柱展
Photo: Kisa Toyoshima(c)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
Photo: Kisa Toyoshima

東京、11月に行くべき漫画・アニメ展5選

飲めるぐらんぶる展、黒博物館、森薫と入江亜季、SPY×FAMILY展、

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芸術の秋は、都内でアニメ・漫画をテーマにした展示会が盛りだくさん。ここでは注目の展示を紹介しよう。前代未聞の飲める展覧会から、劇団四季でのミュージカル化も話題を集めた藤田和日郎による「黒博物館シリーズ 原画展」、『鬼滅の刃』『SPY×FAMILY』など、その世界に没入できる新たな体験まで、ぜひチェックしてほしい。

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  • 池袋

前代未聞の酒を片手に巡れる展覧会「飲みながら…ぐらんぶる展」が開催される。これは『good!アフタヌーン』(講談社)で連載されている人気漫画作品『ぐらんぶる』の連載10周年を記念したイベント企画だ。

井上堅二原作・吉岡公威作画による同作は、大学のスキューバダイビングサークルを題材としているが、その内実は裸の若者たちが狂ったように酒を飲みまくる飲み会マンガと言っても過言ではない。この漫画が持つならではの要素を感じてもらうため、同イベントでは入り口で生ビール、ウーロンハイ、レモンサワー、グレープフルーツサワー、ハイボールといった酒を販売(会場内でIDチェックを行い、20歳未満は提供されない)。

このほか、同展で販売する幻の日本酒「ぐらんぶる」の試飲が楽しめるなど「飲める企画」が盛りだくさんだ。

もちろん、総数241枚(予定)の原画をはじめ、作画の際に使用したネームや設定資料、制作の裏側にあるコンテンツなども展示されている。吉岡が本展のために描きおろしたグッズも見逃せない。コンプライアンスの時代に逆行する10年間の黒歴史を肴に乾杯してみては。

  • Things to do
  • みなとみらい

遠藤達哉による人気漫画『SPY×FAMILY』の展覧会が、「横浜ランドマークタワー」で開催。2023年7月に東京から全国の巡回をスタートさせた本展が、再び関東の地に戻ってくる。

作者の総監修の下で選び抜かれた展示の数々が、どんな層でも分け隔てなく作品の世界観を楽しめるという本展の魅力を支えている。名シーンのイラスト展示や立体造作、映像展示など、ここでしか得られない体験があるはずだ。

最後には、本展のオリジナルのアイテムを含む総勢100点以上のグッズをチェックしよう。

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  • アート
  • 世田谷区

『うしおととら』『からくりサーカス』などを手がけた漫画家・藤田和日郎が、ヴィクトリア朝…19世紀の大英帝国を舞台に、実在の人物や事件等の史実を織り交ぜつつ描く伝奇アクション作品『黒博物館』。「スプリンガルド」「ゴースト アンド レディ」「三日月よ、怪物と踊れ」の3シリーズにわたる原画展が開催中だ。

会場となる洋館「旧尾崎テオドラ邸」は、英国生まれの令嬢テオドラのために19世紀末にたてられたと想像される洋館で、展示との相性も抜群だ

併設されている喫茶室では、黒博物館とコラボレーション。漆黒のモンブランに、カシスとマロンのムースを重ねたスペシャルパフェも登場。事前予約制だが、ぜひ併せて味わってほしい。

  • Things to do
  • 京橋

新たなクリエーションと出合える美術館「クリエーティブ ミュージアム トーキョー(CREATIVE MUSEUM TOKYO)」が京橋に誕生する。オープニングを飾るのは、アニメ『鬼滅の刃』の大規模展覧会「柱展 ーそして無限城へー」だ。

原作は累計1億5000万部を突破した吾峠呼世晴による人気漫画で、今回の展覧会では鬼殺隊最高位の剣士「柱」に初めてフォーカスする。9人の柱それぞれの個性や思いに迫る展示は、約1000枚の原画や映像を駆使して圧倒的なスケールで繰り広げられる。

入場時に受け取る「柱札」を使えば、柱の名言や特別収録の音声を楽しめるインタラクティブな体験が楽しめる。また、隣接するカフェでは、柱にちなんだコラボレーションメニューが登場。ここでしか楽しめない特別な体験をしてほしい。

なお、本展の入場は日時指定制なので、詳細は公式ウェブサイトで確認してほしい。

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  • アート
  • 芦花公園

漫画家の森薫と入江亜季は同時期にデビューし、『コミックビーム』『ハルタ』『青騎士』と同じ雑誌で連載を重ね、ともに成長してきた。アナログの手描きにこだわり続けるという共通点もあり、繊細な線で描かれるキャラクターやダイナミックさと精緻さを持ち合わせた背景など、力強く観るものの心に残る作品世界を創り上げてきた二人だ。

同展では、原画とともに、同人誌時代の作品やイラストレーション作品、机周りや創作メモ、取材の様子など執筆の現場も紹介。物語の世界はもちろん、一枚の原稿が生まれる道程まで紹介する。

森薫の代表作といえば、ビクトリア時代の身分を越えた恋物語を描いた『エマ』、細部まで描きこまれた中央アジアの風物と美しい花嫁たちが登場する『乙嫁語り』が挙げられる。いずれも異様なまでの描き込みと小道具や紋様一つに対してまで妥協を許さない情熱によって、まるでその場にいるかのように錯覚させる情景描写と、当時の時代背景を巧みに取り込んだ王道のロマンス展開で多くのファンを虜にしてきた。

入江亜季の少女漫画的なタッチと端正なコマ割りによる「レトロモダンファンタジー」とでもいうべき世界観は、デビュー作である短編集『群青学舎』(2006年から連載)から確立しており、メルヘンから現代恋愛劇まで、独自の切り口とタッチで青春期の人々を描き、『乱と灰色の世界』、『北北西に曇と往け』と異なる世界観でファンを増やし、魅了し続けてきた。美しい線画と華麗なコマ割りやセリフが織りなす綾は必見だ。

週末の予定を立てる……

  • アート

ここでは2024年11月に東京で行くべきアート展覧会を厳選して紹介したい。11月に再開館を迎える「三菱一号館美術館」での現代フランスを代表するアーティストのソフィ・カルとロートレックの展示のほか、「麻布台ヒルズギャラリー」のポケモン×工芸展、現代美術ギャラリー「ブラム」での奈良美智の新作公開など見逃せないアート展をセレクトした。それぞれの作品世界を楽しんでほしい。

  • アート

街歩きが心地よい季節。今回、11月に開催する芸術の秋にぴったりの無料のアートイベントをセレクトした。

銀座「資生堂ギャラリー」での「渡辺志桜里 宿/Syuku」展や、「ポーラ ミュージアム アネックス」での能登半島地震への支援を目的としたチャリティオークション「Place in my heart」展、TODA BUILDINGに新オープンする「小山登美夫ギャラリー京橋」での杉戸洋の個展など、入場無料で鑑賞できるアート展示を揃えた。アート尽くしの秋を過ごしてほしい。

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  • 音楽
  • ジャズ

日暮れの早い11月。秋の夜長はジャズに耳を傾けるのに絶好の季節だ。今月も都内各地で開催される4つのジャズイベントを紹介する。

ジャズとひと口に言っても、掛け合いが楽しいジャムセッションから、ラッパーでありウッドベーシストであるナガン・サーバー(NAGAN SERVER)が手がけるパーティーまでさまざま。独特の音色が国内外の注目を集める類家心平、ボーカリストのエマ(Ema)の歌声も聴き逃せない。

老舗ライブからクリエーターズスタジオまで会場もそれぞれに、アーティストが奏でる生の響きを楽しんでほしい。

  • 音楽

秋も深まる11月こそ、音楽活動に励んでみてはいかがだろう。肌寒い日も増えてきたが、澄み渡った秋空の下でまだまだ屋外アクティビティが楽しめる。

ここでは新宿を舞台にしたサーキット型のイベントから、紅葉も同時に楽しめる秘境レイヴまで、インドア派もアウトドア派も満喫できる音楽フェスティバルを紹介。気温の変化が激しい時期でもあるので、防寒対策をしっかりと行おう。

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