ファイト餃子
ファイト餃子
ファイト餃子

東京、厚皮餃子14選

皮を味わうもっちり&しっかり系餃子

広告

中国では皮が薄い餃子を「日式餃子」と称することからもわかる通り、日本の餃子は薄皮のものが主流とされている。一説によると、日本では白米のおかずとして餃子を食べることから、ボリューム感を抑えた薄皮スタイルが発展したそうだ。しかし、いかに日本人といえど、厚皮の餃子の魅力に目覚めないままではあまりにもったいない。本記事では、もっちりとしてコシのある「皮厚め」のおいしい餃子を出す店を紹介する。薄皮では味わえない、あの幸せな歯ごたえを堪能してほしい。

  • 神楽坂

飯田橋駅から新小川町を歩くこと10分。ひっそりとした雰囲気の住宅街の一角に現れる中華料理店がパイロン(PAIRON)だ。定番の「白龍餃子」は、あんにニラやニンニクは入っておらず、具は豚肉のみ。「マル秘香辛料」(おそらくシナモンなど)のほのかな甘い香りが、ジューシーなあんをなんともまろやかでくせになる味に仕上げている。極厚の皮はヒダのない密閉型の包み方が特徴で、気をつけて食べないと肉汁が勢いよく飛び出す。カリッと焼きあがった表面と、もちもちとした歯ごたえがたまらない。 そのほか、あんにニラをたっぷりと入れた「青龍餃子」、しょうゆ漬けのニンニクが粒ごと入っている「黒龍餃子」、皮に唐辛子が練りこまれた「レッドドラゴン」、同じくセロリが練り込まれた「セロリ餃子」など、味の種類も多く、焼き餃子、水餃子、スープ餃子、蒸し餃子などの食べ方のバリエーションと組み合わせるとかなりの選択肢がある。デザートには小豆あんこの入った「あんこ姫」もおすすめ。

  • 多摩地域

狛江駅から徒歩10分、世田谷通り沿いにあるラーメン店。アクセスの良い立地とはお世辞にも言い難く、一見すると普通の町のラーメン店だが、この店のために遠方から通うファンもいるほどの名店だ。 ラーメンはみそ、しょうゆ、塩の3種があるが、みそが看板メニュー。オーソドックスなスタイルだが飽きのこない味で、特にチャーシューの味が素晴らしい。チャーシューやメンマ、コーン、ワカメ、味付け卵などの具が一通り乗った「狸小路ラーメン」がおすすめだ。 そして、この店でラーメン以上に人気なのが皮から手作りの餃子。極厚の皮に肉が多めのジューシーなあんが詰まっている。かみごたえのある皮を破ってあふれる肉汁は、脂っこくなく、臭みもない。無心で頬張りたくなる味だ。

広告
  • 日本料理
  • 代々木

代々木駅近くの人気餃子専門店。西口改札を出ると左手に看板が見えるので、迷う心配はない。その名の通り大ぶりな「焼き餃子」は、とにかく肉汁が多いので、一口かじったらそのまま汁を吸うとといい。おやきを思わせる分厚い皮に包まれた餡は、たっぷりの豚肉とニラが少し入っており、非常にジューシー。セットは、餃子6個とライス、スープ、ザーサイがついて650円とかなり手ごろだ。皮のもちもち感をより味わいたい人は「水餃子」もおすすめ。

  • 渋谷

横浜中華街にあるダリアン(DALIAN)餃子基地の渋谷店。メニューはいずれもリーズナブルながら洗練されていて外れはないが、網目状の羽根が特徴の「大連焼餃子」は必ず食べた方がいい。もっちりとした厚い皮が、たっぷりの肉汁と鹿児島県産の黒豚肉がごろっと入ったあんを包む。皮は羽根がつく天井面が特に厚く、厚さの強弱がなんとも言えない歯応えを生んでいる。

広告
  • 幡ヶ谷

幡ヶ谷駅から都道431号線に出て笹塚方面に行くと現れる上海料理店。年中無休で深夜まで営業している使い勝手の良さもさることながら、定番の餃子や肉まんはもちろん、麺や一皿料理など全メニュー外れのない名店だ。 フライパンに乗ったまま出てくる「餃子」は、皮の厚い大ぶりの一品。揚げられたように全身がかりっと仕上げられており、コシのある皮に包まれた豚肉と白菜、ニラの入ったコクのあるあんからは、口の中でうま味たっぷりのスープがしみ出す。見た目の割に軽い口当たりなので、一皿では物足りないかもしれない。

  • 代々木上原
ニイハオ
ニイハオ

幡ヶ谷にある1982年創業の餃子専門店。「手間を惜しまない」がモットー。店主自慢の餃子は、手作りの皮を一晩寝かせ、注文時に調理するためモチモチの食感を楽しむことができる。焼き餃子ももちろん、熱々のスープと一緒に楽しめる水餃子もオススメだ。仕事帰りに青島ビールを飲みながら餃子をつまみに一杯やるのにピッタリのヴェニューだ。

広告
  • 新橋

新橋に3店舗、品川に1店舗を展開する一味玲玲の本店。皮から手作りしている「ママの手作り餃子」は、分厚いモチモチした皮がたっぷりと肉汁を包んでいる。まずはタレなしで食べたい。そのほかに、トマトやエビ、カキ、ホタテなど旬の素材など14種の味のバリエーションがあるのは同店ならでは。ランチタイムに大人気の「焼餃子定食」は、餃子にライス、ザーサイ、サラダ、スープがついて650円。味の良さはもちろんボリュームもあるとあって、ランチ時はいつも混んでいる。    

  • 三鷹

三鷹駅から徒歩8分の場所にある餃子のハルピンは、老舗中華料理店。創業から36年目となる今も人気を集めるその理由は、その唯一無二の味にある。餃子の種類は定番のニラや、ホタテ、エビ、セロリ、チーズなどの変わり種も含め、全11種。どの餃子にも、あんにはたっぷりの豚肉と香り高い八角が使われている。鼻を抜ける八角の香りと、肉汁のうま味はなんとも絶妙。かぶりつくとスープがあふれだしてしまうので、アツアツでも一口で一気に食べることをおすすめする。

ランチは、ラーメンや餃子、小籠包などがついたボリュームセットは850円、定番の餃子セットは800円から。

広告
  • ワイナリーズ
  • 吉祥寺

吉祥寺の中道通りに建つ餃子とラーメンの店、一圓(いちえん)。三鷹、上石神井などにも店を構える人気店の本店である。店内は、厨房を囲む形で設けられたカウンターが数席のみ。時間帯によっては、平日でも行列ができることもあるそうだ。

一番人気の「焼き餃子」は驚くほど大きく、もちもちの分厚い皮の中に餡がみっちり詰まっているボリューミーな一品。一口食べれば野菜と肉汁のつくり出すスープがあふれ出す。ビールなどのアルコール類は置いていないため、「餃子で一杯」を楽しみたい人には、テイクアウトをおすすめする。

※建物老朽化のため2022年10月に閉店

  • 北区

都営三田線の西巣鴨駅から歩くこと5分。中華屋らしいきらびやかな外観が見えてくる。同店の「華興餃子」は、炒めた玉ねぎのほのかな甘みと、たっぷり入ったニンニクの香りが絶妙なハーモニーを奏でる人気メニュー。大きいがしつこさがなく、何皿でもぺろりと食べられそうだ。ぷりぷりのエビや春雨など具だくさんの「円満餃子」や、その名の通り壺のような形に包まれた「ツボ餃子」など、ユニークでオリジナリティあふれる餃子が種類豊富に並ぶ。

広告
  • 巣鴨
  • 価格 1/4

千葉県野田市に本店を構えるホワイト餃子グループの巣鴨店。ホワイト餃子は、分厚い皮を油でしっかりと揚げているのが特徴で、白(パイ)氏という中国人から日本へ伝えられたことからこの名がつけられたといわれている。

巣鴨地蔵通り商店街を抜けた先にある同店は、そんなホワイト餃子を求める人々で連日行列を成す人気店だ。定食の餃子は10個・15個から選べるが、そのボリュームは思わず男性でもたじろくほど。しかし、餡は野菜たっぷりであっさりしていて、皮も香ばしく軽いので、不思議と食べやすい。皿いっぱいに盛られた大きな餃子は、気がつけばあっという間になくなってしまっていることだろう。

  • 葛西

東西線葛西駅にほど近い、豪奢な外観が目を引く中華料理屋。ここの餃子は、小龍包のようにぷりぷりとした食感が特徴だ。餡にはタレが必要ないほどしっかりと味がついており、思わず白米が進んでしまう。

餃子の種類の多さも魅力で、定番の焼き餃子のほかに、肉の代わりにニラや玉子、春雨を使った「素菜焼き餃子」、赤みそ入りの「みそ焼き餃子」、プチトマト入りの「トマト水餃子」など、実に21種類もの餃子が並ぶ。まったく新しい味の餃子に出会いたい人にもおすすめしたい店だ。

広告
  • 中華料理
  • 蒲田

京急蒲田駅からすぐのアーケード商店街あすとに位置する金春(コンパル)本館。人気の「羽根つき焼き餃子」(6個入り330円)は、ぷっくりとした形と、皮のしっかりした食感が特徴。カリッとした大きな羽根とは対照的に、皮はむっちりとしていて食べ応えも抜群にある。ほかの蒲田の餃子店に比べるとやや小ぶりのため、女性でも頑張れば一口で頬張れるサイズ。「ナマコ焼餃子」などの変わり種や、中国では一般的だが日本はなかなか見かけないあんに卵とニラが入った「三鮮蒸し餃子」もおすすめだ。

  • 中華料理
  • 蒲田

餃子激戦区として知られる蒲田。同所で餃子と聞けば、真っ先にニイハオを思い浮かべる人も少なくないだろう。同店は「羽根つき餃子」発祥の店といわれており、老若男女問わず人気を集める名店だ。

パリパリの香ばしい羽根とぎっしり詰められた餡、もちもちの分厚い皮が一体になった「羽根付き焼餃子」は、口に入れた瞬間に濃厚な肉汁が溢れ出す。まずは酢と醤油だけで食べた後に、卓上の「食べるラー油」も試してみてほしい。ごま油の香りが鼻を抜ける餡と、ぴりりと辛いラー油はまさに黄金の組み合わせだ。

もっと餃子を食べる……

神保町、餃子のウマい店12選
神保町、餃子のウマい店12選
タイムアウト東京 > レストラン&カフェ >神保町、餃子のウマい店12選 テキスト・監修:中山秀明 古書店やカレーの街として有名な神保町だが、実は中華や餃子の店も実力派ぞろい。その理由は、明治から大正期に多くの中国人留学生が周辺に住んでいたことから、彼らの空腹を満たす中華料理店が多かったことも挙げられる。ここでは、老舗から新手の餃子バルまで幅広く紹介。店ごとに皮の厚さや具材の中身など、味わいは多彩だ。たまには本やカレーではなく、餃子を目がけて神保町へ繰り出そう。
フードもアルコールも安価で夜遅くまで営業しているなど、とかく使い勝手がいいチェーン系の中華料理店。そして、ランチセットの選択メニューとして、飲みたいときのツマミとして、とりあえず注文したくなるのが餃子だ。 質を求めるよりも「とりあえずいてほしい」脇役的な存在ではあるが、当然、各チェーンによって味や個性は異なる。本記事では、「コスパ」重視で選んだ都内のチェーン系の中華料理店の餃子をレビューする。なお、同じ系列店でも店舗ごとに味に差があるなど、ここにある特徴が全店に共通しているとは限らないので、あくまで参考程度に読んでもらえれば幸いだ。 ※餃子1個あたりの価格(小数点以下は切り捨て)が安い順で表示
広告
東京、ネオ餃子5選
東京、ネオ餃子5選
餃子は日本の国民食と言える。ホームパーティーの定番メニューでもあるし、餃子のチェーン店は至るところにあり、深夜でも食べられる。日本で餃子といえば、一般的に焼き餃子だが、餃子が生まれた中国では水餃子が主流、というのは比較的知られている話。ラーメン同様日本人が独自にアレンジを加えた餃子は、海外の観光客からも人気を集め、近年では国外に専門店ができるなど、日本の「GYOZA」は世界に広まりつつあるようだ。ここでは、そんな流行から生まれた変わり種餃子が食べられる店や、餃子の新しい楽しみ方を提案する5軒を紹介する。
おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告