ハイブランドや呉服店、高級レストランなどが立ち並ぶ銀座は、昔から優雅な大人の街だ。ここ2、3年で新しい商業施設やホテルがオープンし、少し街の雰囲気は変わってきた面もある。ここでは、新店やカジュアルに楽しめる飲食街、夜に味わえるケーキ屋、バックバンド付きのカラオケなど、夕方から早朝まで楽しめる銀座のスポットを紹介する。
朝5時まで営業する音楽バー。音楽プロデューサーの小林武史と大沢伸一、コーヒープロデューサーの鳥羽伸博が手がけた。ロックやジャズ、ニューウェーブ、テクノ、映画音楽など、3000枚以上のアナログレコードや、ハイエンドなサウンドシステム(タンノイやマッキントッシュなど)を導入している、音楽好きの大人が集う場所だ。レギュラーイベントの『歌謡ナイト』で懐メロに浸るのもいい。
歩き疲れた足を休めたくなったら、江戸時代にオープンした銀座中央通りにある老舗の銭湯に行こう。天井が高く、贅沢な造りの浴場は開放感満点。日本で指折りの絵師である中島盛夫によるペンキ絵は、女湯が富士、男湯が赤富士と描き分けられている。鯉が描かれた九谷焼のタイル絵も見事だ。浴槽は2種類で、片方がぬるく、もう一方が熱くなっている。ぬるい方の浴槽でも42度ほどあるので、長湯のしすぎには注意してほしい。
鉄道模型を眺めながら本格的なアルコールが楽しめるバー。バーカウンターには、昭和の銀座を再現したエリアや『銀河鉄道の夜』をイメージした独創的なジオラマなどが設置され、新旧様々な鉄道モデルが走行する。鉄道好きは、手始めにオリジナルの鉄道カクテル『山手線〜E235系〜』『こだま〜151系〜』で乾杯しよう。
夜の銀座を知りたいなら……
夜の街を歩くなら……
年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。近年では『東京オリンピック・パラリンピック』開催に向け、ホテルやホステルが増え、新店も次々にオープンしている。特集では、夕方から深夜にかけて訪れてほしい浅草のスポットを8つ紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、夜の浅草探検に出かけよう。
Discover Time Out original video