1969年に開園した国内初の野外美術館が彫刻の森美術館だ。箱根湯本駅から箱根登山電車で40分ほどの場所にある。約7ヘクタールもの広大な芝生の庭園に、ロダンやミロなど、世界的な巨匠の名作約120点が散りばめられているほか、屋内ではピカソの作品を常設展示している。
フランソワ=ザビエとクロード・ラランヌによる「La Pleureuse」は、青い泉に横たわった巨大な石の彫刻。神秘的な雰囲気が漂う、有名な作品だ。「ネットの森」は、日本のアーティストチームが金属を一切使わずに制作した、大きなハンモックのような作品。子どもたちにも人気で、色鮮やかなネットと木の格子の造形が印象的だ。
歩き回った後は、館内の天然温泉足湯で疲れた足を癒やしてほしい。泊まりで訪れて、翌日は箱根の町を散策するのもおすすめだ。