SOUEN
Photo: Kisa Toyoshima | 「粒餡と湯葉のミルフィーユ」
Photo: Kisa Toyoshima

東京、日本茶を味わう店11選

表参道、銀座、三鷹まで、丁寧に淹れられた本格日本茶を味わう

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タイムアウト東京  Things To Do >東京、緑茶を味わう店11選

コーヒー派か、紅茶派か。この派閥論争は国境を越えて繰り広げられているが、日本にはもうひとつ「日本茶/緑茶」という確立したカテゴリーがある。

茶葉の種類だけでなく、栽培方法や収穫時期、使用部分から焙煎法まで、製法を変えることによってさまざまな風味を楽しめる緑茶は、日本人の知恵と技術の結晶だ。飲めばなんだか落ち着く感覚は、日本人だけでなく外国人にも通じることは、最近の日本茶ブームが物語っている。

ここでは一杯一杯、プロが丁寧に淹れてくれる日本茶、抹茶を楽しめるヴェニューを紹介する。

※2017年の記事を事実確認を行いアップデート

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  • ティールーム
  • 三軒茶屋

三軒茶屋にオープンした、日本各地から仕入れた単一農園、単一品種の「シングルオリジン煎茶」をハンドドリップで楽しめる日本茶専門店。同店では、独自に開発した日本茶専用のドリッパーを用いて茶が淹れられているため、日本茶特有の甘みや旨味、渋み、香りが詰まった一杯を堪能することができる。

産地や品種、蒸し方、焙煎によって味わいが大きく変わってくる煎茶の飲み比べメニュー「煎茶2種飲み比べ+お茶菓子」(1,400円、以下全て税込)も用意されているので、それぞれの個性や違いも楽しみながら、ほっと一息ついてみるのも良いだろう。

席数も少ないため事前予約を推奨する。

  • ティールーム
  • 青山
  • 価格 2/4
  • お勧め

オーナーの櫻井真也が茶房で櫻井が茶房で一杯一杯、丁寧に向き合いながら提供する茶の体験は、ほかでは味わえないほど本格的かつ斬新で、洗練され尽くしたひとときだ。

奥の座席では、自分で選んだ茶を楽しめる。櫻井の茶の世界をフルで体験したい場合は「お茶のコース」(7,500円)を頼もう。

製法の異なる18種類の茶それぞれに合う「茶酒」も提供しているので、新しい茶の境地を垣間みたい人は挑戦してほしい。

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  • カフェ・喫茶店
  • 世田谷区

2025年1月23日松陰神社前にオープンした「櫻井焙茶研究所」のカジュアルライン「ソウエン(SOUEN」。

カジュアルに日本茶を楽しめる同店では、櫻井焙茶研究所の茶葉を使った季節のブレンド茶や抹茶、番茶を手軽に1杯から楽しめる。平日は22時まで営業しており、17時以降は、国酒と日本茶を掛け合わせたティーカクテルや茶割りを提供する。

同店専用の急須を新たに作り、メニューも全てオリジナルレシピで仕立てるなど「おいしい1杯」への飽くなき探求をしている。

ユニークなメニューは「抹茶とオーツミルク」(935円、税込み)。フードは、自家製の「粒餡と湯葉のミルフィーユ」「ブレンド茶のパンナコッタ」といった斬新な創作和菓子などが並ぶ。

  • カフェ・喫茶店
  • 錦糸町

2022年3月、錦糸町にオープンした日本茶ミルクティー専門店。オーナーは「マツコの知らない世界」に出演した日本茶バリスタの倉橋佳彦だ。

「日本茶ミルクティー」とは、ほうじ茶ラテや玄米茶ラテのような、日本茶とミルクを混ぜ合わせたドリンクのこと。倉橋が日本全国の茶畑に足を運び厳選した4種類の国産茶葉を使用する。

ミルクティーを注文する場合は、4種類の有機栽培や減農薬の日本茶(玄米茶、ほうじ茶、和紅茶、烏龍茶)と、4種類のプラントミルク(オーツサイド、豆乳、マイナーフィギュアオーツ、スプラウトミルク)から選択できる。おすすめは、玄米茶とスプラウト(黄インゲン)ミルクを合わせた組み合わせ。ミルク由来の甘さと玄米茶の香ばしさが口の中に広がる。

このほか、日本茶との相性抜群な「塩麹スコーン」などのビーガンスイーツも用意。合わせて楽しんでほしい。不定休なので訪れる際は公式SNSなどを事前に確認しよう。

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  • カフェ・喫茶店
  • 浅草

※2024年3月15日オープン

神楽坂にある日本茶を織り交ぜたデザートコース専門店「ヴェール(VERT)」の姉妹店。神楽坂店は予約が取れないことで知られていたが、同店は、シングルオリジンの茶を1杯からでもオーダー可能。アラカルトを主体に、日本茶を生かしたイノベーティブなスイーツを気軽に味わえる。

「野だて」からインスピレーションを得て設計された店内には、照明の上に自然の中の茶会に欠かせない「野だて傘」をイメージした、モニュメントが飾られている。全6席の椅子が設置されたカウンターテーブルは、天然石でできており、静ひつな雰囲気が漂う。

メニューは常時約6種の日本茶を茶菓子付きで1,100円(以下全て税込み)から提供し、華やかなデザートを8~10種ほど揃える。注目したいのは、シェフの中西が手がける新商品である「五平餅」(2個660円)や「稲荷寿司」(2個660円)などの軽食である。時期によって種類を入れ替え、2~3種ほど展開していくそうだ。

パティシエの気まぐれで入れ替わる、宝石のようなグラスデザート(2,750円~)もシェフのクリエーティビティが存分に発揮されたメニューである。

  • ティールーム
  • 銀座

伝統的な和菓子を新しいスタイルで提案する和菓子屋。併設の茶房では煎茶や抹茶、玉露など、栽培方法や製造方法の異なる数十種類の日本茶をはじめ、季節のハーブや果実を使ったオリジナルブレントティーも楽しめる。

食事メニューもあり、玉露、番茶、抹茶といった代表的な日本茶と料理を合わせ、それぞれのお茶がもつ特徴を活かした会席「茶食会(さじきえ)」(1万4,000円税込)はおすすめ。

現代的な和の空間は落ち着きがあって、つい長居してしまう心地よさだ。

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  • 西荻窪

「三鷹の森ジブリ美術館」近くの「ユニ スタンド(UNI STAND)」で店主を務めていた「茶リスタ」の小山和裕と、ブルーボトルコーヒーの元バリスタ、藤岡響が手がける日本茶スタンド。

シングルオリジンの茶葉を使った日本茶や抹茶、ほうじ茶、コーヒーなどを提供する。

  • 御茶ノ水
レストラン 1899 オチャノミズ
レストラン 1899 オチャノミズ

御茶ノ水にある「茶を食す」をコンセプトにした和食ダイニング。茶を飲むのはもちろん、体に良い茶を取り入れた新しい和食で茶のあるおもてなしの食風景を届ける。

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  • カフェ・喫茶店
  • 永福町
  • 価格 1/4
チャセン
チャセン

京都の老舗茶屋で修業した主人が営む日本茶専門店。「自家焙煎ほうじ茶」をはじめ、日替わりの自慢の茶が味わえる。さらに「お茶屋の濃厚ほうじ茶ソフト」など、茶の旨味を堪能できるテイクアウトの甘味も充実している。

  • ティールーム
  • 自由が丘
古桑庵
古桑庵

抹茶と甘味が楽しめる茶房・ギャラリー。建物は1954年に作られた茶室を利用したもので、庭を眺めながらのんびりとした時間が過ごせる(休日は混み合っている)。建物内には、屏風や蒔絵(まきえ)などの骨董品と民芸が飾られている。茶房の設立者がちりめんや古布を使ってオリジナルの人形を造る作家で、ギャラリーではその作品も眺めることができる。日本の花嫁衣装や着物をまとった人形などは、和の空間に溶け込み情緒たっぷり。

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  • 原宿
裏参道ガーデン
裏参道ガーデン

 華やかな表参道地区のメインストリートの裏にある、古民家をリノベーションした新しいスタイルの商業施設。中に入るとどこか懐かしく落ち着いた雰囲気がある。

茶の老舗「宇治園」や、グルテンフリーの米粉パンケーキを味わえる「リズラボキッチン(Liz Labo Kitchen)」など、日本文化の体験をコンセプトに様々な店が入居している。など「日本文化の体験」をコンセプトに様々な店が入居している。

  • ティールーム
  • 世田谷区
  • 価格 1/4

豪徳寺近くにある和菓子店。一番人気の青豆大福や、季節によって変わる上生菓子、ようかん、どら焼き、赤飯などを販売する。店内にはイートインスペースもあり、和菓子を抹茶やほうじ茶と一緒に楽しむこともできる。街の散策の合間に、ほっと一息つける1軒だ。

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  • ショッピング
  • 浅草

しゃれたショップやカフェが立ち並ぶ蔵前。この街にある「ナカムラ ティー ライフ ストア」は、静岡県藤枝市で100年以上にわたって茶の栽培を続けてきた「ナカムラ茶園」の直営店だ。

ここで扱われる茶葉は全て無農薬有機栽培農法で生産されたもので、全ての商品に茶葉の収穫日や収穫場所、栽培担当者、栽培方法が記載された品質保証書が添えられている。扱う商品は抹茶から、煎茶、玄米茶、ほうじ茶、紅茶、茎茶とバリエーションに富んでいる。また美しいデザインの急須や、ティースプーンといったグッズも充実している。

もっと日本文化に浸りたくなったら…

  • Things to do

ソメイヨシノの開花予想を耳にするシーズン。今年は平年並みか平年より遅めの予報が発表されている。新宿御苑や上野公園などの都内有数の公園から、中目黒や国立といった郊外の街並みまで、東京のあちこちで桜を愛でることができる。

  • カフェ・喫茶店

歴史ある日本文化の魅力を現代に伝える有形文化財。都内には国が指定する重要文化財や市区町村が指定する登録有形文化財の中で、喫茶が楽しめる場所がいくつかある。

名建築の中に佇むカフェでぜひ特別な時間を過ごしてほしい。

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  • トラベル

日本では一年を通してさまざまな祭りが開催されている。その多くは、伝統行事として古くからその土地の人たちに大事にされてきたものだ。祭りに足を運べば、博物館では見られない郷土文化や伝統に直接触れることができる。

ここでは数多くの催し物の中から、特に華やかでインパクトの強い祭りをセレクトした。

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