リボーン・アート・フェスティバル2021‐22
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五感で楽しむ「リボーンアート・フェスティバル」ガイド

震災から10年の節目となる芸術祭へ

Hisato Hayashi
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タイムアウト東京 > カルチャー >リボーンアート・フェスティバルを五感で楽しむ7のこと

テキスト:柴田悠

宮城県石巻市を舞台に2年に1度行われる芸術祭『Reborn-Art Festival 2021-22』(以下RAF)が、2021年8月11日に開幕した。実行委員長は音楽家の小林武史、夏会期のキュレーターには窪田研二を迎え、総勢23組のアーティストが参加している。

第3回目となるこの芸術祭は、2017年、東日本大震災の復興を目的にスタート。震災から10年という節目の年でありコロナ禍にも見舞われた今年は、「利他と流動性」というテーマのもと、2021年8月11日~9月26日(日)の夏会期と、2022年4月23日(土)~6月5日(日)春会期の2期に分けて開催を予定している。夏会期の会場は石巻市街地と牡鹿半島の女川、桃浦、荻浜、小積、鮎川の計6エリアで、自己と自然や他者との関係性や死生観を問うような作品も数多く出品される。

本記事では、作品の鑑賞だけにとどまらない夏会期の見どころを「五感」を軸に紹介。これから芸術祭を訪れる読者に、全身で堪能する「体験型アート」の魅力を伝えることができれば幸いだ。

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石巻市街地エリア

香りを楽しむ。

JR仙石線の終点である石巻駅は、仙台駅から電車で約1時間ほど。街中には、石巻を愛した漫画家、石ノ森章太郎のキャラクターが点在し、微かに潮の香りを含んだ風が吹いている。

そんな石巻市街地エリアは、東日本大震災以降、使われなくなった建物がアートスペースとして利用され、再生が進む。RAFのインフォメーションセンターがある旧観慶丸商店もその一つ。

“Photo: 柴田悠

廣瀬智央『無題(ミント・ガーデン)』(2021年)(Photo: Taichi Saito)

受付を終え、2階に上ると、徐々にミントの芳醇(ほうじゅん)な香りが漂ってくる。さまざまな種類のミントがフロアいっぱいに並べられているのだ。 これらのミント、実はアーティストの廣瀬智央が地元の人々と一緒に育てたもの。繁殖力が強く、農作物にも害を与えるミントを有効活用したのだという。フロアにはじゅうたんが敷かれ、ウエルカムドリンクさながらにミントティーも振る舞われている。まずはこのボタニカルな空間を全身で堪能し、旅の疲れを癒やしたい。

自分を見つめる。

石巻市街地エリアに展示している作家は、廣瀬のほか、雨宮庸介、大友良英、片山真理、髙橋匡太、⻄尾康之、バーバラ・ヴァーグナー&ベンジャミン・デ・ブルカ、HouxoQue、MES、マユンキキの計10組。場所も石巻市街地全域に6エリアあり、バラエティーに富んだ空間が用意されている。

まずは、石巻駅から西に10分ほど進んだ場所にある旧サウナ石巻。2階に上がり、受け付けを済ませると、いきなり目に飛び込んでくるのが片山真理の大型パネルの写真作品だ。

“Photo: 柴田悠

片山真理『ballet #002』(2013年)(Photo: 柴田悠)

幼い頃に病気のため義足となった片山は、制作当初から一貫して自身のポートレートを撮り続けてきた。その作品はどれも絵画的、演劇的な演出が施されており、徹底した美しさがある。片山の作品を見ると、美の多様性について考えざるを得ない。ちなみにこの片山の作品、他の会場にも点在しており、RAFの基調低音となっている。

“Photo: 柴田悠

マユンキキ『SIKNU シ(2021年)(Photo: 柴田悠)

隣の部屋に展示されているのは、アイヌの伝統歌を歌い、自身のルーツでもあるアイヌの存在を探究し表現しているアーティスト、マユンキキによるインスタレーション作品『SIKNU シㇰヌ』だ。写真や映像、鏡などさまざまな媒体を用いてアイヌとしての自身のアイデンティティーを問い直すとともに、アイデンティティーとは何か、観客に突きつける。直截(ちょくせつ)的なメッセージが心に響く作品だ。

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耳をそば立てる。

旧サウナ石巻に隣接した旧つるの湯は、震災を乗り越えて営業を再開し、長年の歴史に幕を閉じたばかりの銭湯。ここで展示しているのは、レーザー光線を建物に当てるレーザーライティングなどで近年注目を集めるアーティストユニット、MESの作品だ。

浴場いっぱいに組まれた足場のあちこちに置かれたディスプレーには、体を洗う人のサーモグラフィーの映像が映っており、銭湯の長年の歴史の中で、「あ~」「ふ~っ」という恐らくずっと響き渡っていたであろう声が、なぞられ、反復される。作品タイトルの『サイ』は、ため息を表す「Sigh」を表すとともに、「祭」「Psi」など重層的な意味が込められており、インスタレーションに深みを持たせている。

“Photo: 柴田悠

MES『サイ』(2021年)展示風景(Photo: 柴田悠)

石巻駅から南に10分ほど下ると、もう一つ会場がある。旧千人風呂は、震災時に仮説の入浴場と隣接したコミュニティスペースとして利用されて以降、10年以上忘れ去られている廃墟だ。この場所の1階では、音楽家の大友良英による作品『バラ色の人生』が展示、上演されている。

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大友良英『バラ色の人生』(2015年、2021年)(Photo: 柴田悠)

別府現代芸術フェスティバル2015など、ほかの芸術祭でも展示されていた大友の作品は、さながら「昭和家電によるオーケストラ」だ。ステージの上にはテレビやラジカセ、ミキサーといった往年の家電がうず高く積まれ、黒子の操作で一斉に音楽を奏で始める。その様子はノスタルジックながら哀愁を感じさせ、私たちが忘れてしまった記憶を思い起こさせるようだ。

牡鹿半島エリア

他者に触れる。

石巻市街地を離れ、牡鹿半島へと歩を進めよう。しかしその前に、一つ注意がある。牡鹿半島にある荻浜、小積、桃浦、女川の4つのエリアはそれぞれかなり距離があり、曲がりくねった山道を進まなければならないため、お世辞にも交通の便が良いとは言えない。車で移動したとしても、1日で全てのエリアを網羅するのはかなり困難である。

筆者のおすすめはバスツアーだ。決して安いとは言えないが、迷わずに目的地に到着でき、ご当地のおいしいグルメも堪能できる。また、ほとんどの作品は屋外にあるため、ここからは日焼け止めと虫刺されスプレーは必須のアイテムになる。

さて、最初に紹介するのは、鮎川エリア。ここには新たな作品はなく、2019年に制作された島袋道浩の『白い道』と吉増剛造の『roomキンカザン』が残っている。どちらもRAFを象徴するような作品になっている。

続いて向かうのが、牡鹿半島の真ん中辺りに位置する小積エリア。ここには、害獣とされる鹿肉解体処理施設のフェルメントがあり、アーティストの志賀理江子が2019年から継続して制作を行っている。

“Photo: 柴田悠

筆者が伺った時、ちょうどシカ肉の解体が行われていた。これも、人間と自然の出合いの形の一つである(Photo: 柴田悠)

今回、志賀が発表する『億年分の今日』は、栗原裕介、佐藤貴宏、菊池聡太朗の共作で、エリア全体に広がるインスタレーション作品。湿地化した土地に空気を送り込むため、山の麓まで溝が掘られ、辺りにはシカの骨やカキの殻、瓦礫(がれき)の骨などが積まれている。

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志賀理江子『億年分の今日』(2021年)(Photo: 柴田悠)

億年単位の地質学的なスケールと人類の歴史のスケール、そして一日一日を生きる個人の人生のスケール。3つの異なったレイヤーの時間軸が一つの土地に凝縮され、交錯する。この複雑な奥行きを持った地図が、志賀の手でどのように変貌を遂げるのか、今後の展開にも期待が高まる作品である。

小積エリアを後にして、桃浦エリアへと歩を進めよう。このエリアのメイン会場は、2018年に廃校となった旧荻浜小学校で、岩根愛、サエボーグ、篠田太郎、SWOON、夏井瞬、森本千絵×WOW×小林武史の6組の作品を新たに見ることができる。

RAFの実行委員長である小林武史らによる『forgive』は、Bank Band feat. MISIAの同名の楽曲をモチーフに、震災から10年がたったことや、コロナ禍の非日常を現実空間に置き換えようとしたコレクティブ作品。体育館全体を用いた体験型のプロジェクションマッピングは、とにかく圧巻の一言である。

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岩根愛『Coho Come Home』(2021年)(Photo: 柴田悠)

校舎の2階に上ると、写真家の岩根愛によるプロジェクション作品が待ち受けている。これまで、離れた土地の見えない関係性に着目し、作品を介して光を当ててきた岩根。そんな彼女が今回テーマとしたのは、人間とサケの物語だ。

かつて岩根が過ごしたカリフォルニア州マトール川流域のサケの遡上回復運動と、石巻市女川地区の銀鮭養殖。2つの土地の人々の物語が別々のスクリーンに投影され、同じ空間で交錯し、時に重なり合う。さらに、それぞれのスクリーンの間には2人の音楽家が演奏する様子が別々のスクリーンに映し出され、彼らの奏でるBGMが調和し、それぞれの物語を温かく包み込んでいる。インスタレーションでしか味わえない、至極の映像体験である。

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名和晃平『White Deer(Oshika)』(2017)(Photo: 柴田悠)

さて、桃浦エリアを後にして、荻浜エリアへ。ここは、いまやRAFの象徴となっている名和晃平の『White Deer』を見ることができるエリアとして有名である。

このエリアで注目すべきは、史上最年少でRAFのアーティストとなった布施琳太郎の作品『あなたと同じ形をしていたかった海を抱きしめて』。iPhoneや洞窟壁画など、イメージの表象をテーマに制作を続けてきた布施は今回、第二次世界大戦中に造られた秘匿壕(ひとくごう、人工の洞窟)を舞台に作品を制作している。

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布施琳太郎『あなたと同じ形をしていたかった海を抱きしめて』(2021年)(Photo: Taichi Saito)

布施は、先史時代の洞窟壁画などで用いられた「ネガティブハンド」(手や足を壁に当て、上からスプレーを吹き付けて跡を残す方法)を用いて巨大バルーンに手を描いた。その手は、秘匿壕という場所も相まって、さまざまな連想をかき立てる。遠くの他者が紡いだ歴史にそっと寄り添うような、温かみのある作品だ。

現代アートは、ここにはいない他者や時間的、空間的に遠くの出来事について考える機会を与えてくれる。アーティストたちの人生を賭した鬼気迫る表現を介して、私たちは遠くにいる他者からのメッセージを受け取ることができるのだ。

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あの日に思いをはせる。

荻浜エリアを後にして、最後にもう1カ所巡りたいエリアがある。今年から新たに加わった女川エリアだ。この会場に展示されているのは会田誠、オノ・ヨーコ、加藤翼の3人の作品。どれも思索的でメッセージ性が強い作品に仕上がっている。

多くの人々を動員して、巨大なイベントを仕掛けるアーティスト、加藤翼の『Surface』は、震災で女川湾の海底に沈んだ車を地元住民100人と協働して引き上げる様子を撮影した映像作品を展示。海の奥底から引き上げるという行為と、引き上げられた車に付着している大量の海藻や貝が、10年という時間の重みを象徴しており、深く心が揺さぶられる。

“Photo: 柴田悠

オノ・ヨーコは、巨大なツバキの木を作品として展示する。これは、幼少時、寺を参拝した際に紙片に願い事を書きこんで木の枝に結んだオノ自身の経験から着想を得たもので、これまで世界各地で展示されてきている。鑑賞者は短冊に願い事を書き、木にくくり付けるが、これらは全てアイスランドにあるイマジン・ピース・タワー(IMAGINE PEACE TOWER)に保存されるという。言葉をアートにしてきたオノ・ヨーコならではの、なんとも力強い作品だ。

そして、オノの作品の隣には、津波によって横倒しになり、現在は震災遺構として保存されている女川交番がある。ここ女川は、震災でもとりわけ町全体が壊滅的な被害を受けた場所なのだ。

ここで話を一旦石巻市街地エリアに戻そう。石巻駅を出て、整備された道に沿って3キロメートルほど南下すると、見渡す限りのだだっ広い広場が広がる。整然と刈りそろえられた芝生と真っ白なコンクリートが、この辺り一帯が直近にできたエリアであることを物語っている。ふと広場の真ん中に目をやると、港町にはおよそ似つかわしくない、ガラス張りの近代建築が建っている。今年6月にできたばかりの、みやぎ東日本大震災津波伝承館だ。

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みやぎ東日本大震災津波伝承館(Photo: 柴田悠)

「十年一昔」という言葉がある。世の中の移り変わりが激しく、10年もたつと昔のことになってしまう、という意味の慣用句だ。とりわけ現代は、インターネットの普及もあり、どんなニュースも、2、3日たてば忘れてしまうような気がする。

しかし、震災はそうではない。

筆者がそれを痛感したのは、牡鹿半島エリアをバスで周回している時のこと。このバスには、地元のガイドさんが一人乗り合わせていた。彼女は、普段は明るく冗舌に案内してくれるのだが、ツアーの最後、震災の話を語る段になると、途端に声が震え、表情がこわばりはじめる。少し前までは、震災の話をはじめるだけで涙が止まらなくなったのだという。

石巻の人々と触れ合って感じたのは、震災が人々の心の奥深くに根を下ろしているという事実だ。それは、根底に大きな「喪失」があるからかもしれない。むしろ10年たって、私たちは今やっとスタートラインに立ち始めているのではないかということを、こういった風景から改めて思い知らされるのだ。

これからを考える旅に出る。

女川駅前には、もう一つモニュメントが建っている。会田誠の『考えない人』である。ロダンの『考える人』に範をとった本作は、会田のオリジナルキャラクターである「おにぎり仮面」の「ゆるキャラ」感も相まって、どこかくすっと笑ってしまうような作品に仕上がっている。しかし会田によると、この像は、楽観的で思考停止した日本人の姿を現したものだという。

フランスの哲学者、ジル・ドゥルーズはかつて、人間は自ら物事を考えるのではなく、他者との予期せぬ出会いを通じて受動的に「考えさせれる」のだ、と喝破した。つまりそれは、他者とのつながりが希薄になればなるほど、私たちからは考える機会が失われるということだ。

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震災のモニュメント(Photo: 柴田悠)

今展の実行委員長である小林は、コンセプトである「利他と流動性」について、ステートメントの中で次のように語っている。

慈善活動のような思いにはとどまらない、共に生きるという視点がそこにある。さらにそれは人間社会にもとどまらない「人間も自然の一部である」という認識も含めて、自己と他者の境界を流動性で捉えていくというイメージも起こさせる

「人間も自然の一部である」という認識を持つためには、私たちは身近な他者にもっと寛容にならなければならないだろう。ウイルスという圧倒的な他者の侵入を受け、リアルなつながりが希薄になり、さまざまな分断が顕在化したコロナ禍の今。そんな今だからこそ、他者について考えるきっかけを、この芸術祭は与えてくれる。

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石巻を味わう。

さて、展覧会で頭を使った後は、おいしいものを食べよう。なんといっても、山と海に囲まれた石巻はグルメの宝庫。今展でも、食を巡るさまざまなプログラムが開催されている。

地元の食材を使った料理が味わえる『Reborn-Art DINING』『はまさいさい』のほか、石巻市内では毎週土曜の12〜19時で『夜市』を開催。石巻の食材を活かし、ゲストシェフや地元飲食店によるメニューが並ぶ。

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セッションディナーの様子(Photo: Keisuke Hirai)

また今年は「セッションディナー」と題して、石巻を代表するシェフと国内の著名なシェフが、究極の一皿を作り上げるイベントも開催される。

ちなみに、春会期は2022年4月23日~6月5日に開催される予定だ。この機会にぜひ、五感をフルに活用して、石巻を堪能してほしい。

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宮城県石巻市を舞台にした芸術祭『Reborn-Art Festival 2019』をレポート。今回は、実行委員長であるミュージシャンの小林武史をはじめ、7組のキュレーターがそれぞれのエリアを担当し、統一のテーマである「いのちのてざわり」を表現する。

2011年3月11日に発生した地震に端を発する東日本大震災は、原発事故など人災としての側面も小さくないが、震源から近い石巻市は特に津波による被害が凄まじく、行方不明者も含めた犠牲者数では本震災最多といわれている。その復興を目的として始まった同芸術祭は、必然的に死生観や自然観といった諸問題が主として作品化されていた。

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SDGsとは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、2015年9月に国連で採択された文書『我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(以下2030アジェンダ)』の中心を成す行動指針だ。貧困や環境問題、ジェンダー平等など、2030年までに達成すべき17のゴール(目標)を掲げている。

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