KO52
Photo: Kisa Toyoshima外観
Photo: Kisa Toyoshima

高尾の新名所・KO52 TAKAOでしかできない5のこと

ブルワリーパブ・カフェ・トレラングッズ・香水・花や花瓶の店など全てがハイセンス

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タイムアウト東京 > Things To Do > 高尾の新名所・KO52 TAKAOでしかできない5のこと

コンクリートジャングルで日々を生きる人にとって、思い立ってすぐに行ける自然の癒やしといえば高尾山だ。新宿からおよそ50分。夏は涼しく、秋は紅葉で美しく彩られる。

だが、高尾山だけ登って帰るのは少し物足りないと思う人も多いだろう。できたら、当地で話題を集めるカフェやショップを覗き、運動の後のおいしいビールを流し込みたい。

そんなささやかな願いが叶えばこの小旅行は充足感に満たされるに違いない。それらの体験が集結した夢のような複合施設「ケーオーゴーニータカオ(KO52 TAKAO)」が高尾駅に2024年4月に誕生した。

同施設は、「個商いが地域と出会うビル」をコンセプトに14軒の個性豊かな店舗が入居している。ここでは、中でも訪れてほしい店を5軒ピックアップして紹介する。  

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4階:リビングデッドエイド バイ アンサー4

「リビングデッドエイド バイ アンサー4(LIVING DEAD AID by ANSWER4)」は、トレイルランニング関連のギアを販売するショップAnswer4(アンサーフォー)」の直営店だ。

オーナーの小林大允が世界最大のトレイルランニングレース「ウルトラトレイル・デュ・モンブラン(UTMB)」に参加した際、なかなか納得のいくものに出合えず、自らオリジナルのザックを制作し出場。これを機にTシャツやハーフパンツなども作るようになり、トレイルランニングギア専門ブランドとして誕生した。

同店のバックパックは上に向かって三角形が広がっていくことで、重心が安定し、揺れにくく、腕も振りやすいのが最大の魅力。実際に背負ってみると、自分の体の一部のようにピッタリとフィットし、長時間の走行でもストレスフリーに過ごせそうだ。

神山隆二やジェリー鵜飼などのアーティストとコラボレーションしたアイテムも人気。心地よさと実用性はぜひ店頭で試してみてほしい。

直営店となる同店では、ウエアからザックまでオリジナルグッズが全て揃っているほか、5台のシャワールーム(1回700円、以下全て税込み)や国内外のユニークなクラフトビールが並ぶ冷蔵ケースも完備している。走った後に汗を流して軽く1杯、といった使い方もいいだろう。

トレイルランに詳しいエキスパートがサポートをしてくれるので、初心者はまずここに来て、トータルで準備を整えるのが賢い選択だろう。

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5階:ル ニ

明るい光が差し込む5階には、国内では希少な観葉植物や、目を引く生花に彩られた空間が広がる。ここ「ル・ニ(le nid)」はフラワーデザイナーと、ランドスケープデザイナーである姉弟が手がける花と緑の専門店だ。

店内でひときわ存在感を放つ大きなオブジェは、鳥の巣をイメージしてアレンジメントを施したもの。店名の「le nid」はフランス語で鳥の巣を意味し、鳥が仲間を呼んで巣を作るように、姉弟が2人一緒になってもの作りをし、そこから新しいものが生まれ巣立っていくようにという意味が込められている。

鉢に仕立てられた植物や、買った花をすぐに飾れるような花瓶とのセット提案、オーダーメイドでの注文が多いという同店では、花瓶などを持参し、直接花を生けてもらいそのまま持ち帰るお客も少なくない。

さまざまな角度で植物の魅力を伝えられたらと、淡路島の畑で育ったハーブを使って作られたアロマオイルや、効能別にブレンドされたオーガニックハーブティー、植物由来のプロダクトも販売されている。

デザイナーならではの高感度な視点でプロデュースされた商品は、贈り物や特別なシーン、また日常のささやかな彩りをもたらすに違いない。ぜひ足を運んでみてほしい。

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2階:ボアダム

良質なコーヒーと焼き菓子を提供するカフェ「ボアダム(BOREDOM)」。オーナーの矢崎智也は、手触り感のあるものにこだわり、作り手の顔が分かるものだけを仕入れていると語る。

日替わりで提供するドリップコーヒーには、3種類の豆が使用されている。甲府にある地域に寄り添ったカフェ「寺崎COFFEE(コーヒー)」のほか、気候変動への取り組みや土壌再生を追求する広島の「オーバービューコーヒー(Overview Coffee)」。さらに京都の「ウィークエンダーズコーヒー(WEEKENDERS COFFEE)」の豆が加わり、それぞれの特色がバランス良く引き立つ。

暑い日や運動後に最適な「季節のソーダ」(700円)といった、トレッキングをする人やトレイルランナーにうれしいドリンクメニューも提供する。

スイーツは、甲府で人気の「モチカナ菓子」や、幡ヶ谷にある「サンデーベイクショップ(Sunday Bake Shop)」の焼き菓子が味わえる。

コーヒーカップにも注目してほしい。カップには波佐見焼の抹茶茶わんや日本茶用の湯飲みを使用。ざらりとした口当たりとクラシックなフォルムが、手触り感のあるものにこだわる同店のコンセプトを体現しているようだ。

フードカルチャーを大切にする同店で、温もりのある癒やしの時間を過ごしてみては。

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3階:アウトゼア

カリフォルニアのオークランドを拠点とするフレグランスメーカー「Juniper Ridge」製品の輸入販売を行う「アウトゼア(OUT THERE)」。今回初の実店舗をオープンした。

アメリカ西海岸に自生する植物(主に針葉樹)を採取し、水蒸気蒸留で抽出したエッセンシャルオイルをそのまま製品にしている唯一無二のメーカー、Juniper Ridgeが作り出す香りが直接体感できる。

オーナーを務める岡本明がアメリカ旅行へ行った際に、現地で出合ったその香りにほれ込み、日本でもその魅力を広めたいという思いからオンラインでの販売をスタート。植物本来の天然香は男女問わず使える上に、コロンや練り香水はサイズ感がちょうど良く、持ち運びしやすい。

余計な添加物は一切加えられていないため、どんな人でも安心して使えるのもうれしい。贈り物としても最適なプロダクトだろう。

これからの季節、入浴時間にはバスソルトで自然を感じながら森の中にいる気分で癒やされたり、インセンスをたきながら、少し余裕のある朝の時間を過ごしたりしてみては。

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2階:高尾ビール

ビールと山をこよなく愛す池田周平が、ボトルショップとしてビールのテイクアウト販売を開始し、2019年に高尾駅北口に1号店をオープン。2024年4月に、ここの2階に移転した。

「高尾という街自体にももっと人が集まるような場所を作りたい」という思いから街のハブとして誕生した同店。それまでビール醸造の知識は全くなかったという池田だが、コロナ禍にアメリカの大学のオンライン授業を通して、製法を勉強したという。

現在では、成長が間に合わず、捨ててしまうようなフルーツを原料にしたり、高尾山銘菓の天狗焼を焼く時に発生してしまう余り生地を使用したりといった取り組みにも注力。アップサイクルなクラフトビール店として地元民をはじめとしたさまざまな人に愛されている。

ビールは常時5タップが用意され、「森は生きている」と「オーマウンテン」(いずれもIPA)は特に人気の看板メニューだ。ほかのフレーバーは不定期で変わるが、ニガヨモギを使ったセゾンタイプの「HERBAL SAISON」など、好奇心を掻き立てるオリジナルメニューを味わってほしい。

フードでぜひ食べてほしいのは、「たかおサンドB」(1,000円)。小麦や酵母、水などビールと似たシンプルな原材料で作られた自家製フォカッチャを使用したサンドである。厚めにスライスされたビアシンケン(ドイツ語で「ビールのハム」という意味)が入っており、しっとりと柔らかい食感がビールの共に最適だ。

中央線の街々を探訪する……

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東京最大の面積を誇り、市内に高尾山を擁する八王子市。自然豊かなイメージがあるが、東京の市の中では最大、23区を合わせても8番目の人口57万人を誇る大きな街でもある。個人経営の商店も数多く存在し、地元愛に満ちた若手のクリエーターやオーナーが台頭している注目のエリアだ。

ここでは、八王子駅から労せず訪れ、楽しめるスポットを紹介。市民に愛される美術館、美しい中庭カフェからはじまり、ニューオープンしたばかりのブリューパブ、若きシェフが手がける地産野菜を堪能できるビストロ、カルチャー色ムンムンなショップまで、注目のヴェニューを6つ選んで紹介する。

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  • Things to do

5月上旬はネモフィラの花が咲き誇るなど季節ごとに見どころがあり、都内から多くの人が集まる「国営昭和記念公園」がある駅として有名な街、立川。「イケア 立川」があるほか、映画好きなら、爆音上映を世に広めた立役者である「シネマシティ」もよく知るところだろう。

2020年には大型ライブハウスを併設した未来型の文化都市空間「グリーンスプリングス」が誕生し、一気にあか抜けた感もある。その進化は2023年もとどまるところを知らない。

ここでは、近年急速に盛り上がりを見せている立川の中でも、ホットなスポットを5つ紹介しよう。アート、憩い、食、ショッピングといずれもローカルな魅力を残しつつも、ハイクオリティーな場所ばかり。ぜひ「ハイローカル」な街を探索してほしい。

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東京都あきる野市にあり、緑豊かなエリアとしても知られている武蔵五日市。昨今ここに、独自の魅力を持った注目のニュースポットが次々と誕生している。

四季折々の自然の魅力に加え、東京の都市部にはない自由さと斬新さを兼ね備えた、店やミュージアムを紹介しよう。コンクリートジャングルの中で押し潰されそうになったら、息抜きを兼ねて武蔵五日市を訪れてみてほしい。思わぬインスピレーションが湧く刺激的な時間を過ごせるだろう。

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