本物志向のグルメが集う東京に憧れて
ワイン好きのギヨームが初めて日本を訪れたのは、京都に留学していた20年前。2人はその後フランスで出会ったそう。東京には以前から度々訪れることがあり、独自の文化に魅力を感じていたという。
「東京は世界屈指のグルメシティというイメージがありました。フランスにもおいしい食材はたくさんあるのですが、調理方法や提供方法が大ざっぱでも気にならない食べ手が多い。一方、日本人は誰かが手をかけ、丁寧に作った料理への意識が高い。その点が魅力的でしたね」と、ギヨームは語る。
「私たちは店を通して作り手の魅力を伝えたいという思いが前提にありました。なので、本質的においしいものが分かっている人が多く、生産者や料理人へのリスペクトもある東京という街に出店したいと思うのは、自然な流れでした」(クロエ)