新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの専門店。レモンサワーをメインにしているというだけでも、いうだけでも引かれる部分はあるが、同店の魅力はそれだけではない。なんと店の壁一面に、所狭しと本が並べられているのだ。
同店のオーナーを務める田中は、直木賞作家、田中小実昌の孫。店内には、田中小実昌が執筆した本や彼と交流のあった作家の本など、祖父から受け継いだという蔵書を中心に、さまざまな本が置かれている。
初心者でも入りやすい、映画ファンや文学好きが集まるバーを紹介
タイムアウト東京 > ナイトライフ >新宿ゴールデン街、気軽に入れるバー6選
新宿のきらびやかな摩天楼の陰に隠れ、まるで別世界のようなゴールデン街。雰囲気があり、
かつては赤線地帯だった狭い路地には、
しかし、「一見さんお断り」「会員制」のバーも多く、外国人旅行者や初めて足を運ぶ人にとっては、どの店に入ればいいのかさっぱり分からない。ここでは、タイムアウト東京英語版の編集部が選んだ、個性があり隠れ家的で、入りやすい店を紹介する。
新宿ゴールデン街にあるレモンサワーの専門店。レモンサワーをメインにしているというだけでも、いうだけでも引かれる部分はあるが、同店の魅力はそれだけではない。なんと店の壁一面に、所狭しと本が並べられているのだ。
同店のオーナーを務める田中は、直木賞作家、田中小実昌の孫。店内には、田中小実昌が執筆した本や彼と交流のあった作家の本など、祖父から受け継いだという蔵書を中心に、さまざまな本が置かれている。
デスメタルファンが集うバー。バーテンダーは伝統的ホラー映画の熱狂ファンでもあり、バーの後ろで毎日ホラー映画が流れている。
店内は壁に鎖でつながれた鬼のようなヨーダから、ミラーボール、異形のフィギュアなど度肝を抜かれるようなデコレーションで飾られており、まさに筋金入りのメタルバー、といった雰囲気だ。
騒がしいパブ街の果てにある憩いのバー、サスケ(SASUKE)。単にフリーWi-Fiを使いたいという観光客や、強い酒で乾杯したい人、歌舞伎町の喧騒(けんそう)からしばし逃れたいという人にはうれしい隠れ家的な店だ。親しみやすい雰囲気があり、250種ほどのスピリッツや日本酒、焼酎がそろっている。おそらく、ゴールデン街で一番の品ぞろえだろう。
小さな畳のロフトもあり、追加料金なしで利用できる。ロフトに登る際は、天井に頭を打たないように。
地図では見つからないので少し分かりにくいが、バーの名前ともなっている「Not Suspicious(怪しいものはない)」と書かれた張り紙が目印だ。この小さなバーに足を踏み入れると、小さな店内は床から天井まで、これまで訪れた人が残していったメモやメッセージ用紙がびっしりと張られている。
どんなに狭くて混雑していても、訪れた者は肩を寄せ合って仲間になったかのような濃厚な時間を過ごすことができる、そんな不思議な空間だ。
風変わりな飲み屋街として知られているゴールデン街には、ゴールデン街の常連や近隣のバーで働くバーテンダーたちに愛されるレストランや食堂もある。炭火で焼いた牛肉と鶏料理の専門店の肉人もその一つだ。バー巡りを終えた人々を待ち構えるように漂う炭火と肉汁の匂いを目印に、ぜひ足を踏み入れてほしい。
人気メニューは早く売り切れてしまうので、全ての料理を味わってみたいなら、あまり遅く行かない方が良いだろう。人気のメニューはネギ、胡麻油、塩でいただくミディアムレアの鶏レバー串や、熱々の鉄板ごと運ばれてくる、とろとろのチーズが乗ったキムチビーフなど。席チャージは無いが席数が少ないので、ドリンクと人数分の料理は最低オーダーしよう。
さまざまな人が行き交う都心の歓楽街、新宿。1960年代から70年代にかけては、ヒッピーや、フォーク・ジャズミュージシャン、演劇人らアングラな文化を愛する若者たちが集い、酒を飲み交わすカウンターカルチャーの聖地でもあった。近年では、思い出横丁やゴールデン街に外国人客が押し寄せ、また違った表情を見せている。ここでは、そんな時代を感じられるチャージフリーのジャズ居酒屋や、三島由紀夫ら文化人も通った老舗、なぜか外国人客でにぎわう店など、予算1,000円から飲める名居酒屋を紹介する。
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