タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、キノコが味わえる店
秋の味覚といえばキノコ。栽培技術が進み、一年を通してスーパーなどで購入できるが、天然ものの旬を味わいたいなら、9月から11月ごろまでがベストだろう。ここでは、キノコ料理専門居酒屋や、2014年からミシュラン常連のレストラン、キノコ狩りをしてそのまま炭火焼きが楽しめる場所などを紹介する。
ミシュランの味を堪能する。
独創的なキノコ料理が味わえるシャントレル。ほとんどの料理にキノコを使い、フランスの地方レストランで修業したというシェフの中田雄介の腕前で、国産や輸入キノコの驚くべき可能性を見せてくれる。中田が編み出した「きのこ茶」と贅沢な「フォアグラマカロン」の組み合わせは外せないし、茹でナスとロックフォールチーズのソースで食べる「スモークサーモン」も必食だ。 メニューはコースのみで、7,000円から。何を頼んでも、マジックマッシュルームなみに魔法がかっている美味しさのレストランだ。
ベストなトリュフだけにする。
「One dish」「One wine」「One artist」をコンセプトとしたレストラン。コンセプト通り、料理はシーズンベストのトリュフを使った自家製パスタのみ、ドリンクはパスタと相性の良い赤ワインのみ、音楽はレッド・ツェッペリンのアナログサウンドのみと、なんとも潔いレストランだ。メニューはなく、注文は入口にある食券機でチケットを購入するシステム。ラーメン屋や立ち食い蕎麦のような感覚で利用できるユニークな店だ。
小説やエッセイを読んだ際、さりげなく登場する料理の名前や描写が、読後にまでも深く印象を残していることはないだろうか。作品に叙情的な厚みを加え、強烈なイメージとなって脳裏に焼き付く料理は、作家が思い入れや意図を持って配置した、作品の重要なエッセンスとも言えるだろう。食に強いこだわりを持つ作家は多く、彼らの著作に贔屓(ひいき)の料理店の名前が繰り返し出てくるのもよくあることである。ここでは、明治~現代の文豪と関係深い料理店を紹介する。下町の洋食店や老舗の和食店など、いずれも文豪が活躍した当時から営業を続ける老舗ぞろい。往時に想いをはせながら、長きにわたって受け継がれてきた味を堪能してほしい。
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