玉県日高市に本社を構える、オーガニックベジタリアン食品の輸入卸販売会社アリサンによる東京初出店カフェ。「東京の新しいサスティナブル交流拠点」をテーマに、人と人がオーガニックにつながる楽しさを 「よりカジュアルに」「東京らしい形で」提案する。

1階のカフェでは、作り手の思いと素材そのものの良さを引き出したベジタリアンやビーガンメニューが朝から夕方まで楽しめる。ランチのおすすめは、日高にある「アリサンカフェ」の人気ナンバーワンメニューである「ベジバーガープレート」(1,600円、以下全て税込み)。ひきわり小麦の香ばしい味わいが特徴のパテを季節の野菜と一緒に食べよう。

このほか、モーニングに提供する「ピーナッツバタートースト」(600円)も見逃せない。アリサンのシグネチャー商品である「有機ピーナッツバタークランチ」のコクと風味豊かなバナナをトッピングしたオーブントーストだ。

併設するショップでは、クッキーやマフィンなどのオリジナルビーガンベイクドスイーツ、コンポストやステンレスストローなど、アリサンが厳選したサステナブルなアイテムが購入できる。

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  • カフェ・喫茶店
  • 新宿三丁目

周りの景色とシームレスにつながるロケーションを生かし、天井と軒先が連続するよう設計された建築が目を引くスターバックス コーヒー 新宿御苑店は、芝生がゆったりと広がる風景式庭園の脇にあるカフェだ。公園の風景を借景として取り入れられるよう計算された店内では、コーヒーを片手に季節とともに変わりゆく美しい自然を堪能できる。

自然素材、再生素材を利用した温もりのある空間づくりはこの店舗ならではの特徴。多摩産のスギ材とヒノキ材を利用したコミュニティーテーブルをはじめ、近年の未利用の国産木材増加という問題に着目し、外壁や天井、バーカウンターなど、店舗の随所に国産木材を使用。日本の各地域の象徴となる場所に建つ、ローカルのデザインエレメントを織り込んだ「スターバックス リージョナル ランドマーク ストア」の一つ。ぜひ訪れてほしい店舗である。

  • 渋谷

渋谷区立北谷公園内ににあるブルーボトルコーヒー。公園への出店は世界初、緑に囲まれ風が気持ち良く通り抜ける空間で、上質な味わいのスペシャルティコーヒーを提供する。

料理家の副島モウが監修したブランチプレートや、後藤裕一と仲村和浩によるパティシエユニットTangentes(タンジェント)をアドバイザーに迎えて開発されたチーズケーキなどのメニューは、いずれもコーヒーとの相性が抜群だ。

店芦沢啓治建築設計事務所が担当した空間デザインと、カリモク製のチェアなどのインテリアにも注目したい。落ち着いた環境で心も体もリフレッシュしよう。

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  • ショッピング
  • ベイカリー・パン屋
  • 日本橋

日本橋小舟町にある堀留児童公園に隣接したソイル 日本橋(SOIL Nihonbashi)の1階にあるカフェベーカリー。アメリカの有名ベーカリーでの経験がある夫婦が監修し、サワードウブレッドをはじめとした天然酵母のパンを提供する。12時からは焼きたてのパンも登場するので必見だ。

クリーミーなチーズと爽やかなユズやミントがマッチした「自家製リコッタチーズとレモンカードのトースト」や、「ピーナツバターと蜂蜜、坊津の塩のトースト」といったオープンサンドイッチもおすすめだ。ほかにも、オーガニックな料理やナチュラルワイン、環境に配備したコーヒーなどが味わえる。

店は大きなガラス張りの窓が配され、隣接した堀留児童公園の一部と化している。窓際にはケヤキの大木で造られたテーブルが設置してあるほか、ペット可の席やキッズ用の席も完備。ゆったりと木々を眺めながら、自然や公園を拡張したような空間を満喫してほしい。

  • カフェ・喫茶店
  • 九段下

皇居外苑の北の丸公園内にある休憩施設が生まれ変わったカフェ。席数は店内に84席、ペット連れも利用可能なテラス席を24席用意。毎日店舗のキッチンで焼き上げる、ローマ発祥の四角い「ピッツァ・アル・タリオ」が看板メニューだ。

このほか、自家製サンドイッチやカレー、ロコモコなどの食事メニュー、季節のフルーツを使ったデザート、ソフトクリームなども揃う。無添加食材を利用したメニューやビーガンメニューもある。 

京都の日本最古のコーヒー店といわれる「放香堂」のコーヒーをはじめ、オリジナルドリンク、イタリアビール「ペローニ」など、飲み物のラインアップも豊富だ。 飲食メニューは全てテイクアウト可能なので、公園内を散策しながら楽しむのもいいだろう。

緑豊かな場所で過ごしたいなら……

  • Things to do

渋谷区初のPark-PFI公園(飲食や売店などの施設を設置し、その収益で環境を整備する公園)としてリニューアルオープンした渋谷区立北谷公園。渋谷公園通りの北側に位置するこのスポットには、2021年4月1日のオープン以降、多くの人が足を運び、ゆったりとした時間を過ごしている。「-YOUR CANVAS PARK- 公園で描く自分色」をコンセプトとした空間を、これから存分に満喫するための5つの方法を紹介する。

  • カフェ・喫茶店

数えきれないほど多くのカフェが存在する東京。もちろん、行きつけの一軒を持っている人も多いだろう。

目当てのドリンクやフードを味わう、友人とおしゃべりを楽しむ、ちょっとした作業をする……。カフェに行く目的は人それぞれだが、「癒やされに行く」というのもまた一つの選択肢。ここでは、一人でゆったりと過ごしたくなるような植物のあふれるカフェを5つ紹介する。

話題のホテルにあるコーヒーショップに、一人の読書時間を堪能するのにうってつけのカフェ、はたまた奥多摩の大自然を背景に優雅なひとときを過ごせる一軒など、同じ植物でもそれぞれに個性の際立つ5軒をラインアップ。普段とは一味違ったカフェ時間を楽しんでほしい。 

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  • Things to do

近年盛り上がりを見せる野外で楽しむアウトドアサウナ。フィンランド式のテントサウナから、木屋の中で蒸気に包まれるイグルー式、自ら火をおこすなどそのスタイルは多様だ。今回は、そんなアウトドアサウナを楽しめるキャンプ場を東京近郊に絞って9つ紹介する。自然の中で、心と体を「ととのえる」極上のひとときを堪能しよう。

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  • ストリートフード

新しい時代のソーシャル屋台とも言うべきフードトラックを、店舗営業するレストランの移動できるサテライトとして機能しているもの、完全に独立して活動しているものなどを紹介する。いずれも、並んででも試してみる価値があるだろう。

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