ガレーラ フードマーケット 立川
Photo: Kisa ToyoshimaGalera Food Market Tachikawa
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立川でしかできない5のこと

隈研吾設計カフェ、オーベルジュなど進化する「ハイローカル」な街へ

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5月上旬はネモフィラの花が咲き誇るなど季節ごとに見どころがあり、都内から多くの人が集まる「国営昭和記念公園」がある駅として有名な街、立川。「イケア 立川」があるほか、映画好きなら、爆音上映を世に広めた立役者である「シネマシティ」もよく知るところだろう。

2020年には大型ライブハウスを併設した未来型の文化都市空間「グリーンスプリングス」が誕生し、一気にあか抜けた感もある。その進化は2023年もとどまるところを知らない。

ここでは、近年急速に盛り上がりを見せている立川の中でも、ホットなスポットを5つ紹介しよう。アート、憩い、食、ショッピングといずれもローカルな魅力を残しつつも、ハイクオリティーな場所ばかり。ぜひ「ハイローカル」な街を探索してほしい。

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オカカフェ

「国営昭和記念公園」の「みんなの原っぱ」の東側にあるカフェ。「国立競技場」をはじめ、木材を生かした建築を手がける隈研吾建築都市設計事務所がデザインした。外観は、多摩産材を利用した木組みがあしらわれている。

店内では、パンやソフトクリーム、オリジナルコーヒーなどが楽しめる。一番人気は、選べる2種のブランチメニュー(14時30分L.O.、季節によって変動)で、焼きたてのサザコーヒーがメニュー開発を行った「オカブレンド」はコロンビア、モカ、グアテマラの豆をブレンドしたもので、自然豊かな公園をイメージしたという。

天気の良い日は、テラス席でピクニック気分を味わおう。

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PLAY!

グリーンスプリングス内にある、美術館や子どもの遊び場を中心とした複合文化施設。「プレイミュージアム」では「絵とことば」をテーマに、絵本や漫画などの展覧会が楽しめるほか、「プレイパーク」では、身近な素材でできた遊具を使ったワークショップや、親子で参加を楽しめるプログラムなどが実施される。

2023年7月9日(日)までは、詩人の谷川俊太郎が手がけてきた絵本の展覧会「谷川俊太郎 絵本★百貨展」が開催している。

ミュージアム、ショップ、カフェの営業時間は期間により異なるため、訪れる際は公式ウェブサイトで確認してほしい。

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スーパーペーパーマーケット

さまざまな「紙」にまつわるプロダクトを販売するマーケット型ショップ。取り扱うのは、文具や生活雑貨、アクセサリー、玩具、アパレルと幅広い。さまざまな紙の特色や素材感を生かしたクリエーティブなデザインのものが多く、生活に刺激を与えてくれるアイテムばかりだ。

運営するのは、立川に本社を持ち、紙の加工・印刷などを行う福永紙工だ。1963年創立の老舗企業である。同社は2006年から、デザイナーやアーティスト、建築家など50組ものクリエーターと協同して、オリジナルの紙製品を手がけてきた。代表的な商品である「空気の器」や「テラダモケイ」などは、都内のミュージアムショップなどで目にしたことがある人もいるだろう。同店では約300アイテムにおよぶ福永紙工の全製品が揃う。

このほか、「SLAM DUNK」の公式グッズを展開するプロジェクト「イノウエバッジ店」のポップアップショップも見逃せない。

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ガレーラ フードマーケット 立川

立川屋台村パラダイス(通称、ヤタパラ)の跡地にできたガレージ風のフードマーケット。立川をはじめ、吉祥寺や中野など立川周辺の人気飲食店の新業態や新店など10店舗が出店している。

店名はポルトガル語で「群衆」「集まり」の意味。タコス、ビストロ、焼き鳥、寿司、おでん、ちゃんぽんなどの充実したフードのほか、コーヒーショップ、自然派ワイン、クラフトビールなども楽しめる。

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オーベルジュ ときと

食房、茶房、宿房から成る複合施設。「心身の回復」をテーマに、料理人が全てのサービスを行うのが大きな特徴だ。

食房では総合プロデューサー兼総料理長の石井義典が腕を振るう。主要な食材は料理人自ら生産者の元へ足を運び、調達。食材のおいしさを追求した日本食の真の豊かさが味える。

16席ある茶房は、目黒区碑文谷にある「茶方薈(Saboe)」が監修。地域や風習、時代、製法によって多彩に進化した日本の文化を現代的に解釈し、独自に発展させた茶を提供する。ティータイム、バータイムで利用可能だ。

宿房は全4室。各部屋に地下1300メートルからくみ出した温泉かけ流し露天風呂が付く。一流のサービスを料理人自らが届けるからこその、究極のくつろぎが得られるだろう。

東京の都市を探索する……

  • Things to do

中央線の国分寺駅と立川駅の中間にできた駅という意味で、両駅から1字ずつ取って名付けられたのが国立市の由来だ。南口には一橋大学国立キャンパスがあり「大学通り」の桜並木は都内の名所としても知られ、春には多くの人でにぎわう。

手話で接客を行うスターバックスのサイニングストア「nonowa国立店」がある町としても名高い。魅力的な独立書店やカフェ、バー、雑貨店、ギャラリーなども多く存在しており、豊かな文化を育んできた町だ。ここでは、中でもユニークなヴェニューを5件紹介しよう。ぜひ散策を楽しんでほしい。

  • Things to do

東京23区外ながら都内屈指の人気を誇る街、吉祥寺。ハモニカ横丁、中町通りを筆頭に個性的なアーケードが駅前にある。グルメなら、かき氷やカレー、喫茶店、メンチカツなどの名店があるほか、知る人ぞ知る注目店が常に誕生しており、話題に事欠かない。

「サブカル路線」こと中央線沿線のためか、3つの映画館、多くの音楽ヴェニュー、独立書店などがあり、文化的なアクセスポイントが多い。さらに、駅から10分歩けば、総面積43万平方メートルほどの巨大な「井の頭恩賜公園」が広がっているのも大きな魅力の一つ。春は桜が咲き誇り、多くの花見客で街全体が活気づく。

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絶大な人気を誇る吉祥寺の隣にある街、西荻窪。土曜日や日曜日になると快速電車は通過してしまうし、大きな商業施設やシネマコンプレックス、さらにはスターバックスもない。しかし、そういったものがないからこそ、西荻窪は良いのだ。

個人経営の店が多いため人と人との繋がりを感じられたり、ゆったりと流れる時間が人に合わせる必要はないと物語っていたり、生活感が滲み出ていたりと、この街は「西荻窪」という個性をしっかりと持っている。そして、その個性があることによって、ディープな店や面白い店がとても多いのだ。

ここでは、一度食べたら忘れられないカツ丼からトキメキがたっぷり詰まったショップ、時代を飛び越えられるような老舗の喫茶店、看板猫やフクロウと酒が飲める居酒屋、21時からオープンするリサイクルショップなど、西荻窪で足を運びたい20のヴェニューを紹介する。

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東京23区の中でも、特に個性的な区として名高い杉並区。「アニメタウン」としても知られ、ガンダムの生みの親サンライズ社をはじめとする、約70の制作スタジオを有している。杉並アニメーションミュージアムの存在は、アニメ産業が区の経済の柱を担っていることの証だ。

また、商店街に活気があるのもこの区の特徴。多くの駅前に、それぞれ独特の色合いと雰囲気を持った商店街が存在している。本ガイドでは、クールな高円寺を中心に、阿佐ヶ谷と荻窪、西荻窪の面白いヴェニューを紹介。まずは各エリアの概要から見てみよう。

高円寺:アングラウンドな音楽シーンと、ヒップな飲食店やバーが立ち並ぶことで有名なエリア。8月に開催される阿波踊りの祭りは東京一。1年を通して「東京で最もクールな界隈」と自称している。


阿佐ヶ谷:カウンターカルチャーが花開いた1960年代以降、さまざまなサブカルチャーのコミュニティがこの街を本拠地に選んできた。現在は、多くのアニメスタジオが集まることで知られる。毎年、ジャズフェスティバルが開催されるなど、洗練されたエンターテインメントシーンでも名高いエリア。


荻窪:東京でラーメンツアーをやるなら、このエリアを見過ごすわけにはいかない。東京で最高のラーメン店のいくつかがこの街に店を構えている。歴史と文化の街としても知られ、大正から昭和にかけて多くの文化人たちに愛された。

西荻窪:杉並区の西の端に位置するこの静かな街では、風変わりな古道具店やスローな喫茶店、高級マンション、安い居酒屋などが奇妙に同居し、探索に飽きることがない。 

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