広尾にある「山種美術館」で、桜をテーマにした特別展「桜 さくら SAKURA」が開催。夜桜を描いた作品など、名作家たちによる個性豊かな桜の絵画と出合える。
同展では、散りゆく桜を描いた小茂田青樹の『春庭』や、鮮やかな着物と桜が美しい橋本明治『朝陽桜』など、桜の多様な表情が楽しめる展示がラインアップ。夜桜をテーマにした作品も展示予定なので、また違った桜の魅力を発見できるだろう。
さらに、奥村土牛の『醍醐』と、絵のモデルとなった「太閤しだれ桜」を同時に見られるのも見どころの一つ。この桜は豊臣秀吉が1598年に「醍醐の花見」をしたことで知られる京都「醍醐寺」にあるものを組織培養増殖した桜で、「土牛の桜」とも呼ばれている。時代を超えた花見を体験してみては。
※10~17時 /入館は閉館の30分前まで/山種美術館/料金は1,400円、学生500円、中学生以下無料