入社2年後には国内のラテアートコンテストで2位を獲得し、翌年から日本チャンピオンを3度受賞、2024年にはエスプレッソ抽出の技能やプレゼン力を競う大会でも優勝を飾った。
競技者のレベルが年々上昇する中でも伊藤が快進撃を続ける理由は、休日も1日10時間以上コーヒーに向き合うという圧倒的な練習量と、バリスタに求められる人間性や職業観に対する思考の深さだろう。
伊藤は大会に出場する度に新たな課題を発見し、次の大会でそれをクリアできるよう努力を重ねる。彼にとって、自分自身が一番のライバルなのだ。
現在はバリスタトレーナーとして後進の育成も担当。2023年はラテアートコンテストで猿田彦珈琲所属のバリスタが1〜3位を独占するという快挙も。日本のコーヒー業界を牽引する若きエースに今後も注目だ。