小田急線の和泉多摩川駅前商店街「リバーサイドモール」を抜けた先の路地にたたずむ「ナルトコーヒー(NARUTO COFFEE)」は、スペシャルティコーヒーと季節のマフィンを提供するロースタリーカフェ。店名は、店主の菅康平の出身地である徳島県鳴門市にちなんでおり、渦潮をモチーフにした店のロゴマークが印象的だ。
元々システムエンジニアとして働いていた菅は、「好きなことを仕事にしたい」という思いから、コーヒーの道へ。日本各地でポップアップ出店を重ね、経験を積んだ後、この地に店を構えた。
自家焙煎(ばいせん)のコーヒーは、軽やかで華やかな味わいの浅いりから、コクのある深いりまで、常時約10種類をラインアップ。菅が収集したセンスのいいレコードの音色が流れる空間に、コーヒーの香りが満ち、心地よい時間が過ごせる。
狛江エリアにはオフィスが少なく、地元の常連客が多い。気分や好みを伝えると、まるで専門医のようにぴったりの一杯を選んでくれるのも、人気の理由の一つだ。
また、店舗スタッフが手作りする季節のマフィンは、素材の風味が際立ち、しっとりした食感で食べ応えも十分。コーヒーとの相性も抜群で、人気の一品となっている。
店頭にはサイクルスタンドも設置されているので、多摩川沿いサイクリングの途中などに気軽に立ち寄りたい。