※2022年4月29日オープン
90年続いた銭湯の万才湯が、サウナや『現代版銭湯壁画』を兼ね備えた新感覚の温浴施設として生まれ変わった。手がけるのは、港区を中心に飲食店やシェアハウスなどを展開する大関商品研究所だ。
同店のコンセプトは「極楽浄土」。現世と極楽浄土の狭間をイメージしたという脱衣所には、浪曲が流れている。三味線を用いた独特の節と語りはまさに非日常である。
1階は共用サウナと浴槽、洗い場。浴槽は銭湯時代から形を変えず修復しており、在りし日の雰囲気が残る。共用サウナは約20人が収容可能で、サウナストーブを取り囲んだひな壇状の造りになっている。ほうじ茶をアロマ水として使用する『ほうじ茶ロウリュ』など、心地よい蒸気でリラックスできるだろう。水風呂は16度と9度の2種類を用意した。
2階にはリラックススペースと5つの個室サウナを完備。『現代版銭湯壁画』と称された壁は、若手アーティストによる作品をプロジェクターで投影する。このほか、休憩スペースではサウナ上がりに合う『オリジナル 檸檬モヒート』などのドリンクが味わえる。
通常は男性専用だが、毎⽉0の付く⽇だけ「レディースデー」に変わるので注意しよう。