夜の銀座ガイド

夕方から早朝まで銀座の夜の過ごし方

Mari Hiratsuka
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Mari Hiratsuka
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タイムアウト東京 > ナイトライフ> 夜の銀座ガイド

ハイブランドや呉服店、高級レストランなどが立ち並ぶ銀座は、昔から優雅な大人の街だ。ここ2、3年で新しい商業施設やホテルがオープンし、少し街の雰囲気は変わってきた面もある。ここでは、新店やカジュアルに楽しめる飲食街、夜に味わえるケーキ屋、バックバンド付きのカラオケなど、夕方から早朝まで楽しめる銀座のスポットを紹介する。

加藤牛肉店
  • レストラン
  • 日本料理
  • 銀座

美食が集まる銀座だが、夜に行きたいのは加藤牛肉店。22時ラストオーダーで、遅い時間でも上質な肉を楽しむことができる。メニューは、1万7,000円からのコースのみ。提供される肉は、キメが細かく旨味が濃厚な山形牛の処女牛だけを使用している。コースは、自家製コンビーフから始まり、サーロインとフィレ、ランプが盛られたステーキ、ハンバーグなど肉づくしの計7品。アラカルトメニューから選べる、カジュアルな雰囲気の渋谷店もおすすめだ。

ギンザ ミュージック バー
  • ナイトライフ
  • 銀座

朝5時まで営業する音楽バー。音楽プロデューサーの小林武史と大沢伸一、コーヒープロデューサーの鳥羽伸博が手がけた。ロックやジャズ、ニューウェーブ、テクノ、映画音楽など、3000枚以上のアナログレコードや、ハイエンドなサウンドシステム(タンノイやマッキントッシュなど)を導入している、音楽好きの大人が集う場所だ。レギュラーイベントの『歌謡ナイト』で懐メロに浸るのもいい。

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  • ヘルス&ビューティー
  • 銀座

歩き疲れた足を休めたくなったら、江戸時代にオープンした銀座中央通りにある老舗の銭湯に行こう。天井が高く、贅沢な造りの浴場は開放感満点。日本で指折りの絵師である中島盛夫によるペンキ絵は、女湯が富士、男湯が赤富士と描き分けられている。鯉が描かれた九谷焼のタイル絵も見事だ。浴槽は2種類で、片方がぬるく、もう一方が熱くなっている。ぬるい方の浴槽でも42度ほどあるので、長湯のしすぎには注意してほしい。

ウエスト銀座本店
  • ショッピング
  • ギフト&お土産
  • 銀座

外堀通り沿いにある喫茶店の銀座ウエストは、夜にケーキが食べられるとっておきのスポット。1947(昭和22)年にレストランとして創業した当時から、多くの人に親しまれてきた。背筋が伸びるような上品な店内には、昭和20年代に演奏されていたSP盤クラシックレコードがぎっしりと並んでいる。おすすめは繊細なパイにカスタードが挟まれた『ミルフィーユ』(写真)。カスタードクリームをアイスに変更できるという、裏メニューも存在する。

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カラット
  • Things to do
  • 銀座

生演奏で歌うことのできるカラオケ店カラット。バックバンドを従え、最大50人のオーディエンスを前にステージ上で歌唱するという、普段のカラオケとはひと味違った経験ができる。リクエストに応え、どんな曲でも生演奏してくれるそう。普通のカラオケで満足できない人は足を運んでほしい。

ルパン
  • バー
  • 銀座
  • 価格 2/4

怪盗アルセーヌ・ルパンに由来するバールパンは、銀座の伝説だ。1928年に泉鏡花や菊池寛など、日本を代表する多くの文豪の支援によって開店。昔ながらの面影を残す店内には、太宰治など常連作家たちの写真が飾られ、歴史と文化を感じられる。オーダーに迷ったら、ルパン自慢の『辛口モスコミュール』(1,200円)をまず頼むのもいいだろう。チャージは800円で、銀座のオーセンティックバーの中でも金額的には行きやすいバーのひとつだ。

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  • ステージ
  • 東銀座

銀座のシンボルとして親しまれている歌舞伎座。1889年に開場した、120年以上の伝統が受け継がれる「歌舞伎の殿堂」だ。老朽化のため、2013年に隈研吾が設計を手がけ新開場。ライトアップ(18時〜)も同年からスタートした。記念写真を撮ってから、銀ブラを始めるのもいいかもしれない。

ギンザ シックス
  • ショッピング
  • 銀座

2017年にオープンした、銀座エリア最大級のショッピングモール。海外高級ブランドが路面を彩り、アートのある生活をコンセプトにした銀座蔦屋書店や、ブティック形式の大型コスメフロアのほか、渋谷から移転した観世能楽堂も併設されている。夜に訪れたなら、ダイニングフロアでまずは腹を満たそう。焼肉山水でプレミアムビーフを味わったり、銀座大食堂で天ぷらや寿司などバラエティ豊かな日本料理を味わおう。

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銀座 コリドー街
  • ナイトライフ
  • 銀座

近年では、ナンパの名所としても名を馳せるコリドー街。特に金曜の夜は、仕事帰りの男女で賑わっている。国際色豊かな飲食店が連らなる約400メートルほどの通りには、創業100年をこえる鰻屋の大和田や、洒落た南米料理店トロ トーキョー、火鍋が名物の天丹、本格フレンチが味わえるバルヴァプールなどが並び、店選びに悩むことは必須だ。

バー銀座シュッシュッポポン
  • ナイトライフ
  • 銀座

鉄道模型を眺めながら本格的なアルコールが楽しめるバー。バーカウンターには、昭和の銀座を再現したエリアや『銀河鉄道の夜』をイメージした独創的なジオラマなどが設置され、新旧様々な鉄道モデルが走行する。鉄道好きは、手始めにオリジナルの鉄道カクテル『山手線〜E235系〜』『こだま〜151系〜』で乾杯しよう。

夜の銀座を知りたいなら……

銀座で粋に過ごす夜
  • ナイトライフ

銀座に着物専門店を3店舗構える銀座もとじの代表取締役社長である泉二弘明(もとじ こうめい)は、1979年から東京で最も華やかなエリアで生きてきた。1日も休むこと無く働き、多忙な日々を送っている泉二に、銀座で夜に訪れるスポットを聞いてみた。どれも必見の場所だ。 

夜の街を歩くなら……

夜の門前仲町ガイド
  • Things to do

夜の門前仲町は面白い。江戸時代からの情緒が残るこの下町は、富岡八幡宮や深川不動尊など寺社があることから、昼間は家族連れや観光客で賑わっている。一方、夜になれば、小道に並ぶ無数の居酒屋やバー、小料理屋に明かりが灯り、昼とは違う顔を見せる。良心的な価格で旨い酒や料理が味わえる店が多いことが特徴的で、酒やグルメ好きが集っている。特集では、夕方からのはしごに最適なスポットを紹介する。

  • ナイトライフ

年間約5,000万人もの旅行客が訪れる、人気観光地の浅草。19時を過ぎれば、商店街にはシャッターが下り、観光客もまばらになりガランとした雰囲気が漂い始める。近年では『東京オリンピック・パラリンピック』開催に向け、ホテルやホステルが増え、新店も次々にオープンしている。特集では、夕方から深夜にかけて訪れてほしい浅草のスポットを8つ紹介。美しくライトアップされた浅草寺を横目に、夜の浅草探検に出かけよう。

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