南阿蘇村湧水群
九州北部を潤す水瓶としての役割も担う阿蘇は、「湧水」が多いのも特徴の一つだ。湧水とは、阿蘇五岳や外輪山に降った雨水が地面に染み込み、地層で自然にろ過され地下水となったものが地表へとあふれ出る水のこと。水源を訪れれば、その水の透明さにきっと驚くだろう。
南阿蘇村には11の湧水池から成る「南阿蘇村湧水群」があるので、気になる水源を巡ってみるのもいい。中でも、ひっそりとした竹林に湧き出る「竹崎水源」や、「塩井神社」にあるエメラルドブルーの「塩井社水源」は、水源本来の美しさを感じたい人におすすめだ。水をくむための整備がされていないので水くみにはあまり適していないが、どちらも神秘的なパワーが感じられる。