グランハマー
Photo: Keisuke Tanigawa
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新橋の横丁タワー「グランハマー」でしかできない6のこと

巨大水槽で海女が漁をする浜焼き場など、日本文化と食が詰まった「大人の遊び場」

テキスト:: Kaoru Hoshino
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鉄道発祥の地であり、鉄道路線の充実やオフィス街として多くのビジネスパーソンが行き交う新橋に、新しいフードレジャー施設「グランハマー」が2024年11月28日(木)にオープンする。食・エンターテインメント・日本の伝統文化が融合した新しい空間だ。

同施設は地下1階から8階までの全9フロアで構成され、「横丁」「エンターテインメント」「おもてなし」「レジャー&リラクゼーション」「日本文化」の5つのコンセプトで構成されている。全フロアには12のテーマブースが設置され、多彩な切り口で日本の魅力を発信する。

食事を楽しむ、個室でグループと過ごす、サウナで心身をリフレッシュするなど、さまざまな楽しみ方ができる空間となっている。24時間営業エリアも多く、終電を気にせず楽しめるのも大きな特徴だ。

ここでは、グランハマーの魅力を6つに分けて紹介する。

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1. 伝統文化が詰まった横丁でエンタメ飲みする。

エントランスを抜けると、天井一面がねぶたや凧(たこ)、熊手、花がさなどの日本の伝統工芸品や郷土玩具に彩られた空間が広がる。ここ「シンバシyokocho 武将〜BUSHO〜」は、北は北海道、南は沖縄まで、日本全国の食材やB級グルメが楽しめる横丁だ。

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福島県会津地方の「ソースカツ丼」(1,209円、以下全て税込み)をはじめ、青森県十和田市の「バラ焼き丼」(989円)、群馬県太田市の「太田焼きそば」(989円)のほか、地元ならではのソウルフードがカジュアルに楽しめる。

さらに、阿波おどりや人力車、流しなどのエンターテインメントが日替わりで開催され、新橋にいながら全国各地の文化を体感できる仕掛けが満載。訪れる度に異なる祭りが楽しめるのも魅力的だ。

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フロア一体がレストランなので、座席数も豊富に確保されている。仕事終わりでも長時間待たされる心配はないだろう。

2. 海女文化の奥深さを目の当たりにする。

地下1階に広がるのは、浜焼きや魚介鍋を堪能できる空間「海女城(あまじょう)」。伊勢(いせ)エビやアワビ、カキといった新鮮な魚介類から和牛まで多彩なメニューが揃い、好みに合わせて贅沢な味わいが楽しめる。

特筆すべきは、中央に設置された20トンもの巨大水槽で行われる漁獲実演だ。実際に本物の海女が、水中での漁を披露する。

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この迫力あるパフォーマンスは、3000年以上続いているといわれる海女文化を世界中の人々に伝える試みでもある。また、訪れる人々が産地やその文化に興味を持つきっかけとなることを目的としている。

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3. 2軒目はサイバークラブで遊ぶ。

横丁エリアで腹ごしらえを済ませたら、2軒目にぴったりのエリアが5階の「ハマクラブ(HAMACLUB)」。天井を彩るリズムカルなLEDライトとDJブースが織り成す音楽で、東京の近未来的なイメージやサイバーパンクの世界観を表現した同フロアは、ほかとは一線を画す雰囲気だ。

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デザイナーの小山健一郎によるシルバーの宇宙的なユニフォームに身を包んだスタッフが雰囲気を一層引き立てている。店内中央にはアイランド型のバーカウンターが配置され、それをぐるりと囲むように15台のクレーンゲームが並ぶ。

ワニの歯を押すと口が閉まる「スーパーイタイワニー」などの景品が手に入れば、夜がさらに盛り上がるだろう。テキサス風のメキシコ料理「テックスメックス」やカクテルを片手に楽しもう。

4. 座敷遊びは気軽にする。

6階にある座敷舞台会席「紅艶(べにつや)」は、 本場の芸者による舞踊、お囃子、唄など日本の花街文化を感じさせる芸を目の前で見ながら飲食が楽しめるエリアだ。

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食事は京都由来の上質なコースメニューを用意。 同社が大切にする「日本の古き良き文化を次代につなげる」とうテーマを体現する場所で、座敷遊びを気軽に楽しむことができる。

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5. 究極のリラクゼーションに浸る。

遊び疲れたら、施設内に併設されたリラクゼーションエリアでリフレッシュするという選択肢もある。7階の「O2プラージュ」では、時間制で、シャワー付きの完全個室やプライベートサウナが利用できる。

フィンランド産の高品質なサウナストーンのセルフロウリュで体を芯から温め、水風呂で整うという至福の流れを体験しよう。アメニティーやリネン類も完備されているため、手ぶらで気軽に訪れられるのも魅力だ。

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さらに、フロア内には高濃度酸素注入機を備えたマッサージチェア18台を設置した専用ルームも完備。24時間年中無休で営業しているので、時間を気にせず利用できるのもうれしい。

6. ルーフトップで「ショービズなBBQ」を体験する。

グランハマーには、楽しむための工夫が至るところにちりばめられている。最上階の屋上「レインボースター」もその例外ではない。

ここは、一年を通して屋外でバーベキューが楽しめるエリア。冬場にはストーブが設置され、季節を問わず快適に過ごせるのもうれしいポイントだ。

週末にはDJライブが開催され、大空の下で音楽と食事を楽しむという非日常感が味わえる。さらにステージでは、イリュージョニストのパフォーマンスや日本伝統芸能の披露、パフォーマーによるショーなど、今後さまざまなイベントが計画されている。

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  • アート

ビジネス街として栄える一方で古くから画廊が立ち並ぶ京橋エリアに、2024年11月2日(土)、アート好きならマストなディスティネーションが誕生する。戸田建設の5代目の社屋となる「トダ ビルディング(TODA BUILDING)」である。

隣には「アーティゾン美術館」があり、ふらりと立ち寄って、気鋭の現代アートを体験できる場となる同施設。東京を代表する4つの現代アートギャラリーや、大空間の新ミュージアム、ギャラリーが併設するベーカリーカフェ、土木ファン垂涎(すいぜん)の建設業を知るミュージアムなどが入居し、誰もがさまざまなアートを楽しめる。

1〜6階は芸術文化施設として機能し、28階までがオフィススペース、そのほかに緑あふれるテラスやパブリックアートなどが多数点在している。ビジネスとアートが交錯する同施設でしかできないことを、5つ厳選して紹介したい。

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  • Things to do

1960年代からトップクリエーターが集い、文化を創造・発信してきた原宿・神宮前エリアに、2024年4月17日(水)、「東急プラザ原宿 ハラカド」がオープンする。

高円寺「小杉湯」の姉妹店や雑誌図書館、クリエーティブラウンジなど、地上9階、地下3階建ての施設内に75店舗が入居。開放感あふれる屋上テラスや、アートと植物が楽しめるパブリックスペースなども見逃せない。ここでは、同施設でしかできないことを7つ厳選して紹介しよう。

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  • Things to do

2023年11月24日(金)、森ビルがこれまでの「ヒルズ」で培った全てを注ぎ込んだ「ヒルズの未来形」になると発表した「麻布台ヒルズ」が、ついに開業を迎える。入居するのは、オフィスや住宅、ホテル、文化施設のほか、ファッションやアート、カルチャー、ウェルネスなどにまつわる約150店舗だ。

コンセプトは「緑に包まれ、人と人をつなぐ『広場』のような街 Modern Urban Village」。街の中心にある約8万平方メートルもの広大な区域には、約6000平方メートルの中央広場が併設されている。街の文化発信拠点となる「麻布台ヒルズギャラリー」では、開館記念として「オラファー・エリアソン展:相互に繫がりあう瞬間が協和する周期」を開催する。

年間来街者数は2500~3000万人を想定し、そのスケールとインパクトは六本木ヒルズに匹敵。多様な都市機能が複合したコンパクトシティとして機能する。ここでは、同施設の魅力を7つに絞って紹介。訪れる際は、ぜひ参考にしてみてほしい。

  • Things to do

新宿・歌舞伎町エリアに2023年4月14日、東急歌舞伎町タワー」が開業した。コンセプトは「好きを極める」。地上48階地下5階、高さ225メートルの複合高層ビルには18階から47階には2つのホテルが、地下4階から地上17階にはエンターテインメント施設が入居する。夜通しで遊んで、そのまま泊まる。ディープな新宿の街をとことん満喫できそうだ。

「噴水」をモチーフとした外観は、施設周辺を水源とする川があったことや、歌舞伎町には水の女神、弁財天がまつられていることなどに由来するのだとか。目の前の「TOHOシネマズ新宿」に鎮座するゴジラも、新たな仲間を得て心なしかうれしそうだ。

開業に合わせ、1階から羽田と成田空港への高速バスの運行がスタート。今や空港から歌舞伎町への直行も可能となった。ここでは、施設の魅力を7つに絞って紹介する。

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