1. ラウレレス(メデジン/コロンビア)
コロンビア人歌手のカロルGはエル・ポブラドについて歌い、ヒットを飛ばしたが、近隣のラウレレスについての曲はまだリリースしていない。しかし、それも時間の問題だろう。この街には「La 70」と呼ばれる有名なナイトライフエリアがあり、どのバーやレストランのフロアも、曲次第でダンスフロアに早変わりする。また、メデジンの主要なサッカースタジアムでありコンサート会場としても使われる「エスタディオ アタナシオ ヒラルド」もある。
こうしたことから、ラウレレスは騒がしく慌ただしい場所と思われるかもしれないが、この街はかなりのんびりしていると評判だ。La 70以外のエリアには公園、並木道、ヨガスタジオ、数え切れないほどのコーヒーショップがあり、静寂に包まれている。レストランシーンが大幅に改善されていることもあり、街の中心部には「Indie Universe」や「Los Patios Cool Living」などデジタルノマドに適したホテルも建ち並ぶようになった。
それでも、エル・ポブラドのように外国人や観光客であふれかえることはないだろう。人気が高まっているにもかかわらず、ここには伝統的なコロンビア人居住区の雰囲気が残っている。何十年も前と同じように、円形状に造られた通りを、果物屋がカートを押しながら歩いている。ただ、彼らは以前より少し英語が分かるようになったかもしれない。
最高の一日の過ごし方:ラウレレスの朝は、新しくできたホテル「Living by Armóniko」で朝を迎えよう。モーニングコーヒーは「Rituales Café」で。荒れた過去を乗り越え、生まれ変わったメデジンのラ・シエラ地区で栽培されたコーヒーが自慢だ。ランチは「Saludpan」でヘルシーに、ディナーは「Chilaquiles」で本格的なメキシカンを楽しむのがおすすめ。地下にあるカジュアルな「Tíbiri Bar」でサルサを踊って夜を締めくくろう。
旅の計画:「Colectivo SiCLas」は、毎週水曜日に「Carlos E. Restrepo Park」で開催されている自転車のナイトライドイベント。平均400~500人が参加する。自転車がなければレンタルもできる。
Luis Gomez(Contributor, Medellin)