東京、3月に行くべきジャズイベント4選

世界の例に漏れず、日本のジャズシーンからも新たな才能が芽吹いている。それを紹介するのが「今のJazz」をコンセプトに企画するイベント「Millennial JAZZ TOKYO」だ。オーガナイザーはジャズシンガーの和田明が2020年に立ち上げた「江戸Jazz」。第3回目となる今回も昨年に続き、丸の内「コットンクラブ（COTTON CLUB）」での開催となった。

出演するのは和田に加え、渡辺翔太（ピアノ）、曽根真央（トランペット）、工藤明（ドラムス）、古木佳祐（ベース）。それぞれがジャズ以外の領域でも活躍する若手プレイヤーばかりだ。さらにアニメ映画『BLUE GIANT』の吹き替えでもお馴染みの馬場智章（サックス）と、シンガーソングライターとして独自の活動を見せるNao Kawamura（ボーカル）も客演参加する。

日本では数少ない「新世代ジャズプレイヤーたちが自主企画するライブ」であり、ワクワク感が漂う本公演。才気あふれた演奏とシーンの未来に思いを馳せるイベントとなるだろう。

※18時〜20時30分／コットンクラブ／料金はテーブル席6,000円、ボックスシート・センター（4人席）8,500円、ボックスシート・サイド（2人席）7,500円、ボックスシート・ペア（2人席）8,000円、ペア・シート(2人席）7,000円

ジャズの世界で一般的に思い浮かべる花形の楽器は何だろう？　サックスやトランペット、ピアノにドラム――。いや、ジャズフルートも忘れてはならない。そんな人には、フルート奏者・小林豊美のライブが必見だろう。

歌いながら演奏したり、口笛を披露したりと「天才」「ぶっ飛び系」と称される彼女は自分で開発した独自の奏法や、温かみのあるメロディーのオリジナル曲が特徴だ。出産やプライベートの変化を経て、2025年1月には2018年以来となるアルバム『ささやく／murmur』をリリースした。

その彼女が、伊藤志宏（ピアノ）と水谷浩章（ベース）を率いた自身のトリオ「えん」で江古田にある「ジャズバー（JAZZ BAR）そるとぴーなつ」に登場だ。深みを増した表現、そしてエネルギッシュな演奏で元気をもらえること間違いなしだ。

※19時30分～21時50分／ジャズバー そるとぴーなつ／料金は2,500円〜（ライブチャージ、テーブルチャージ、ドリンク1杯含む）