ー近年の乙女塾と西原さんの仕事について教えてください。
まず、私はコロナ禍になってから、モデル業など今までやっていた仕事が半分くらいに減ったんですね。いろいろと見つめ返す時間ができて、自分が関わっている仕事について考えてみた時、乙女塾がすごく必要とされていると感じました。コロナ禍でも問い合わせは減らず、むしろ生徒の人数はちょっとずつ増えていたんです。
最近、特に20代前半の生徒が増えていて、すごくびっくりしています。乙女塾を頼らなくてもインターネット上には、YouTubeやSNSなど、女性化するためのノウハウってたくさんあるじゃないですか。だから、若い世代には乙女塾はあまり必要ないと思っていたんですよ。でも、思いのほか需要があるんだと分かりました。
ーコロナ禍が始まってから生徒さんが増えたんですね。
最初は謎だったんですよね。大学生の生徒には「週3で通いたい」と言ってくれる子もいます。理由を考えてみると、結局のところ乙女塾が求められている役割は、「居場所」なのかな、と。
コロナ禍ではいろんな集まりが中止になりましたよね。乙女塾は現在、マンツーマンレッスンを行っているのですが、対面で自分を認めてくれる場所がとても大事だと思ったんです。この場所をよりどころにしている若い世代が多い気がしています。