下北沢にある1968年創業の居酒屋。老舗ならではの懐かしいたたずまいが特徴で、丁寧に仕込んだ家庭料理を提供している。
店外に4席ほど張り出したテーブルがあり、オープンエアで楽しむことができる。
フォアグラのような食感だと絶賛される『レバカツ』(680円)と、こってりまろやかな味わいの『中落ちカルビの肉じゃが』(780円)は頼んでおくべき絶品メニュー。
新型コロナウイルス感染症対策のため、2020年6月飲食店に対する路上占有が一部緩和された。その流れを受け、飲食店のテラスが私道や路上へ広がる取り組みが全国で増えている。
だが、こうした状況になる前から店前にビールケースや縁台を広げ、オープンエアを満喫できる店は町の片隅に存在していた。そんな元祖ストリートテラスとでも表現すべきオープンな席で味わう料理や酒は、店敷地内にカッチリと構えたテラス席とはまた違う開放感を与えてくれる。個店だけではなく、一帯が「はみ出しオープンテラス」と化している横丁エリアと併せて紹介しよう。
下北沢にある1968年創業の居酒屋。老舗ならではの懐かしいたたずまいが特徴で、丁寧に仕込んだ家庭料理を提供している。
店外に4席ほど張り出したテーブルがあり、オープンエアで楽しむことができる。
フォアグラのような食感だと絶賛される『レバカツ』(680円)と、こってりまろやかな味わいの『中落ちカルビの肉じゃが』(780円)は頼んでおくべき絶品メニュー。
店前に並べられた赤いテーブルクロスのストリートテラスが、異国情緒を漂わせるカンフー映画に出てきそうな雰囲気の中華料理店。チャーハンや焼き餃子、麻婆豆腐などを組み合わせたランチメニューなど豊富なランアップから選べる。
また、昼の時間帯も各種炒め物や前菜などをオーダーすることが可能。通し営業なので、遅めのランチや早めのディナーで通う近隣の百貨店スタッフ、早い時間から打ち上げで盛り上がる映画関係者など、常連客に重宝されている。
せんべろの聖地、上野アメヤ横丁のガード下にある老舗やきとん専門店。店外にずらりと並んだ縁台席が気持ちいい、昔ながらの居酒屋である。ここに来たらやきとんも、もちろんいいが、煮込みがおすすめ。『もつ煮込み』(270円)、『大根煮』(230円)はいずれも価格に似合わぬボリュームで提供される。よく味の染みた大根を一口頬張れば懐かしさを覚え、この店に居場所を見出せるだろう。
ドリンクは、ホッピー好きなら、ちまたではあまり見かけない赤ホッピーセット(460円)を注文してみるといいだろう。ホッピー発売55周年を記念して作られたプレミアム品で、従来のホッピーより倍の時間をかけ醸造。まろやかでコクのある味わいになっている。
最高の雰囲気ながら、しっかり食べて飲んでも2,000円程度で済む抜群のコストパフォーマンス。覚えておいて損はない一軒である。
近所の人にとっては、年中クリスマスのような店で通じるきらびやかな外観が特徴的なバー。歩道との境目を感じさせない開放感のあるテラス席が2席用意されている。
ウイスキーにハマっているなら、ここを訪れればさらなる深みに導いてくれるだろう。店内にはマスター自ら世界各国130カ所以上のウイスキー、ウオッカ、ジン、ラムの蒸留所、ワイナリーを訪問し厳選したという約1000本のボトルが並ぶ。
中でも着目すべきは、貴重なモルトウイスキーの数々だ。世界で12本のうちの1本である『ダルモア シリウス 1951』や、世界でも希少なモダンマスターズのベンリアック29年ものなど、めったにお目にかかれないレアボトルを数多く提供している。値段も桁違いだが、貴重な経験と比較したらそれほどではないのかもしれない。もちろんビールやワインといった通常のメニューもあるので安心してほしい。
平日の17〜20時は、全てのドリンクが半額になるハッピーアワーを開催している。気になる人は、まずこの時間帯に訪れてみよう。
ハーモニカ横丁の一角にある店面積わずか2坪のタケリーア。ソフトな生地のトルティーヤに毎日変わる旬の食材を乗せたタコス(1枚400円から)を提供している。店前にせり出た小さな席で食べれば、メキシコのストリートを一層感じることができる。
豚モツや牛、チキンなどの定番から『小エビとサトイモ』やスイーツ風の『イチジクとリコッタチーズ』など枠にとらわれないユニークな具材が魅力だ。
ライムやパクチー、マンゴーハバネロ、焦がしトマト唐辛子など数種類のトッピングで自由にアレンジできるのが楽しくて仕方ない。同じメニューでも全く違う味に変化するので腹がふくれるまで、ずっと食べていたくなる。
メキシカンビールやライムサワーでタコスを流し込むのも最高だが、何気に相性の良い純米酒の燗(かん)酒もおすすめ。
クラフトビールと本格中華を楽しめる店が浅草、蔵前間の隅田川沿いにある。2階に設置された川床と呼ばれるテラス席は、隅田川を見下ろし、スカイツリーや駒形橋を眺められる抜群のロケーションだ。
実はこのテラス席、
サンショウがピリリときいた『よだれ鷄』やロゼワインと相性抜群の『バルサミコ酢を使った黑酢豚』など、ビールやビオワインとペアリングするために独自に作り上げた上品な中華料理の数々も期待を裏切らないので、小腹空いていたなら迷わず注文しよう。
西荻窪駅南口を出てすぐ、吉祥寺方面へ向かって延びる飲屋街がある。もうもうと煙が立ち上るのは、この周辺にいくつもの店鋪を構える焼き鳥屋、戎(えびす)。40年以上続く古株だが、200円台からある日本酒やハイボールに100円を切る串、その他小皿など、財布に優しいのがうれしい。若いカップルからサラリーマン、地元の老人まで、路地に並べられた小さなテーブルは明るい時間からにぎわっている。
このエリアはエスニックにも強く、タイ料理のハンサム食堂、本場台湾料理の珍珍亭のほか、沖縄やモロッコ料理などがある。エスニックに加えてバルなどのニューウェーブもあり、古い木造の建物がリメイクされて心地よい空間となっている。
浅草寺境内のすぐ西隣にある、場外馬券場の南側に80メートルほど続く飲み屋街。天気のいい日は一帯が路上に席を持ち出したストリートテラスと化している。別名を「煮込み通り」といい、牛すじの煮込みやもつ煮込みなど、安くてうまい店が点在している。
連なる赤提灯の元、店先に並んだテーブル席にはかつての主流だった競馬客に混じり、若者や外国人観光客や家族連れの姿もあり、ほろ酔い気分で下町気分を満喫している。
平日は昼間から、休日は朝から飲めるので、いつ行ってもにぎわっている。
それほど広くない面積に建物や店が密集し、人口密度も高い東京。しかし海外のリゾートにいるような開放的な気分になる、とっておきの場所は結構ある。
公園近くで緑いっぱいのテラス席やビルのルーフトップ(屋上)のバー、水辺の景色が眺められるリバーサイドなど、東京のオープンエアの形態はさまざまだ。各店に取材を進めてわかったのが、季節によって寒暖の差が激しい東京でも、オープンエアの座席は年間を通じて人気があるということ。多くの店が、外の席から順に予約が埋まっていくそうだ。
ここでは、都内でオープンエアの空間が楽しめる、レストラン22選を紹介する。外気を直接感じながらおいしい料理を食べたり、酒を飲んだりする体験は格別だ。東京の空の下、大切な人とゆっくり時間を過ごしてみては。
ここでは、感染予防を徹底し、オープンエアで楽しめるものを中心に、おすすめのビアガーデンやビールフェスティバルを紹介する。
ベイサイドで夜景を眺めながら、屋上でバーベキューしながら、あるいはビールの本場ドイツを体感しながら、至福のひとときを過ごしてほしい。
週末の夕暮れ、白金商店街の時計台広場がストリートレストランへと早変わりした。目の前の明治通り四の橋交差点では車が勢いよく走り抜ける、れっきとした路上だ。
この白金青空フードコートは、東京都港区でこの緩和策を取り入れた初めてのストリートテラスとなる。
ソーシャルディスタンスを保った6卓のテーブルと、手洗いシンクが2台設置され、焼肉ジャンボ白金、鳥亭、炭火和食店であるmasahiro東京のメニューを楽しむことができる。
まちづくり団体、一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツが2020年8月9日から二子玉川商店街振興組合と協働してスタートした、二子玉川まちみちテラスだ。
寺院が列をなして並び建つ鎌倉の丘、箱根の温泉、雄大な富士山。東京にいると「ほかの都道府県の芝生が青く見える」
ここでは、緑豊かな渓谷からハイキングコースまで、
Discover Time Out original video