技術者や炭鉱員、彫刻家たちが、200メートルもの塩、岩、鉱物の下に大聖堂を彫り上げたという事実は、それだけで非常に素晴らしい偉業だ。しかし、それ以上に素晴らしいのは、その壮大さ。
光は見事に透過、部屋やトンネルは青や紫のネオンのようなもやで満ちている。 日曜日に行くと、もう一つの特徴を実感できる。それは、ローマカトリック教会として完全に機能していることだ。
タイムアウト東京>トラベル>世界の地下にある奇妙でクールな観光名所6選
喜んで地中深くに潜りたいという人はあまりいないだろう。謎めいた地球の中心に向って真っ暗な奈落の底に向かうのは恐ろしい。
その先にどんなに楽しいことが待っていたとしても、狭苦しく、逃げられないのでは?と感じてしまうのが人というものだ。しかし、人類はその誕生以来、採掘、洞窟探検、生活など、地下に潜ることをずっと続けてきた。
つまり、地下にはクールで奇妙、そしてゴージャスなアトラクションがたくさん隠れているということだ。その中には、人間の手による驚異的なものもあれば、自然から生まれた不思議なものもある。ここでは、タイムアウトワールドワイドが選ぶ世界各地にあるさまざまな地下空間から、おすすめの場所を紹介する。
技術者や炭鉱員、彫刻家たちが、200メートルもの塩、岩、鉱物の下に大聖堂を彫り上げたという事実は、それだけで非常に素晴らしい偉業だ。しかし、それ以上に素晴らしいのは、その壮大さ。
光は見事に透過、部屋やトンネルは青や紫のネオンのようなもやで満ちている。 日曜日に行くと、もう一つの特徴を実感できる。それは、ローマカトリック教会として完全に機能していることだ。
トランシルヴァニアの地下テーマパーク……。なんて紹介すると「スクービー・ドゥー」に出てきそうだが、実際に存在するもので、しかも不気味なものでは全くない。
地中深く、洞窟のような塩鉱山内部に作られた施設では、観覧車やミニゴルフ、ボーリング、卓球、そして鉱山の湖でボートに乗るなどのアトラクションが楽しめる。
ジェットコースターのような従来のスリル満点なものはないが、それを補うかのような素晴らしい景色が広がっている。
ノルウェーのクリスチャンサンにある「アンダー」は、地中というより水中だが、このリストに含める価値がある。
水面から5.5メートル下にあるこの上品なレストランでは、北海の冷たい潮流が窓の外を渦巻く中、食事を楽しむことができる。周囲の海が荒れているにもかかわらず、不気味な静けさが漂っている。とはいえ、深海から何が出てくるかわからない……。
トルコのカッパドキア地方にある地下都市、デリンクユの歴史は、数千年前にさかのぼる。周辺地域で最も深い場所にあるこの都市は、8つの階層に曲がりくねった通路が複雑に絡み合っていて、深さは85メートルにもなる。
人々は地下に住むことで、寒暖差を避け、より簡単に侵略者を撃退することができたのだ。人間の生き残ろうとする意欲を感じとれる、興味深い場所といえる。
この洞窟は、岩肌に深く切り込まれたものであるが、しっかりとライティングされているので鑑賞には不自由しない。30の「穴」の中にあるのは、紀元前1~2世紀に建てられた仏教寺院、修道院、モニュメントなど。
古代インドの壁画の最も優れた例が残されている。絵は単に描かれているだけではなく、花崗岩(かこうがん)に複雑な装飾が施されているという点も見どころの一つだ。
火山を楽しむ時、ただ遠くから眺めたり、噴火口に登ったりするだけではなく、内部に入ってみたいという人もいるだろう。アイスランドのスリーヌカギガルは、まさにそのような体験ができる火山だ。
リフトで行けるのは、約215メートル下のマグマだまりの中。ここは4000年間噴火していない「安全な休火山」だというが、さすがにここまで近づくと怖くなる。スリルを求める人におすすめしたい。
一人旅が人生を変える魔法であることは、よく知られている。旅行ブロガーやインフルエンサーなどは、一人旅は力を与え人生を肯定する行為であり、世界の多様な文化に目を向けることができるもの、などとその素晴らしさを説いている。
流行の行き来が激しいのが常のファッションの世界(1990年代グランジブームがまた到来?)などとは違って、ありがたいことに旅行業界の流れは概して一つの線上にある。
東京は美食の街として有名だが、本場のナポリ風ピッツァを提供する世界有数のおいしいピザが味わえる場所としても注目を集めている。日本では、イタリアに匹敵するような完璧なピザを作るために、シェフたちが努力を重ねているのだ。
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