ミニマル 富ヶ谷本店
画像提供:ミニマル 富ヶ谷本店
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東京、チョコレートショップ20選

バレンタインに贈りたい、カカオ際立つチョコレート専門店を紹介

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もしウィリー・ウォンカが東京でチョコレート工場を始めていたら、彼は今頃休暇を取っているかもしれない。東京のチョコレートシーンは競争が激しく、有名なフランスのサロン・デュ・ショコラでは日本のチョコレートメーカーが最優秀賞を取得し、海外のエキスパートとも肩を並べているからだ。ここでは、情熱的なショコラティエが届ける、複雑な風味のカカオを使ったチョコレートショップを中心に紹介する。

バレンタインシーズンの直前に、恋人に贈るにも自分を甘やかすにもおすすめしたいチョコレートショップを厳選した。シングルオリジンのシンプルなチョコレートバーもよし、アソートスイーツの詰まったぜいたくなギフトを奮発するのもよし、豪勢なデザートを注文してその場で味わうのもいいだろう。

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  • ショッピング
  • 茅場町

渋沢栄一邸宅跡に建てられた日証館に登場した、チョコレートスイーツとアイスクリームの専門店、ティール(teal)。パスカル・ル・ガック(溜池山王)でシェフパティシエを務めていた眞砂翔平と、パティスリーイーズ(日本橋兜町)の大山恵介が、互いの個性をコラボレーションさせたスイーツを提供する。

「チョコレートバー」をはじめとするチョコレートスイーツは、それぞれのチョコレートの香り、コク、苦味、酸味を生かしたラインアップを展開。アイスクリームは、素材の味や香りがしっかりと感じられるよう、滑らかな舌触りに仕上げている。新進気鋭の2人が生み出す極上の味わいを楽しんでほしい。

  • カフェ・喫茶店
  • 浅草

サンフランシスコ発のチョコレートショップ、ダンデライオン チョコレート(DANDELION CHOCOLATE)の日本1号店。海外初進出でもある同店は、ファクトリースタイルのカフェになっており、店内ではカカオ豆からチョコレートバーになるまで一貫して作り上げる製造過程を見ることができる。

本店の味を再現したチョコレートドリンク、ブリュレやチョコレートケーキのほか、3種類のチョコレートを使った「ブラウニーバイトフライト」などのスイーツも人気。本店同様にチョコレート作りを体験できるワークショップや、ファクトリーツアーの開催も予定している。 

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  • ショッピング
  • 赤坂

赤坂見附駅を出てすぐにあるチョコレートショップ。エクアドルのアマゾンにあるカカオ組合と提携し、チャクラ農法という自然栽培のアリバカカオから一つずつ丁寧に作ったチョコレートを提供している。

農薬や化学肥料のない、周囲のアマゾンの森林を保護する持続可能な方法で栽培したカカオは、世界のチョコレート製品の2%しか流通していない希少な一品だ。 新鮮なガナッシュとボンボンの商品名は、カカオが王と神に捧げられる食べ物だった頃の風習から「神様の」と名付けられている。

  • 銀座

辻口博啓が手がける、ル ショコラ ドゥ アッシュの本店。ボンボンショコラやタブレット、チョコレートを使った焼き菓子などを豊富にそろえている。

店内には、12席のサロンスペースがあり、ショコラショーやコーヒー、紅茶などのドリンク、焼きたての「タルトショコラ」などが味わえる。

ショコラの可能性を日々追及し、和素材や発酵をテーマにさまざまなショコラを創造。2022年にはペルーの⾃社農園で栽培し発酵したオリジナルのカカオ⾖を、専⽤に開発された焙煎(ばいせん)機を使ってショコラタブレットにした⽇本発の「FARM to BARショコラブティック」を本格稼働させた。

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  • ショッピング
  • 紀尾井町

赤坂のホテルニューオータニにある、ベルギー王室御用達の称号を授与された老舗チョコレートブランド、マダム ドリュック(Madame Delluc)の日本第2号店。ベルギーでは、創業者の名前からマリー(Mary)の名称だ。

同ブランドは、ニューヨークタイムズ選出の「死ぬまでに行きたい1000の場所」でチョコレート店として世界で唯一挙げられ、CNNには「世界で幸せになれる場所15」にも選ばれている。 「小さな宝石たち」と呼ばれるボンボンは、こだわりのピュアバターとフレッシュバニラが特徴。メキシコの自作カカオ農園で作られたカカオと、最高級のクリオロビーンズを使用している。極上の一粒を味わってみよう。

  • ショッピング
  • 代々木八幡

サードウェーブコーヒーブームと平行する形で注目を集める「Bean to Bar」スタイルのチョコレート専門店。

ミニマルチョコレート創業者の山下貴嗣は、チョコレートと和食は、不要な材料や風味を加えずに味を追求する点で同じだと言う。ミニマルの純粋な取り組みは店名にも反映されているように、シンプルで過剰な包装や風味なく作られている。チョコレートには色分けされたラベルが貼られ、それぞれのチョコレートの原産地、食感、砂糖の含有量、焙煎(ばいせん)、豆の比率が詳しく記されている。チョコレート好きはぜひ食べ比べてみてほしい。

店内にはカフェスペースがあり、甘いチョコレートパフェや、ホットチョコレートが年間を通した人気商品になっているが、自家製アイス付きのチョコレートパイやパフェなどの季節のデザートも見逃せない一品だ。

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  • ショッピング
  • 新宿二丁目

松屋銀座、東武百貨店 池袋店でも販売

小麦粉を一切加えない、グルテンフリーのガトーショコラの人気店。 材料は4種類のみ、マーガリンやショートニングなどの添加物を使っていない国産のカルピスバター、ポストハーベストフリーコーンを6割使用する天然飼料で育てた卵、そしてドモーリ社のチョコレート「KEN’S BLEND CRIOLLO」と砂糖を使用したシンプルでぜいたくなガトーショコラだ。

見た目は控えめで平凡なチョコレートのテリーヌのようだが、食べログ「スイーツ TOKYO 百名店」5年連続で選定された逸品。 室温で食べると濃厚に、冷やすとガナッシュのような味わい、温めると中心がとろりと溶け出す。アイスクリームとの組み合わせも試してみたい。一本3,000円は決して高くないだろう。

  • ショッピング
  • 清澄

店舗は不定期営業中。詳しくはInstagramをチェック

ギャラリーのような雰囲気のチョコレートショップ。チョコレートギフトは、目玉焼きそっくりに作られたホワイトチョコや、鶏の手羽元、ウナギの蒲焼のような一品など遊び心たっぷりだ。一風変わった面白い商品だけではなく、数々の精巧なボンボンや、シングルオリジンのチョコレートも取りそろえている。

カフェスペースでは、30ミリリットルのショットで提供されるチョコレートエスプレッソや、カカオコンセントレートもあり、春(4月ごろ)から秋にかけて販売する芸術的なパフェも楽しみの一つだ。

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  • ショッピング
  • 銀座

1878年創業、イタリアの老舗チョコレート・ジェラート専門店・ヴェンキ(Venchi)の日本第1号店。

銀座店では1粒から選べる量り売りのチョコレート「Pick&Mix」を40種類以上を展開している。ほかにも「デザインの国・イタリア」らしい華やかで上質なギフトボックスやチョコレートスプレッド、チョコレートバーなどを多数用意している。

併設のジェラートラボでは、合成香料、フルーツアロマ、着色料、添加物の使用を抑え、鮮度にこだわった本場のイタリアンジェラートを提供。チョコレートはもちろん、ヘーゼルナッツやピスタチオなどイタリアならではのフレーバーを常時16種類展開している。季節によってフレーバーは入れ替わるので、一年を通じて楽しめるだろう。

  • カフェ・喫茶店
  • 丸の内

新丸ビル1階にある高級チョコレートショップ。カフェも併設されている。日本のチョコレート業界の重鎮で「チョコレートの発明家」とも呼ばれる三枝俊介(さえぐさ・しゅんすけ)がオーナーシェフを務める。

定番の粒チョコレートを販売するほか、カフェスペースでは、ワインやウイスキーとチョコレートを組み合わせたセットや、軽食とデザートにチョコレートケーキなどを楽しめる季節ごとに新作が発表されるオリジナルのチョコレートパフェは大人気で、これを求めて店に通う熱烈なファンもいるほどだ。

カカオ豆を自ら仕入れて一からチョコレート作りを自社で行う「ビーントゥバー(Bean to Bar)」の先駆け店でもあり、豆の個性を生かして作った三枝のチョコレートは繊細で美味。チョコレートにさほど関心がない人も虜になってしまうだろう。

クリスマスやバレンタイン、ホワイトデーの時期は大変混み合うので早めに購入を。オンラインでの販売も行っている。

テキスト:浅野 陽子(フードライター)

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  • 丸の内

カカオハンター®︎の小方真弓と南米コロンビアのチームが、カカオの調査や栽培指導からチョコレートの製造まで行っている「カカオハンターズ(CACAO HUNTERS)」の初となるリアル店舗。JR東日本クロスステーションとの共同プロジェクトで、JR東京駅のエキナカ商業施設、グランスタ東京に店を構える。

ぜひ味わってほしいのは、珍しいフレーバーも並ぶジェラート。季節限定のフレーバーも含めた8種類から好みのものを二つ選べるシステムで、小方おすすめの組み合わせは「アルアコ×カカオパルプ」だ。コロンビアの先住民族アルアコ族が、シエラネバダ山脈の山中で育てているカカオを使用したジェラートは、牛乳ではなく水で作られているため、口に含んだ瞬間、カカオ本来のフルーティーな香りを存分に楽しめる。

  • カフェ・喫茶店
  • 丸の内
  • 価格 1/4

スペイン王室御用達のショコラテリア「カカオサンパカ」の日本第一号店。メニュー開発にはミシュラン三つ星レストラン「エルブリ」のアルベルト・アドリアも参加している。スパイスやチーズを使うなど、斬新なアイデアに満ちたチョコレートで人気を呼んでいる。

「ボンボン」(1粒チョコレート)、「ラジョラス」(板チョコレート)のほか、季節ごとの新商品にも注目が集まる。本格的なチョコレートドリンク、チョコレートの「ジャラッツカカオ」(ソフトクリーム)は店内でも楽しめるが、テイクアウトして丸の内ブリックスクエアの中庭のベンチで楽しむ人も多い。

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  • 青山

パティスリーやショコラトリーが集まるフランスのパリ6区に店を構えるショコラトリー「ジャン シャルル ロシュー(Jean Charles Rochoux)」の日本1号店が南青山にある。

フランスの名店「ミシェル ショーダン」で10年腕を磨いた、ジャン シャルル ロシューの個性豊かなチョコレートは、ぜひ一度は食べてほしい。中でも、山椒や生姜を使った「ボンボンショコラ」は、辛みと香りを生かしつつも優しい味に仕上げている。フルーツをチョコレートでコーティングした「フルーツタブレット」は土曜にのみの販売だ。

店内は、店のモチーフであるワニのチョコレートオブジェなどが展示されており、彫刻家としての顔も持つロシュ―のセンス光る世界観が堪能できるだろう。

  • フランス料理
  • 日比谷

ニューヨークのウエストヴィレッジに本店を持ち、世界5カ国で展開する「ブヴェット(Buvette)」。ヨーロッパで経験を積んだオーナーシェフのジョディ・ウィリアムズが手がける、フランス伝統料理を提供する店だ。アンティークの家具や調度品を配した空間や料理、空気感などローカライズは一切していない。

濃厚なムースとクレームエペス(発酵させた無糖の生クリーム)を合わせたチョコレートムースも、本店と同じレシピで作られている。スプーンを突き刺して提供するスタイルは、本店で使われているテーブルが小さいために生まれた工夫が始まりで、ドイツの伝統料理にヒントを得たそうだ。

米国とフランスの要素を取り入れた豊富な朝食メニューに定評があり、カリカリのベーコンとメープルシロップがたっぷりかかった「ワッフルサンドウィッチ」(1,870円、以下税込み)は絶品だ。そのほか、ランチには「ニース風サラダ」(1,980円)など大きめのサラダ、ディナーにはラム肉を使った肉料理など一日を通して伝統的な味を堪能できる。

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  • 表参道

120カ国以上に展開するプレミアムチョコレートブランド、リンツの新たな旗艦店。人々の感性を刺激し、チョコレートの新しい魅力や更なる可能性を提案する。

甘い香りに包まれる店内は、リンツの175年以上の伝統と軌跡が体感できる「ヘリテージエリア」と、滑らかな口どけが特徴の人気商品「リンドール」をモチーフにしたコンテンツが楽しめる「リンドールモーメントエリア」の2エリアで構成。

そのほか、期間限定フレーバーから定番フレーバーまで、20種類以上のバリエーションをそろえるショコラドリンクを提供する。リンツが作り出すチョコレートの世界を堪能してほしい。

  • ショッピング
  • パティスリー・洋菓子屋
  • 代々木八幡

代々木公園駅すぐのところにあるビーントゥバーチョコレートを扱う店。ビーントゥバーチョコレートとは、カカオ豆の状態から板チョコレートになるまでのすべての工程を一社で一貫して手がけることにより、よりカカオの魅力を感じられるョコレートのことで、シンプルなチョコレートバーから、オレンジピールやナッツなどを用いたものなど、バラエティ豊かな商品が揃う。

また、店内奥はカフェスペースとなっており、チョコレートを用いたドリンクやアルコールなどを楽しむことができる。

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  • ショッピング
  • パティスリー・洋菓子屋
  • 銀座

途上国の豊かな食素材の魅力を届けるブランドの「リトルマザーハウス(LITTLE MOTHERHOUSE)」が、生産と販売、カフェという3つの役割を果たす、チョコレート工房併設のファクトリーショップを銀座にオープン。工房スペースはガラス張りで、生産の様子を見られる。

日本の四季をテーマに、12種類のさまざまな味がラインアップするホワイトチョコレートの「イロドリチョコレート」は、手土産にも最適だ。カフェでは、インドネシア産カカオを使ったチョコレートやスリランカ産ココナッツフィナンシェなどの「旅するスイーツセット」が味わえ、厳選されたコーヒーや紅茶をテイクアウトできる。

  • ショッピング
  • パティスリー・洋菓子屋
  • 丸の内

京都発のカカオ・チョコレート専門店「ダリケー(dari K)」が「丸の内オアゾ」にオープン。インドネシアの生産者とともに、カカオの栽培・収穫から発酵・乾燥まで一貫して管理した、良質な豆を使用したドリンクやスイーツを提供する。

好みの甘さやミルクが選べる「マイカカオラテ」や、フルーツを組み合わせた「カカオフランボワーズ」「カカオバナナフローズン」に加えて、「カカオハイボール」など、アルコールもラインアップ。搾りたてのカカオの味わいが楽しめる「手作りチョコレートトリュフ」や自家製ジェラートなど、カカオ本来の魅力が発見できそうなメニューが揃う。

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  • 広尾

パリに3店舗を展開する人気のショコラトリーパティスリー、アルノー・ラエールの日本1号店が広尾にオープン。同店のパティシエ、そしてショコラティエであるアルノー・ラエールは、2007年にフランスの国家最優秀職人章(M.O.F)を取得したほか、由緒あるチョコレート愛好会「ル・クラブ・デ・クロクール・ド・ショコラ」で、最優秀ショコラティエとして選ばれたこともある実力派だ。広尾店では、生菓子を中心に、チョコレートや焼き菓子を販売する。

  • カフェ・喫茶店
  • 原宿
  • 価格 1/4

東京のカフェブームの火付け役ともなった駒沢の「バワリーキッチン」の2号店。表参道駅からは少し歩いた住宅街にあるにもかかわらず、ひっきりなしに人がやってくる。リーズナブルな価格で、カフェや食事を楽しめるのも人気の理由。年齢層は20代を中心に若者が多い。気の合う仲間とおしゃべりしたり、1人で本を読んだり、過ごし方は人それぞれ。スイーツの種類も豊富なので、入り口のショーケースはチェックが必要だ。深夜0時まで営業しているので便利に利用できる。

バレンタインを充実させる……

多くのレストランある東京では、初めてのデートや記念日、バレンタインデーなど特別な日に使える店を選ぶのは至難の業だ。ここでは、「朝デート」にぴったりのスポットや、個室で高級メニューを味わえるレストラン、東京のスカイラインを一望できるディナーまで、味と雰囲気ともに格別な店を紹介する。気になる相手、そして大切なあの人を誘って特別なひとときを過ごしてほしい。

 

  • カフェ・喫茶店

数えきれないほど多くのカフェが存在する東京。もちろん、行きつけの一軒を持っている人も多いだろう。

目当てのドリンクやフードを味わう、友人とおしゃべりを楽しむ、ちょっとした作業をする……。カフェに行く目的は人それぞれだが、「癒やされに行く」というのもまた一つの選択肢。ここでは、一人でゆったりと過ごしたくなるような植物のあふれるカフェを五つ紹介する。

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  • 食料品店

外出自粛や孤独なリモートワークでゆううつな日々を過ごしている人に、甘いスイーツを紹介しよう。記事では、今まで取材してきた数々の名店から、オンライン販売や電話、ファクスによる取り寄せが可能なスイーツをピックアップ。自分に送って気分を上げるのもいいし、オンライン帰省の前に、手土産代わりに実家に送るのにもうってつけだ。母の日のプレゼント選びにも生かしてほしい。糖分を摂取して、自宅待機を乗り切ろう。

フルーツサンドは、ただ可愛い食べ物ではない。果物は熟度を調節しながら食べ頃のものを使用していたり、使うフルーツによってクリームの甘さを変えたり、相性の良いパンを研究したり、作り手の丁寧で繊細な作業の積み重ねによって作り上げられているのだ。フルーツサンドを食べられる店は東京だけでもいくつもあるが、ごろっとタイプや細切りタイプなど、果物の切り方一つとっても店によって全く異なり、それぞれの特色やこだわりを感じられるのもまた面白い。ここでは、都内にあるフルーツパーラーやカフェ、ベーカリーなどで提供されている一押しのフルーツサンドを紹介する。みずみずしいフルーツに、ほんのり甘いクリーム、そして美しい断面。我々をこれ以上幸せにしてくれる食べ物はほかにあるだろうか。季節の果物を使用している店も多いので、年間を通してフルーツサンドの世界を堪能してほしい。

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