京都を拠点に国内外で作品を発表する作家50人によるグループ展「東 京都(ひがしきょうと)展 The Echoes of East Kyoto」が、2024年5月7日(火)まで、天王洲の「ワットカフェ(WHAT CAFE)」で行われている。本展の企画は、3人の現代美術家、鬼頭健吾・大庭大介・名和晃平によるキュレーションユニット「鬼大名」が担当した。
3人のほかに参加しているのは、椿昇やヤノベケンジ、神谷徹、ミヤケマイ、池田光弘ら、京都芸術大学で教壇に立ちながら精力的に作品を発表する現代美術家と、彼らの教え子たちを中心とした若手の作家たちである。
およそ100点もの作品が展示・販売されており、平面・立体を問わず、多彩な作家たちの作品を通して、京都のアートシーンの今を余すところなく体感できる。人気のため入手困難な作家も多く参加しているが、全ての展示作品は、先着順で購入が可能だ。作品に添えられた「QRコード」から、作家のプロフィールやプライスリストを確認できる。
世代や立場を超え、緩やかでリアルなつながりやコミュニケーションが続いているからこそ実現した、貴重で魅力的な機会だ。ぜひ会場へ足を運んで楽しんでほしい。