関東近郊、美しい早咲き桜の名所6選

東京からそれほど遠くへ行かなくても、素晴らしい冬桜を見ることができる。静岡県熱海市にある「アカオ フォレスト（Acao Forest）」は、東京からわずか1時間の場所にあり、12月下旬からあたみ桜が咲き始めている。1月中旬から2月上旬までがピークで、ひと足早く春を楽しむにはうってつけのスポットだ。

あたみ桜のほかに、2月から3月上旬が見頃の河津桜やオオジマザクラなどのさまざまな桜を冬から春にかけて見られる。

熱海の静かな温泉街にある、美しいあたみ桜の並木道。海岸沿いのこの町では、1月中旬から2月上旬にかけて、10日間ほどしか咲かないユニークな桜を見ることができる。

熱海駅から10分ほど歩くと、糸川沿いの遊歩道にたどり着く。魅力的なレストランやショップが軒を連ねる商店街が、あたみ桜のピンク色の樹冠に覆われ、一足早い春の装いに変貌している。

1月6日（土）～2月4日（日）には桜祭りが開かれ、16時30分から23時までライトアップされるほか、大道芸、バンド演奏などが行われる。

河津桜は、1972年に伊豆半島の河津で発見された。温暖な気候のため、日本で一番早く桜が見られる場所の一つで、2月上旬から3月上旬にかけて開花することが多い。中でも、河津駅から徒歩10分ほどの河津川沿いは、桜の名所として知られている。

2月1日（木）～29（木）は「河津桜まつり」が開催。河津川沿いには約850本の並木があり、18時から21時まで夜桜のライトアップを行う。

伊豆半島の下賀茂温泉には、約800本の河津桜が咲き誇る絶景が広がる。青野川沿いに2キロメートルもの桜並木が続き、周りに咲く菜の花の黄色との鮮やかなコントラストが楽しめる。地元では毎年桜祭りが2月1日（水）から3月10日（金）まで開催される。

期間中は18時から21時まで桜のライトアップが行われるので、ぜひ立ち寄ってみてほしい。

横浜にあるこの静かな公園には、78種類、約1600本もの桜が植えられている。早咲きの桜としては、カンヒザクラという種類が有名。湿度の高い気候でよく育ち、2月中旬から開花することが多い。そのため、2月中旬から4月にかけて訪れると、必ず桜の花が見られるのだ。

東京から近く、入園料が無料なのもうれしい。

桜と富士山が同時に楽しめる眺望を楽しみたいなら、西平畑公園にある「松田山ハーブ園」を訪れよう。園内には約360本のピンク色の河津桜があり、2月上旬には菜の花が咲き乱れる。

ハーブ園からは、富士山だけでなく相模湾や箱根の山々も一望できる。さくら祭りは、2月3日（水）～3月3日（日）に開催される予定だ（開花状況によって日程変更の可能性あり）。