ーとくし丸は元々、輪島エリアでも販売をしていましたか?
佐藤:石川県全体で通常19台、輪島で2台のとくし丸が普段から走っています。販売パートナーの人も今回の地震で被災してしまいました。提携先のスーパーマーケットの店舗が半壊してしまったケースもあります。そうした状況を受けて、大崎にある東京事務所から僕を含めて4人が石川県に行きました。
ーいつ現地入りしましたか?
1月6日に石川県に入り、羽咋市を拠点にして、7日から能登地方で被災した地域を毎日訪問しています。日替わりで、珠洲、能登町、輪島を順繰りに巡回。初めて行く場所には市や町の職員の方が同行し、5人ほどが避難する小さな公民館や、何らかの理由で自宅にとどまっている人々を主に訪問しています。食料不足の人が多く、中には「ありがとう」の言葉とともに泣いてしまう高齢者の方もいました。
ー特に喜ばれる商品は何ですか?
最近、めちゃくちゃ喜ばれるのは卵です。どこに行っても卵と牛乳は喜ばれますよ。あとは、サラダのようなお総菜や、唐揚げなどですね。