西武池袋線江古田駅から徒歩7分ほど、赤い看板が目印のカウンター7席の店舗。2019年までに5年連続でミシュランのビブグルマンを獲得している。 提供しているのは『塩らぁ麺』『醤油』『汁なし担担麺』。『塩らぁ麺』は国産鶏のひき肉のみでだしをとったスープは透明度の高い清湯系。鶏の香ばしい旨みが詰まったバターのようなコクがあり、ヒマラヤ岩塩の塩味と混ざり合う。少しもちもちした食感の細麺との相性も良い。醤油の染み込んだ味玉、店内で手作りされている鶏モモスモーク、低温調理のムネ肉チャーシュー、柔らかい食感のメンマなど、丁寧な具材も光る。全体的にシンプルな作りでありながら、鶏の旨味がいきた奥深い一杯だ。 人気の高い『汁なし坦坦麺』は、1日数量限定での提供。自家製ラー油の強烈な辛み、四川花山椒の香り・痺れ、挽肉・ナッツなどをモチモチの麺に絡めて食べる一杯だ。強烈な辛さだけでなく、濃厚なコクがあり、さまざまな風味が口の中に広がる。四川料理店出身の店主による、本格派の味わいを堪能したい。
中華やエスニック料理の名店が軒を連ねる江古田は、ラーメン店も粒ぞろいだ。こってり豚骨系や上品な塩系、クセになる煮干し系など、それぞれスタイルも異なるので、その日の気分に合わせて選ぶことができるだろう。飲んだ後の締めの一杯に寄るのも良さそうだ。