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「いま金沢に着いた、どうしたらいい?」能登に駆けつける外国人へ金沢のシェフが注意喚起

海外から炊き出し希望者が殺到、「日本料理 銭屋」の主人がInstagramで現状伝える

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Time Out Tokyo Editors
能登
Photo: kohei_kirimoto/www.instagram.com/kohei_kirimoto
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石川県金沢市にある「日本料理 銭屋」は、国内のみならず海外からも多くのゲストが訪れる人気店だ。ここでは、同店の主人・髙木慎一朗が、投稿したストーリーズを紹介したい。そこには、2024年1月1日に発生した「能登半島地震」に際し、海外からも多くのエールと善意が向けられているということが示されていた。その一方で、情報不足のためにその善意が誤った行動につながってしまっている現状があらわになっている。 以下は、2024年1月5日(木)に自身のInstagramで「Dear Chefs」と題したストーリーズ投稿である。

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Photo: www.instagram.com/shinichiro_zeniya/Shin Takagiのストーリーズより抜粋

そこには、世界各地にいる多くのシェフ仲間が、被災地での炊き出しを志願しているが、今は待ってほしいと留めている内容が書かれていた。 髙木は、英語も流ちょうに話し、海外のシェフとも積極的に交流してきた。そのため、現在いろいろな場所から炊き出し希望者が殺到しているという。「ほんとうに大変です。中にはアメリカから連絡してきたNPOもありました。まだそんな状況ではないと説明しているのに、昨日『いま金沢に着いた、どうしたらいい?』と。困り果てて投稿したのがこのInstagramです」と語る。

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Photo: www.instagram.com/shinichiro_zeniya/Shin Takagiのストーリーズより抜粋

投稿の中には、道路の至るところで陥没や隆起が起きていて危険なこと、今は被災者の救出と保護が最優先で、自衛隊をはじめとする専門家の活動を優先すべきだということが語られている。まともな計画も立てず、石川に来る人、来ようとする人もいる。被災地へ通じる道は限られているにもかかわらず、緊急性が低い一般の人が集まってきて渋滞を引き起こしてしまっている。くれぐれもそんなことはしないでほしい、今の状況を理解してもらいたい。と、凄惨な写真とともに強く注意を促した。

髙木自身も同地方に多くの友人がいるが、今は動けずにいるという。そのもどかしさは、何百キロも遠くに住んでいる私たちよりさらに強いものだろう。

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photo: www.instagram.com/shinichiro_zeniya/Shin Takagiのストーリーズより抜粋

彼は「私たちが貢献しなければならない時はもうすぐやってくる。それまでにきちんと準備をしておくことが大切だと思います」と締めくくった。タイムアウト東京でも、今、自分にできることはないかと考えている人のために、寄付・義援金による被災地支援のリストをまとめている。ぜひ活用してほしい。

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