サニー ボーイ ブックス(SUNNY BOY BOOKS)
「古本、新刊、ZINEが詰まったすてきなお店です。ギャラリースペースもあり、僕も個展でお世話になりました。作品も扱っていただいています!」
2013年6月、学芸大学駅近くの住宅地にオープンした本屋。「本棚を読まれるような本屋」を目指し、料理やライフスタイル、絵本、コミック、海外文学、詩集、思想など、幅広いジャンルを扱う。
タイムアウト東京 > Tokyo Insider > Tokyo Insider #15 カナイフユキ
東京で活躍するクリエーターやアーティストの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。今回は、イラスト、コミック作家として、また文筆家として活躍するカナイフユキが登場。
カナイがZINEを作り始めたのは2014年からだと言う。柔らかな色彩とアンニュイな表情のイラスト、作者自身が投影された物語が話題を呼び、2019年末には、これまでに発表された3作をまとめた『LONG WAY HOME』を刊行している(2015年から2017年にかけて制作した『HOME』『WAY』『LONG』に加筆を加えた合作。オンライン購入はこちらから)。
自身の物語を、また社会の狭間にある問題を、作品とともに喚起しアーティストとして活躍を広げる彼に、東京でおすすめのショップを聞いてみた。
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サニー ボーイ ブックス(SUNNY BOY BOOKS)
「古本、新刊、ZINEが詰まったすてきなお店です。ギャラリースペースもあり、僕も個展でお世話になりました。作品も扱っていただいています!」
2013年6月、学芸大学駅近くの住宅地にオープンした本屋。「本棚を読まれるような本屋」を目指し、料理やライフスタイル、絵本、コミック、海外文学、詩集、思想など、幅広いジャンルを扱う。
イレギュラー リズム アサイラム(Irregular Rhythm Asylum)
「DIY精神にあふれたインフォショップです。パンク、アナキズム関連書籍のほか、世界各国のZINEも充実。リソグラフ印刷機も!」
新宿御苑前駅から徒歩5分ほどにある、2004年に開店したインフォショップ。店舗には展示やイベントスペースがあり、オンラインショップでも購入は可能。置いているものは全て人種差別、クィア、フェミニズムなど、あらゆる問題に向き合うための、濃いラインナップがそろう。
RYUSEN112
「クィアフレンドリーなビーガンカフェです。イベントスペースとして、上映会やブックフェアなども開催しています。見た目にもおいしいカレーが名物!」
動物性の食品を使わないベジカフェと、イベントスペースとして浅草エリアにオープン。ジェンダーやフェミニズムなどに関する書籍がおいてあり、クィアや周縁化された人たちが内装工事なども自分たちで手がけ、運営している。
早春書店
「言論ユニット TVODのコメカさんが店主を務める書店です。『新たな形の社交の場』という趣もあり、足を運ぶ価値ありです!」
国分寺駅から徒歩5分ほどの場所にある古書店。オープンは2019年3月と比較的新しいが、学生や住民たちなど本が好きな人たちが訪れるハブスペースとして、国分寺の街に馴染み深い本屋となっている。
イラストレーター、コミック作家。エッセイなどのテキスト作品や、それらをまとめたジン(ZINE、個人出版物)の創作も行っている。
作品集『LONG WAY HOME』がSUNNY BOY BOOKSから発売中。
東京で活躍するアーティストやクリエーターたちの行きつけの店を紹介する『Tokyo Insider』。普段の活動からは見えてこない、彼らの知られざるこだわりを知ることができるだろう。不定期更新。
新型コロナウイルスの影響下、どのように過ごしているだろうか。外出自粛が明けたとはいえ家にいる時間が長い日々もまだしばらくは続くだろう。そんな日々を楽しむため、イラストレーター、コミック作家として活動するカナイフユキにおすすめのドラマを聞いてみた。 テーマは「LGBTQ+の歴史に触れる」。2020年6月現在、Netflixで配信しているオリジナルドラマを中心に、U-NEXTやGoogle Playで観られる映画もセレクト。この機会にぜひ鑑賞して、感じたことを教えてほしい。
6月がプライド月間(Pride Month)と称されるようになった発端を、聞いたことはあるだろうか。1969年6月28日、ニューヨークのゲイバー『ストーンウォール・イン』(Stonewall Inn)で度々起きていた警察の踏み込みに対し、同性愛者やトランスジェンダーの人々が立ち向かい、五日間におよぶ暴動に発展した(*1)。それをきっかけに、同性愛者をはじめとするLGBTQ+の人たちが、自らの権利について声を上げ始めた(声を上げやすくなった)ことに由来し、6月をプライド月間と呼ぶようになった。 今回は苦境の中で立ち上がった先人たちに敬意を表し、そしてプライド月間を祝し、クィアを入り口に「学び」を得られる場所をクィアスポットとして、いくつか紹介する。黒人差別をはじめ、あらゆる差別と暴力の歴史について、ともに学ぶ機会となることを願って。
クラブイベントには珍しく、参加者の多くが女性というパーティーが渋谷の青山蜂で開催され、話題を集めている。2019年9月13日(金)に4回目の開催を迎える『Wife/WAIFU(ワイフ)』は、「ジェンダー、セクシュアリティ、人種、年齢などにかかわらず、オープンで他者と寄り添う気持ちのあるさまざまな人が安心して楽しめるセーファースペースを、参加者とともに作り上げていくこと」をテーマに据え、トランスジェンダー女性を含めた女性を軽視するような行為、および人種差別的な行動には即刻退場を求めるポリシーを掲げている。 社会のさまざまなところでジェンダーバランスの不均衡が問題視される昨今、音楽シーンもまた例外ではいられない。大規模の音楽フェスティバルでも男性の出演者が圧倒的に多いなかで、このパーティーのオーガナイザー5人全員が女性であることは大きな特徴だ。今回タイムアウト東京では、社会の現状に対するカウンターとして自分たちの居場所を作り出したオーガナイザーたち、美術家で海外展示のため不在のミドリ(Midori Morita)を除く、ローレン(Lauren Rose Kocher)、エリン(Elin McCready)、アサミ(Maiko Asami)、リサ(Lisa Tani)に話を聞いた。
ZINE(ジン)は、個人または少人数のグループによって自主的に制作される少部数の出版物のこと。諸説あるが、1950年代にアメリカの詩人たちがオリジナルの詩集を制作したのがはじまりと言われ、1990年代には、西海岸のサーファーやスケートボーダーを中心に流行した。現在では、アート出版に特化した日本初のブックフェア『TOKYO ART BOOK FAIR』の開催などにより、日本でも多くの人が作品づくりをするようになった。この自由なプラットフォームは、アーティストに限らず、個人の日頃の何気ない思いをつづった作品から名刺代わりにまで、表現方法が広がっている。特集では、東京のZINEショップを紹介する。
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