今年の『東京オリンピック・パラリンピック』は、アジアの都市で初の2回開催、史上初の延期、そして初の無観客など、初めてのことがたくさんある。2020年以前に誰もが予測していた状況ではないが、ようやく2021年7月23日に東京オリンピックの開会式を迎えることができた。
※本記事は、『Unlock The Real Japan』に2021年7月19日付けで掲載された『Life through a lens』を翻訳し、転載。
57年前の1964年、東京で初のオリンピックが開催された。あれから2021年夏の大会までの間に、東京がどのように変化したのか。日本の首都を記録した2人の偉大な写真家、春日昌昭とハービー・山口の作品を通して紹介しよう。
春日昌昭 (1964年の東京)
秋葉原の電気店
日本初となる東京オリンピック開催時の新宿の街中
オリンピック旗が誇らしげに掲げられた衣料品店
現在はモヤイ像が建つ渋谷駅西側
ハービー・山口 (1970-2021年の東京)
東京で集団デモを行う学生(1970年)
天皇陛下の国葬当日、皇居に集まる会葬者たち(1989年)
父親の自転車に乗る3人の子ども(2009年)
国連の「持続可能な開発目標」を推進する列車が東京を通過(2021年)
Marcus Webb(マーカス・ウェブ)
タイムアウト東京を運営するORIGINAL Inc.のエディトリアルディレクター。また、スロージャーナリズム誌『Delayed Gratification』のエディターも務めている。