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Photo by 今田耕太郎
Photo by 今田耕太郎

三田でしかできない5のこと

ナポリのローカルフードが楽しめるレストランや、文化財カフェ、新感覚の温浴施設など

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タイムアウト東京 >ご近所ガイド> 三田でしかできない5のこと

江戸時代は大名屋敷や御家人の屋敷が並び、今でも風光明媚な土地として知られ、さらに学生街・ビジネスの中心地でもあり、活気溢れる現代的な街という一面も持つ三田エリア

ここでは、国の重要文化財の建物の中にあるカフェや、非日常が味わえる新感覚の温浴施設など、一風変わった店を紹介しよう。この記事を片手に、バリエーション豊かな三田の街を散策してみては。

  • 田町

ナップディ

ナポリで有名な人気YouTuber、「DiCoprio」がオーナーシェフを務めるナポリ名物「ピッツァフリッタ」の店。ピッツァフリッタとは、ピザ生地に具材を包んで揚げた「揚げピッツア」だ。ナポリのローカルフードとして知られており、南イタリアでは、気軽に食べられている。

ナポリのシンボルカラーでもあるブルーが目を引く店内には、多くのイタリア人、訪日外国人が集まっており、まるで本当にナポリに来たかのようなインターナショナルな雰囲気である。

ピッツァフリッタは、「マリナーラ」「ディアボラ」「ナポレターナ」の3種を用意。ピザやパスタがあるほか、ナポリの伝統的なパスタコロッケ「フリッタティーナ」や、ドルチェの「ナポリドーナツ」も評判だ。食後は、濃い目に淹れたナポリ流エスプレッソ、「CAFFÉ NAPOLETANO」で食後を締めれば大満足だろう。

素材、そして水分量や発酵時間まで現地の職人に教わり、小麦、塩、イーストからできる生地などできるだけイタリア、ナポリの食材にこだわり、本場の「いいとこ取り」をしたというピッツァフリッタをぜひ一度、味わってみてほしい。

  • カフェ・喫茶店
  • 田町

カフェ八角塔

慶應義塾大学三田キャンパス内に、1912(明治45)年に建てられたゴシック様式の壮麗な建物、図書館旧館がある。国の重要文化財に指定されたこの建物の一階に2021年8月、オープンしたのが、「カフェ八角塔」だ。店内にはドレープの美しいカーテンやドイツ製ビンテージの椅子、三越製作所製の上質なテーブルなどが配されている。

ここでぜひ注文したいのは、自家焙煎珈琲店「蕪木」が手がける八角塔オリジナルブレンドを使用し、サイフォンで淹れる「コーヒー」。香りがよく、透明感のある味わいが楽しめる。同じく蕪木が作るチョコレートを贅沢に使用した「チョコレートサブレ」とのペアリングも絶妙だ。

店舗はキャンパス内にあるが、一般客も利用できる(大学指定休日はカフェも定休)。建物内の一階と二階をつなぐ階段の踊り場には、空襲での焼失から復活を遂げた大きなステンドグラスが飾られている。カフェの帰りにぜひのぞいてみよう。

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  • アート
  • 田町

アルファ コンテンポラリー

慶應義塾大学三田キャンパスの東門の隣に位置するアートギャラリー「アルファ コンテンポラリー(Alpha Contemporary)」。国内外の新進気鋭のアーティストによる作品を紹介している。

作品の展示・販売ににとどまらず、国際的なコレクターやアーティストとの交流プログラムをはじめ、アートへの関心を高めるための多彩なイベントを展開。「ギャラリーdeピラティス」や、アーティストとランチボックスを広げて談話する「ギャラリーdeピクニック」などのユニークな試みを通じて、幅広い層にアートの魅力を届ける活動を積極的に行っている。

  • 田町

ワインマン ファクトリー

一見すると、田町駅前の密集した商店街にワイナリーがあるとは思えないが、狭い路地裏を歩き、2階建ての鮮やかな緑色の看板が見えたら、そこが東京が誇る日本産ワインのレストラン・ショップ・醸造所が合わさった複合店「ワインマン ファクトリー」だ。

1階にはイタリアンレストラン「アンティカブラチェリアベッリターリア(Antica Braceria Bell'italia)」があり、2階はワインショップになっている。建物脇の別館には、秋には少量生産のワインを、冬にはアップルサイダーを作るための巨大なステンレス製発酵容器が並ぶ小さな製造室がある。

ショップではワインやシードルのほか、風変わりなラベルのインディーズワインメーカーの輸入ワイン(主にイタリア産)も幅広く取り扱っている。2階にはカジュアルなダイニングスペースもあるので、チーズの盛り合わせやパスタを注文し、赤か白のグラスワインとのペアリングも楽しめる。

1階のオープンキッチンを備えたカウンターのみのレストランは、フルコースの食事を楽しみたいときに利用したい。スペシャリテには「尾崎牛の炭火焼きステーキ」や「白トリュフ風スパゲッティカルボナーラ」などがある。

主にディナータイムに営業しているが、土・日曜日と祝日のランチタイムには、3種類の選べるセットメニューを用意する。

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  • Things to do
  • 田町

90年続いた銭湯の万才湯が、サウナや『現代版銭湯壁画』を兼ね備えた新感覚の温浴施設として生まれ変わった。手がけるのは、港区を中心に飲食店やシェアハウスなどを展開する大関商品研究所だ。

同店のコンセプトは「極楽浄土」。現世と極楽浄土の狭間をイメージしたという脱衣所には、浪曲が流れている。三味線を用いた独特の節と語りはまさに非日常である。

1階は共用サウナと浴槽、洗い場。浴槽は銭湯時代から形を変えず修復しており、在りし日の雰囲気が残る。共用サウナは約20人が収容可能で、サウナストーブを取り囲んだひな壇状の造りになっている。ほうじ茶をアロマ水として使用する『ほうじ茶ロウリュ』など、心地よい蒸気でリラックスできるだろう。水風呂は16度と9度の2種類を用意した。

2階にはリラックススペースと5つの個室サウナを完備。『現代版銭湯壁画』と称された壁は、若手アーティストによる作品をプロジェクターで投影する。このほか、休憩スペースではサウナ上がりに合う『オリジナル 檸檬モヒート』などのドリンクが味わえる。

通常は男性専用だが、毎⽉0の付く⽇だけ「レディースデー」に変わるので注意しよう。

近隣の街の魅力を発見する……

  • Things to do

東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる「街ナカ」ホテル、「OMO by 星野リゾート」がコラボレーションする「新ご近所ガイドシリーズ」第4回をお届けする。

今回の舞台は、台東区・浅草。昔ながらの下町の雰囲気を残し、訪日外国人にも人気がある。浅草は大正、昭和初期にかけては、東京屈指の先端をいく街だった。東京一の興行街として活況を呈し、新しもの好きが集まった。

ところが太平洋戦争の大空襲により浅草一帯は焼土と化し、浅草寺の本堂も焼失。そんな中、途絶えていた三社祭が早くも1948年に行われ、復活ののろしが上がった。人々は再び浅草に集い、復興を果たしていく。劇場からは数々の昭和のスターを輩出するなど、にぎわいを取り戻した。

老舗が並ぶ街だが、伝統だけをかたくなに守っているわけではない。進取の意気で新しいものを受け入れて取り込み、時代と共に歩んでいる。懐かしさと新しさと、新旧の混在こそ浅草の醍醐味だろう。そんな魅力にあふれる「浅草でしかできない10のこと」を紹介していこう。

※年末年始の営業は各公式ウェブサイト、SNSで確認してほしい

  • Things to do

東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる『街ナカ』ホテル「OMO(おも) by 星野リゾート」がコラボレーション。街の見え方が変わる「新ご近所ガイドシリーズ」第2回をお届けする。このシリーズでは、地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」がすすめるローカルスポットを、タイムアウト東京が独自の切り口で紹介していく。

第2回の「ご近所」は、品川区・五反田。ソニー発祥の地であり、ビジネス街として知られている街だ。2010年代の後半からはITベンチャー企業が多数進出し、「五反田バレー」とも呼ばれ注目を浴びてきた。さかのぼれば明治時代から目黒川の水運を生かして川沿いに工場が連なり、この地は多くの労働者を吸い寄せてきた。追随するように、彼らが胃袋を満たし、憂さを晴らす歓楽街が生まれて、にぎわいを見せた。

時は令和に移り街の表情は変化したが、今も昔と変わらず、働く人に優しい街なのは変わっていない。飲んで食べて一休みして明日への活力を養ってくれる、五反田の10のスポットを紹介する。

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  • Things to do

港区・赤坂。江戸時代には大名屋敷が建ち並び、明治時代には政財界の邸宅街として発展した由緒ある街である。彼らが通った料亭街の趣が今も色濃く残っているが、近年は新たな都市開発プロジェクトが立ち上げられ、進化の動きは止まらない。きらびやかで華やかな印象を抱くが、その根っこには人と人を結ぶもてなしに満ちている。

東京各地のディープな街情報を発信してきたタイムアウト東京と、テンションあがる「街ナカ」ホテル「OMO by 星野リゾート」がコラボレーションする「新ご近所ガイドシリーズ」の第3回。このシリーズでは、地域に精通したナビゲーター「OMOレンジャー」が薦めるローカルスポットを、タイムアウト東京が独自の切り口で紹介していく。

ここでは、新旧の10のスポットを取り上げる。昔ながらの変わらない体験から異色の体験まで、個性的なヴェニューを通して赤坂ならではのもてなしに出合ってほしい。

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