はと工房。
Photo: Kisa Toyoshima
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練馬駅周辺でしかできない5のこと

蕎麦屋のかき氷や夏野菜の南インドカレー、昭和アパートの複合施設など

寄稿:: Noriko Maniwa
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タイムアウト東京  Things To Do > 練馬駅周辺でしかできない5のこと

練馬区は東京23区でありながら、緑豊かなエリアとして知られる。「練馬白山神社」の大ケヤキをはじめ、つつじやイチョウ、桜と四季折々の自然が楽しめる。鉄道は4路線が通っており、練馬駅なら池袋まで10分というアクセスの良さもあり、住みやすい街として紹介されることも多い。

その一方で、区の名前を冠した「練馬駅」周辺は、若者向けの店や施設が少ないと言われることも。ここでは「何もない街」と思っている人のために、練馬駅周辺で訪れたくなるようなユニークな店を5軒、紹介しよう。通が注目するニューオープンのかき氷店など、夏に行きたい店もピックアップした。

少しだけ足を延ばし、「としまえん」跡に新たにできた「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」を訪れるのもいいだろう。こちらの関連記事も参考にしてほしい。

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  • 練馬

ケララバワン

南インドカレーが日本でも知られるようになる前から、ケララ州の家庭料理を提供し、スパイス好きが各地から訪れている人気店。濃厚な北インド料理とは違い、南インド料理はハーブや野菜のおいしさを生かしたヘルシーなメニューが多く、ミールス(南インドのレストランなどで出される定食)、スパイシーなビリヤニ、ドーサ(インド版クレープのような料理)などをラインアップしている。

飯能にある自社農園では、さまざまなインド野菜を栽培し、夏は収穫する種類も増え、取れたて野菜を食べられるのも、この店ならではの楽しみ。ちなみに、秋はインドかぼちゃのメニューが増えるそう。

本場南インドそのものの空間で、練馬にいながらにしてインド旅行をしている気分になれるだろう。

  • カフェ・喫茶店
  • 練馬

氷 法師人

2023年4月にオープンしたばかりだが、かき氷通の間ではすでに注目の隠れ家となっている。この創作かき氷の店、「氷 法師人」は、蕎麦の名店「そば法師人」の日本家屋で不定期営業している。

ほんのりとそば粉が香り、甘いのに塩が効いた定番の「法師人そばミルク(塩ミルク)」(600円、以下全て税込み)、「そばミルクとかき揚げ」(1,000円)など、蕎麦屋ならではのユニークなメニューも用意。季節の果実を生かしたメニューには金柑を使った「金柑とカーネーション」、豊玉ビワを使った「トヨタマビワ」などがあり、旬の時期ならではの果実を味わうことができる。

アプリコットのかき氷は、氷の奥にジャスミンゼリーやチーズクリームなどが層を作り、奥行きがある味わいだ。ざくざくのチョコクランブルなど食感も楽しく、今まで食べたことがない究極のかき氷に感動するだろう。

不定期営業なので、訪れる前に公式Instagramで確認してほしい。

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  • ショッピング
  • 練馬

はと工房。

店内にはポップでカラフルなフェルト雑貨や文房具や小物が並び、かつて子ども時代に夢見た駄菓子屋がおしゃれに進化したような空間が広がる。

小学校の目の前にあるためか、子どもたちが放課後に気軽に集い、小遣いで買えるような価格帯がメインだ。クマをかたどった「クリームソーダ」(300円)などのフォトジェニックなカフェメニューも見逃せない。

フェルト細工のアトリエを兼ねており、子どもの稽古バッグなどをカスタムオーダーできるサービスもある。

昭和なアパートを改装した複合施設「欅(けやき)の音terrace」の一角にあり、週末やイベントなどでは漢方茶屋やカレー店など、個性的な店舗が開いてにぎわう。

営業は不定休なので、訪れる前に公式Instagramをチェックしてほしい。

  • カフェ・喫茶店
  • 練馬

かすたねっと

練馬の地で30年以上愛されている「かすたねっと」は手づくり焼き菓子の専門店。素材にこだわり、添加物を使用せずにシンプルなレシピを守った素朴な菓子が並ぶ。

知的ハンディキャップのある菓子職人たちが丁寧に焼き上げたクッキーやケーキには、まっすぐ心に届くような温かみがある。

緑に囲まれたテラス席はゆったりと過ごせるだけでなく、ミニライブラリーのような書棚も設けてある。

世界中の植栽地からハーブを集め、厳選した材料でブレンドしたハーブティブランド「HARB AND...」を展開するなど、オリジナルハーブティーにも力を入れている。菓子と併せたギフトセットはパッケージもかわいらしく、喜ばれる土産になるだろう。

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  • 練馬

フルーツ圧搾工業 練馬工場

「フレプレ」の愛称で知られる「フルーツ圧搾工業 練馬工場」は、新鮮な果実をその場でカットし、搾ってくれるスタンドだ。定番である日本産のレモンやリンゴ、キウイ、ピンクグレープは、その時期に一番おいしい地域から厳選。山梨の白桃、福島のトマト、和歌山のソルダムなど、各地から届く旬の味が一律600円(以下、全て税込み)で堪能できる。

果実は焼酎と合わせることで本来の甘さが引き出され、ますます深い味わいになるのだそう。喫茶店のような回数券(11枚つづり6000円で、1杯分お得に)があるため常連も多く、地元常連客と交流する一体感も感じられるだろう。ビタミンをしっかり補給し、夏を乗り越えよう。

他の街も探索する……

  • Things to do
江古田で過ごす24時間
江古田で過ごす24時間

池袋駅から西武池袋線で3駅でたどり着く練馬区江古田。昭和の面影が残る商店街に、武蔵野音楽大学と日本大学芸術学部、武蔵大学の学生が行き交う学生街だ。

アットホームな街並みに少し目を凝らすと、遠方からの客も絶えない人気のカフェ、レストランや、ディープなカルチャースポットやエスニック料理店が点在していて、どこか高円寺や西荻窪を思わせるような香りも漂っている。

不動産屋の店頭では「楽器可」の物件が必ず紹介されている音楽家にフレンドリーな街でもあり、バディバー ソルトピーナッツといった東京屈指のジャズの名店も抱えている。

本記事では、江古田を朝から深夜まで楽しむためのプランを紹介。この街が持つ無限のポテンシャルを堪能してほしい。

  • Things to do

池袋駅から西武池袋線でたったの5分。現在進行形で街がつくられている東長崎は、これからさらに面白くなること間違いなしのスポットだ。

街をつくるといっても、いわゆる高層ビルを建てまくるようなことをしているのではない。「小さくていい店」がぽつりぽつりと増え、新しいカルチャーを育み、この地に根付く「小さくていい店」と交わり合う。そういう文化的な街づくりだ。

ここでは、東長崎カルチャーのハブ的コーヒーショップや本場のオレッキエッテが味わえる話題のイタリアンレストラン、都内唯一の小鹿田焼専門店などを紹介する。ローカルコミュニティーに溶け込みながら、この地でしかできない体験を存分に楽しんでほしい。

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  • Things to do

池袋駅から西武池袋線で1駅、知る人ぞ知る町が椎名町だ。駅前には昔ながらの商店街があり、懐かしい雰囲気を今に残している。

一方で、2020年に「トキワ荘マンガミュージアム」のオープン、「トキワ荘お休み処」のリニューアルを経て、「マンガの聖地」として再注目されている。さらに「妙法湯」「五色湯」という銭湯が相次いでリニューアルし、銭湯・サウナはしごスポットとしても話題だ。

ここでは、有名過ぎる立ち食いそば屋、神社と古着屋が融合した店、元とんかつ屋をリノベーションしたゲストハウスなど、椎名町散策を楽しむためのガイドを紹介しよう。

  • Things to do

豊島区は文化、芸術の一大発信地である。乙女ロードや中池袋公園近辺にはアニメや漫画、ゲームの店が続々と集結している。西口公園は野外劇場グローバルリングが誕生し、2020年には南長崎に漫画の聖地、トキワ荘が蘇る。今まさに文化の春を迎えようとしているのだ。

今回はそんな注目都市を池袋、雑司が谷、目白、大塚、巣鴨、駒込そしてトキワ荘周辺である南長崎とまんべんなくカバーし、その中でも特に魅力的なスポットを紹介。注目のニューオープン施設、不思議な入り口の喫茶店、日本一のショートケーキの店、隠れ家バーなど穴場スポットなど多数掲載しているので、チェックしてほしい。

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  • Things to do

都心部から東京を横断し、埼玉の観光地である川越や秩父までをつなぐ西武線。東京の住宅街を突っ切っている路線だけあり、沿線には古くから地元の住人に愛されている老舗喫茶店や、手頃な価格で住人の空腹を満たしてくれるレストラン、可愛らしい個人商店が数多く存在している。

最寄りの駅ではなくても思わず通いたくなるような気持ちになるスポットばかりだ。また、終点である、小江戸こと川越と、埼玉の都会から1時間ほどで行ける大自然に溢れる秩父エリアも盛り込んでおり、観光に役立つこと必至だ。ここではそんな西武沿線でしかできないこと101選を紹介する。

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