トラットリア タンタボッカ
トラットリア タンタボッカ
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ダガヤサンドウ、食べ歩き10選

千駄ケ谷と北参道をつなぐ近年注目のエリア

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タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > ダガヤサンドウ、食べ歩き10選

テキスト:浅野陽子(フードライター)

東京では、谷根千(谷中、根津、千駄木周辺地区)、奥渋谷(東急本店裏から神泉駅近辺)、新虎通り(新橋ー虎ノ門を結ぶ通り)など古くから存在していた場所が新たな角度から注目され、新名称を付けられて人気の街となることがよくある。

今回紹介するのは近年、「ダガヤサンドウ」と呼ばれ始めたエリア。一見どこなのか見当が付きにくいが、JR千駄ケ谷駅から東京メトロ北参道駅を結ぶ一帯のこと。

歩いてみると古くからの住宅街で、国立競技場や国立能楽堂といった歴史ある建物も並ぶ一方、おしゃれなカフェやインテリアショップも集中し、懐かしいながらも街全体に新しく洗練された印象を受ける。イタリアンやカレーなど、飲食店で都内有数の人気店も多い。

来年のオリンピック実現に思いをはせながら、ダガヤサンドウでぶらりとグルメツアーを楽しんでみては。

  • カフェ・喫茶店
  • 信濃町
  • 価格 1/4

「朝の時間を有意義に活用する」がコンセプトのオールデーダイニング。平日は朝7時から営業している。

早起きして出勤前にヨガやジョギング、勉強会などをこなす「朝活」がブームになった2010年にオープンした。早稲田や原宿、表参道などに複数店舗を展開するが、同店が1号店になる。その後、千駄ヶ谷エリアで2度移転し、2019年に現在の場所で再々開業した。最初のオープンから、ファンは変わらず通い続けている。

8時までワンコインで注文できる『モーニングプレート』(平日のみ)や、ガッツリ食べたい人向けの『グッドモーニングバーガープレート』など、全6種類の朝食を10時30分まで提供。朝と昼、そして夜遅くまで、さまざまなシーンで使える都会のカフェだ。

  • イタリア料理
  • 千駄ヶ谷

北参道駅近くのイタリアン。肉料理が評判の、恵比寿のビストロ カルネージオや飯田橋のトラットリア グランボッカと同じ系列店で、A5ランクの黒毛和牛や豚肩ロースなど、肉の炭火焼きメニューが充実している。

外まで張り出した大きなテラス席があり、床のタイルやおしゃれな内装を含めた開放的な空間にいると、イタリアに来たかのような気分になる。肉のメインもおいしいが、店名物のバーニャカウダやフリット、パスタも総じてレベルが高い。明るい雰囲気からか、平日ランチでワインを楽しむ人も少なくない。

30代以上の女性客が多く、気の置けない友人との会やデートにもぴったりの店だろう。

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  • インド料理
  • 千駄ヶ谷

千駄ケ谷駅から徒歩5分、国立能楽堂の隣のビル地下1階にあるインド料理店。看板には聞き慣れない「Bistro de India(インドのビストロ)」とあり、店内での撮影は一切NGなどとにかく謎めいているが、カレー好きのグルメ客から評価の高い都内の名店でもある。店主は京橋の大人気インド料理店「ダバ インディア」出身の料理人だ。

ランチは甘口、中辛、辛口のカレーが1〜3種で選べるセット(サラダ、ライス、ドリンク付き)、夜はワインやアルコールメニューと楽しめる小皿料理とカレーを提供。野菜とスパイスを豊かに使った南インドスタイルのカレーだ。ランチメニューは店主のTwitterFacebookで毎日発信している。

濃厚な欧風カレーに慣れた人は最初少し物足りなく感じるが、野菜の甘味やスパイスの辛味、発汗作用をじわっと感じる独特の味わいはハマるだろう。

  • カフェ・喫茶店
  • 千駄ヶ谷

20205月にオープンしたモスバーガーの新業態。

「大人スタイルの新しいモス」がコンセプトで、ハンバーガーやモスチキンなどファストフードのメニューも注文できるが、鉄板に乗ったハンバーグ、野菜のグリル、アヒージョのようなビストロメニューもワインやウイスキーと一緒に楽しめる。オリジナルのスイーツメニューも充実している。

店内は広くゆったりした開放的な雰囲気で、一部テラス席もある。ランチ、デート、カフェ、仕事の打ち合わせなど客のシーンによって昼夜問わずさまざまな使い方ができそうだ。モスならでは新鮮な国産野菜を使ったサラダが特に美味。

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  • ショッピング
  • 千駄ヶ谷

千駄ケ谷駅や原宿駅から徒歩10分ほどの場所にある、ロサンゼルス発のセレクトショップ。東京、神戸、京都などに複数店舗があるが、千駄ヶ谷店が日本国内の旗艦店だ。

ロンハーマンブランドと、世界中からセレクトした上質なブランド商品(レディース、メンズ、キッズウエア、アクセサリー、インテリア雑貨)をそろえている。

千駄ヶ谷店にはオールデーカフェも併設され、都心部にあると思えない、広々とした飲食スペースでソファ席も完備。一人でもグループでもゆったり過ごせる。サンドイッチやハンバーガーのほか、パスタやカレー、アルコールメニューもあり、しっかり食事をとることもできる。買い物がてら優雅なランチを楽しんでみては。

  • 原宿

千駄谷小学校近くにあるカレー店。化学調味料と添加物不使用の体に優しいカレーが売りだ。ルーやカレー粉も使用せず、タマネギなどの野菜と肉のうま味、スパイスのみでコクたっぷりの濃厚な味わいを作り出している。

看板メニューの『キーマカレー』のほか、ヨーグルトとトマトを使った中辛の『チキンカレー』、香ばしい『焼きカレー』など10種類以上のカレーメニューをそろえる。夜はバーとしても利用可能。

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  • インド料理
  • 原宿

神宮前2丁目付近にあるカレー専門店。駅からのアクセスは悪いが、強い人気があり、こぢんまりした店構えのため、平日のランチ時には早い時間帯から行列ができる。

メニューは、『チキン』『ビンディキーマ』『ポーク』『ポークエッグ』の4種類。キーマカレー以外はトマトベース、ホウレンソウベースから選べる。

まずは定番の『チキン』カレーをホウレンソウベースで味わって。大ぶりのカリカリ鶏肉と濃厚でクリーミーなカレーの組み合わせはインパクトがある。半熟卵のトッピングも追加でぜひ。

 

  • ラーメン
  • 新宿三丁目

新宿タカシマヤ近くにある大人気つけ麺店。平日10時台から客が並び始める。『海老つけ麺』が主力メニューで、エビの濃厚なだしをたっぷりきかせたスープに、もっちりした食感の太麺を浸しながら食べるのがハマる。

トッピングには定番の『味付玉子』『チャーシュー』『三角メンマ』のほか、『バジルソース』や『モッツァレラチーズ』、パンなどイタリア風のもの注文可能。エビのスープに不思議とマッチする。

並盛りの麺が270グラムとボリュームたっぷりで、食べ切れない人は小盛り180グラムにも変更できる。フレッシュなプチトマトがごろごろ入った、アレンジメニューの『海老トマトつけ麺』は女性におすすめだ。

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  • 千駄ヶ谷

原宿駅から徒歩8分、1996年創業の老舗イタリアン。イタリア語で、マンジャ=食べる、ペッシェ=魚を指し、店名は「魚を召し上がれ」という意味だ。全国の漁港から産直で取り寄せる、日本各地の旬の魚を使ったイタリアンを提供。

定番のアクアパッツァはもちろん、『北海道産 本ボタン海老のカルパッチョ』やサケを低温調理した『気仙沼産 桜マスのミキュイ』『岩手産牡蠣とルーコラのスパゲッティ』『ツブ貝とインゲンとじゃがいものジェノヴェーゼ リングイネ』『真イワシとチボロッティとフレッシュトマトのスパゲッティ』など前菜からパスタ、メインまで日本の四季折々の豊かなシーフードを、イタリアンで堪能できる。

大きい窓に高い天井、40席ある客席はテーブル間がたっぷりと広めに取ってあり、ゆっくり心地よく過ごせる。静かに話したいビジネスランチやデートにもぴったりの店だ。

  • 原宿

緑に囲まれた、閑静な東郷神社近くのフレンチレストラン。

シェフの松嶋啓介は、日本のスター料理人の一人だ。1990年代末に20歳で渡仏、南フランスのニースで自身の店をオープン。外国人として最年少(28歳)で、フランスのミシュランの星を獲得した。その後も星を維持し続け、またフランス政府からからフランス芸術文化勲章シュヴァリエも授与され、フランス料理界でも確固たる地位を築いている。

フランス国内では3店舗を持つが、日本で運営するのはこの原宿店のみ。ここでは松嶋の洗練された美しい料理を味わうことができる。日本の旬の食材を使いエレガントに仕上げられた皿の数々は、目で楽しんでも、舌で味わってもため息が出る。

店自体も原緑豊かなロケーションにあり、店内から見える四季折々の景色にも心和むことだろう。

ライタープロフィール

フードライター。食限定の取材歴20年、「dancyu」「おとなの週末」「ELLE a table(現・ELLE gourmet)」「AERA」「日経MJ」「近代食堂」など食の専門誌を中心に、レストランや料理人への取材多数。テレビのグルメ番組への出演実績もある。「NIKKEI STYLE」(日本経済新聞社)の人気コーナー「話題のこの店この味」で毎月コラム連載中。

東京をディープに食べ尽くそう

  • Things to do

味覚を通して東京を体感するために、都内でも屈指の人気を誇る食べ歩きの街を散策した。 新鮮な空気と伝統的な街並み、カラフルなご当地キャラクター。ゆったりとした散歩だ。

食べ物片手にさまざまなことが楽しめる東京の食べ歩きスポット日本では一般的に、物を食べながら歩くのは不作法とされている(祭りは例外)が、そんな新鮮な体験が味わえる食べ歩きの街は、東京の中でも一風変わった環境だといえる。

春はアウトドアを楽しむには絶好の季節であり、食べ歩きは各地の文化と歴史に浸りつつ多様な日本の味を楽しむのに最適。ここでは、ちまたでうわさの食べ歩きスポットを三つ紹介する。ただし、ナプキンと現金を忘れないように(手や服が汚れるかもしれないし、露店では大抵カードが使えない)。東京でお気に入りの新たな楽しみを見つけよう。

タイムアウト東京レストラン&カフェ > 築地、食べ歩き13選

日本人はもとより、海外からの観光客にも圧倒的な人気を誇る築地市場。市場が豊洲へ移転されたが、場外市場は築地に残り、まだまだにぎわいがある。ただし「築地魚河岸」としてリニューアルが決まっているので、現在の景色が見られるのは残りわずか。まだ訪れたことがないという人も、この機会に足を運んでみてほしい。名店でしっかり朝食をとるのも良いが、チープイートをつまみながら散策するのも楽しいもの。ここでは食べ歩きにぴったりなメニューを紹介する。 

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  • インド料理

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 神保町、カレーの名店15選

テキスト:浅野陽子(フードライター)

古書店探訪で知られた神保町だが、大学や出版社、企業のオフィスも多く、実は飲食店がとても充実した街でもある。中華にビストロ、海鮮居酒屋からカフェまでジャンルも豊かで、ランチは軒並み1,000円以下が当たり前。神保町での食べ歩きは非常に楽しい。

なかでもカレーは名店が集まっている。神保町でカレーが食べられる店は400軒以上あるともいわれており、スパイスがきいた本格的なインドカレー、濃厚な欧風カレー、さらっと食べやすいが後を引くスープカレー、ハーブとココナッツミルクたっぷりのタイカレー、オリジナリティーあふれるカフェのカレーなど......目移りするほどあらゆるタイプのカレーが味わえる。

地元のカレーフェス『神田カレーグランプリ』(2011年から毎年開催)常連の店を含め、人気店や個性あふれるカレー店を紹介する。辛さの度合いが自分で選べる店も多く、バリエーションは無限。神保町カレー全制覇までの道のりは果てしなく遠く、またワクワクするだろう。

池袋、エスニックの名店7選
池袋、エスニックの名店7選

※4月20日(月)更新。緊急事態宣言中のテイクアウトやデリバリー営業情報を追記。

テキスト:浅野陽子(フードライター)

暑い夏になると、特に食べたくなるアジアンエスニック。パクチーやグリーンカレーが大好き、という人も急増し、ハーブが香る独特のスパイシーな味わいは、日本でも近年、確実に市民権を得た。

東京には数えきれないほどのタイやベトナム料理の店があるが、実は池袋駅周辺は特に名店が集まる、都内有数のエスニック激戦区だ。駅ナカで大人気のタイ屋台料理店に、タイ国政府から「本場の味を再現している」と正式認定を受けた店、2019年に上陸したばかりのベトナムフォーの老舗店、ハラル認定のマレーシア料理専門店など……。いずれも池袋駅から徒歩5分圏内なのも便利。ここでは、エスニック好きが気軽に足を運べる、七つの店を紹介する。

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  • Things to do

立石という場所を知っているだろうか。葛飾区にある風情溢れる下町だが、実は、知る人ぞ知る飲んべえの聖地なのである。モツ焼きを中心に、寿司やおでん、餃子(ぎょうざ)、焼き肉などを、驚きのうまさと価格で味わえるこの地では、3軒はしごして一人5,000円以内で済むということもまれではない。

立石は、どの店に入っても昼間から素性の分からないおじさんたちでにぎわっている。昼から飲む人、夕方から飲む人、食休みスポットや、シメにふさわしい店など、立石を楽しみ尽くすことのできるヴェニューを14軒紹介する。酒飲みを自称するあなたなら、立石のとりこになってしまうこと間違いなしだ。

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