2014年10月、神宮前に移転してリニューアルオープンした。青山にあった店舗よりも広く、居心地がよくなった。新刊、既刊にこだわらず、国内外の広いネットワークをいかして集められた本は、カルチャー好きならずとも見入ってしまうほど真心の込もったものばかり。なかでも、クリエイターの自主出版本、ZINEの品ぞろえは日本一と言っていいほどで、外国のファンも多数訪れるとか。展覧会をすることもあるので、店内のフライヤーは要チェックだ。
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ZINE(ジン)は、個人または少人数のグループによって自主的に制作される少部数の出版物のこと。諸説あるが、1950年代にアメリカの詩人たちがオリジナルの詩集を制作したのがはじまりと言われ、1990年代には、西海岸のサーファーやスケートボーダーを中心に流行した。現在では、アート出版に特化した日本初のブックフェア『TOKYO ART BOOK FAIR』の開催などにより、日本でも多くの人が作品づくりをするようになった。この自由なプラットフォームは、アーティストに限らず、個人の日頃の何気ない思いをつづった作品から名刺がわりにまで、表現方法が広がっている。特集では、東京のZINEショップを紹介する。