日本のお辞儀は花が閉じたり開いたりしているよう
ー東京に駐在してから、日本に対する印象はどのように変わりましたか。
私の日本との出合いは、8歳の頃に読んだ本がきっかけで、その3年後に柔道を始めた時です。それ以来、日本とのつながりはずっと続いています。ですから、初めて日本を訪れた時も、「知っている場所に来た」と感じたほどです。
しかし、予想していなかった多くの良い発見がありました。特に、礼儀を重んじる雰囲気には驚かされました。日本には美しい寺院や高度な技術などがありますが、それらはほかの国にもあります。
日本を特別な場所にしているのは人々であり、その礼儀正しさと柔軟さなのです。日本で初めてお辞儀をしている人を見た時、花が閉じたり開いたりしているようだと思いました。また、日本の日常的な特徴として、一つ一つの動作にこだわりを持っていることにも驚かされます。
日本に来る前、私は中国に6年間滞在していました。この地域を訪れた時は、新しい惑星を発見したような気分でした。それは、主に漢字文化のため、異なる考え方を持っている点です。
私にとっては新たな発見であり、後に大好きなものへと変わりました。日本ではさらに興味深いことに、漢字と一緒に(仮名やローマ字などの)表音文字が使われていて、それが人々の思考の組み立て方に影響を与えています。これは私にとって非常に興味深いことです。