1. 杉並大宮八幡宮
    Photo: Midori Yamaoka杉並大宮八幡宮
  2. 木花日和
    Photo: Midori Yamaoka木花日和
  3. みらい水産
    Photo: Keisuke Tanigawaみらい水産オーナーの金宮ラザロ

永福町でしかできない5のこと

八幡祭り、古民家カフェ、 ブルガリア出身オーナーによる生本マグロ専門店など

編集:
Genya Aoki
寄稿:
Noriko Maniwa
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タイムアウト東京 > Things To Do > 永福町でしかできない5のこと

渋谷と吉祥寺をつなぐ、京王井の頭線沿線の中間ほどに永福町は位置する。街を象徴する神社、「杉並大宮八幡宮」が「東京のへそ」と呼ばれるように、東京都のちょうど中央でもある。この周辺には弥生時代の祭祀(さいし)に関する遺跡もあり、古くからパワースポットとされていた可能性もあるとか。

映画監督や演劇関係者などの文化人が多く住み、知る人ぞ知る通好みの名店も点在している。閑静な住宅街や昔ながらの商店街を散策しながら、自分だけのとっておきの場所に巡り合おう。

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  • レストラン
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中華可菜飯店

フードクリエーターの五十嵐可菜が届ける、健全でヘルシーな中華料理店。1人で料理の提供を行うことやフードロスの観点から完全予約制で、メニューはコース(6,600円、税込み)のみだ。

前菜、主菜、副菜のほか、一品料理やデザートが付いたコースの内容は1カ月サイクルで変わり、季節や旬の食材を楽しむことができる。中華可菜飯店が目指す「ヘルシー」とは、油を使わないことではなく、使い方を大切にしたもの。上海の田舎町をイメージした店内でゆったりとくつろいでほしい。

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杉並大宮八幡宮

4万6755平方メートルほどの境内を持つ、緑豊な都心の社。ここが23区内であることを忘れてしまうほど、大樹の緑に囲まれている。1000年の歴史を誇る「戌の日」の安産祈願、縁結び、厄除開運の八幡さまで、境内には菅原道真公をまつる「大宮天満宮」、衣食住の神として信仰されている「大宮稲荷神社」がある。

そして驚くなかれ、精霊に出合えるパワースポットとしても有名なのだ。境内を歩いているとふと気配がし、身長20センチメートルほどの「小さなおじさん」の目撃例が多数寄せられているとか。

2023年9月15日(金)からの八幡祭りや初詣などの祭事には参道に多くの屋台が連なり、にぎやかに。小さなおじさんもまぎれているかもしれない。

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木花日和

商店街から少し離れた住宅街の中にある古民家カフェ。関東大震災や戦火を免れ、100年以上前の面影がそのまま残る空間は、庭から摘んだ野の草花で彩られている。

近隣住民の憩いの場でもあるが、フォトジェニックな「空飛ぶプリン」(810円、以下全て税込み)を目当てに遠方から訪れる人も多い。ほろ苦いカラメルソースが大人の味わいでワインとの相性も良く、今の季節ならブルーベリーとデラウェアなど、旬のフルーツが添えられて華やかだ。

12時からのランチタイムには、自家製スパイスカレーなどのフードメニューを提供している。カフェタイムは15時30分から。ランチ時にはカフェ利用はできないので注意しよう。

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パニフィーチョ ヴィヴィアーニ

マリトッツォの次にブームになると、トレンドに敏感な人たちの間で注目を集めているボンボローニ。砂糖をまぶした揚げパンの中にクリームが詰まったイタリアの郷土菓子だ。

イタリアパン専門店の「パニフィーチョ ヴィヴィアーニ(PANIFICIO VIVIANI)」では、本場顔負けのボンボローニが購入できる。同店は神泉の人気イタリアン「オルランド(Orlando)」の姉妹店として、2021年9月にオープン。店主の小串貴昌シェフ監修のもと、料理に合うイタリアパンを中心に、郷土菓子や現地の食材などを販売している。

ボンボローニはカスタードクリームを詰めた「クレマ」と、チョコレートクリームの「チョコラート」(各440円)の2種類を用意。生地は、ふっくらと仕上がるよう二次発酵までさせた後、1つずつ油で揚げていく。

カスタードクリームにはレモンピールやバニラビーンズなどを加え、本場に近い味わいを再現。その見た目とは裏腹に、軽く食べやすい口当たりで、2種類ともぺろりと食べてしまう人も多いようだ。

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みらい水産

商店街の中でもひときわ目立つデザインの「みらい水産」は、水揚げから最短で22時間以内に入荷する鮮度抜群のマグロを提供する「生本まぐろ専門店」。マグロのサクやブロックの販売はもちろん、特殊な熟成庫を使った「熟成生本まぐろ」のサクやすき身、希少部位のほか、寿司や丼も販売している。

店内には角打ちのカウンターもあり、ワインとのマリアージュを提案。店主は15年以上の実績を持つブルガリア出身のワインインポーターで、店の奥には80種類以上のワインや珍しいブランデーが並ぶセラーがあるのだ。

常時10本以上のワインがグラスで提供され、715円で試せる3種飲み比べもある。ディルの風味が爽やかな際立つ前菜メニュー「タルタル」には、ブルガリアのロゼワインと合わせてみよう。

もっと東京の街を探索したいなら……

  • Things to do

5月上旬はネモフィラの花が咲き誇るなど季節ごとに見どころがあり、都内から多くの人が集まる「国営昭和記念公園」がある駅として有名な街、立川。「イケア 立川」があるほか、映画好きなら、爆音上映を世に広めた立役者である「シネマシティ」もよく知るところだろう。

2020年には大型ライブハウスを併設した未来型の文化都市空間「グリーンスプリングス」が誕生し、一気にあか抜けた感もある。その進化は2023年もとどまるところを知らない。

ここでは、近年急速に盛り上がりを見せている立川の中でも、ホットなスポットを5つ紹介しよう。アート、憩い、食、ショッピングといずれもローカルな魅力を残しつつも、ハイクオリティーな場所ばかり。ぜひ「ハイローカル」な街を探索してほしい。

  • Things to do

池袋駅から西武池袋線でたったの5分。現在進行形で街がつくられている東長崎は、これからさらに面白くなること間違いなしのスポットだ。

街をつくるといっても、いわゆる高層ビルを建てまくるようなことをしているのではない。「小さくていい店」がぽつりぽつりと増え、新しいカルチャーを育み、この地に根付く「小さくていい店」と交わり合う。そういう文化的な街づくりだ。

ここでは、東長崎カルチャーのハブ的コーヒーショップや本場のオレッキエッテが味わえる話題のイタリアンレストラン、都内唯一の小鹿田焼専門店などを紹介する。ローカルコミュニティーに溶け込みながら、この地でしかできない体験を存分に楽しんでほしい。

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  • Things to do

水道橋は歴史の落ち着きとアミューズメントの活気が混じり合うエリアだ。水戸徳川家の屋敷の庭園であった「小石川後楽園」のような場所だと思いきや、「東京ドームシティ」や、数々の名試合やライブの舞台となった「東京ドーム」を想起する人もいるだろう。

格闘技関連の専門店や隠れ家のように謎めいた店も点在していて、この街は奥深い。そこで今回は、新旧の水道橋らしさを象徴するスポットを紹介しよう。

  • Things to do

中央線の三鷹駅と国分寺駅に挟まれた「小金井」エリアは、ゆったりとした時間が流れるベッドタウンである。だが、ここよりも「ぶらり散歩」に最適なエリアはそうそうない。江戸時代から昭和初期までの古の街並みを今に残す「江戸東京たてもの園」の最寄り駅であり、カフェ好きをうならせる気鋭の名喫茶、ラーメンファンが愛する老舗も存在する。

それだけでも訪れる価値としては十分だが、日本全国をはじめ、あちこちからコレクター客が来るという週末限定の文具店、なみなみならぬカヌレ愛によって誕生した不定期のスイーツショップなど、タイミングを合わせて訪れたい魅力的なスポットまでもがあるのだ。

ここでは、それら5つのスポットの魅力を紹介しよう。普段は降りない駅だからこそ新鮮な出合いがある。ぜひふらりと訪れみてほしい。

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  • Things to do

2023年6月にとしまえん跡地が、映画「ハリー・ポッター」の世界観が体験できる一大施設へと変貌し、この一帯は世界的に注目されるエリアとなった。今、豊島園駅を降りれば多くの外国人を目にするだろう。

ほかにも、日本庭園を眺めながら楽しむスーパー銭湯など大型アミューズメント施設もあるが、地域に愛されるローカルな魅力を持った店も多い。

ここでは、豊島園駅周辺の散策が楽しくなる独自の魅力を持ったスポットを5つ紹介しよう。ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」だけで満足せず、ぜひ散策に興じてみてほしい。

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