世にも珍しい、カルパッチョをメインとしたイタリア料理店。日本におけるカルパッチョは魚のイメージが強いが、
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >東京、イノシシが味わえる店5選
テキスト:中山秀明
普段はあまり口にしない肉かもしれないが、そもそもイノシシはブタの先祖。イノシシを品種改良して家畜化した動物がブタであり、家畜化する前はイノシシを狩って食べていたのだ。それもあって、味はブタに近い印象があり食べやすい。ここでは、伝統的な『ぼたん鍋』を味わえる店やカジュアルなバルなど、
世にも珍しい、カルパッチョをメインとしたイタリア料理店。日本におけるカルパッチョは魚のイメージが強いが、
高田馬場駅近くにあるレストラン。イノシシをはじめ、ワニやラクダ、カラス、トドなど取り扱う食材の種類がユニークで多彩。獣肉以外に爬虫類や昆虫なども提供する、異彩の居酒屋だ。鍋も豊富で、全国から届く天然ジビエを、醤油や味噌、すき焼きなどその肉に合った味付けで味わえる。イノシシは、九州産のロースを使った『牡丹鍋』(1人前 1,980円)を、醤油か味噌ベースで楽しめる。古来より各地で食べられてきた郷土料理の獣鍋は、新年の宴にもふさわしいと言えるだろう。
大門駅近くにある、ジビエをカジュアルに楽しめるバル。木目調の造りで和の趣を感じさせながら、明るくカジュアルな雰囲気だ。素材はイノシシをはじめ、シカやカモ、ウマといった定番からワニやカンガルー、穴グマ、ダチョウと多彩で、料理も和と洋がある。イノシシ料理は『猪の冷しゃぶ』(1,080円)、『猪のチャーシュー』(980円)のほか、『猪炙り』(380円)という肉寿司などもあり、『牡丹鍋』は1人前1,980円。個室が大小豊富なので、プライベートな空間で食事をしたいときにもうってつけだ。
三軒茶屋と新宿にある、炉端焼きスタイルのジビエ料理店。炭火であぶった素材本来の味がウリだ。三軒茶屋店は、裏路地に佇む築60年の古民家をリノベーション。隠れ家チックな雰囲気の中、全国から届くイノシシやシカ、カモなど様々なジビエを味わえる。炉端焼きでは『和歌山 猪2種』(1,598円)、『丹波 猪ソーセージ』(918円)などがある。手作りの『自家製猪ロースハム ~サラダ仕立て~』(843円)はとくにおすすめで、酒とのペアリングも楽しい。
NPO法人多摩源流こすげ
イノシシは家畜ではないため、飼育ではなく猟師が捕獲する。狩猟プチ体験を5,000円で提供している、山梨県小菅村にあるNPO法人多摩源流こすげ。対象はシカだが、野外での獣道や足跡探し、狩猟で使用するくくり罠(わな)の説明を受けたり、シカ革もしくはシカの角を使ったクラフト体験ができる。また、リクエストに応じて開催される『村ツアー(ジビエ編)』(3,500円)では、シカ肉の処理場見学や試食などができる。大自然の中で、野生動物の息吹を感じよう。
牛、豚、鶏に次いで第4の肉となる?と飲食業界で噂されているのが羊だ。欧米では昔からよく食べられており、食のグローバル化の波と、それに伴った日本人の嗜好の変化も、ブームの一因となっている。さらに、羊肉の低カロリーで栄養豊富なヘルシーさや、羊肉とマッチするスパイスやハーブも注目されている。
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