2018年も、あっという間にもう7月。流行に敏感な東京の街には、2018年上半期も様々な店が誕生した。ここでは、日本初上陸のレストランやオーガニックアイスクリームショップ、デジタルアートミュージアム、日本茶スタンドなど、ぜひ訪ねてほしい注目のヴェニューを15軒厳選して紹介する。
※2018年3月2日オープン
カリフォルニア生まれのオーガニックアイスクリームショップ、スリーツインズアイスクリームの日本1号店。代官山駅中央口近くのコスメキッチンに併設されている。アイスクリームは、定番の『マダガスカルバニラ』や、ダークチョコレートとオレンジの甘酸っぱさが絶妙なバランスの『チョコレートオレンジコンフェティ』など、11種類を用意。人工着色料や保存料など、従来のアイスクリームに使用されている化学調味料が一切使用されていないのが特徴だ。
※2018年3月24日オープン
パリで人気のパティスリー兼ブーランジェリー、リベルテ パティスリー ブーランジェリーの世界展開1号店。数々のフレッシュスイーツとパンを販売している。「透明性」「親近感」「品質」の3つを大切にしている同店の工房は、オープンなスタイル。職人が作業する様子や、使っている材料など、すべての工程を目の前で見ることができるのも魅力である。2階には、リベルテとして初となるカフェスペースを設置。「パンを美味しく食べられる料理」をテーマに作られたメニューを提供する。
※2018年3月26日オープン
2013年2月にパリのバスティーユに誕生したショコラ工房、ル ショコラ アラン デュカスの東京工房。パリ以外に出店するのは、同店が初となる。中2階には、パリから直輸入したクーベルチュールチョコレートを使った『ボンボンショコラ』や、日本限定デザートなどを提供するサロンも設置。サロンの下を長さ8メートルのベルトコンベアーが通っており、様々な作業風景を見ることもできる。
※2018年3月29日オープン
日比谷駅すぐの三信ビルディングおよび日比谷三井ビルディングの跡地にオープンした、地上35階、地下4階の大規模複合施設。ロンドンを拠点とする建築事務所、ホプキンス アーキテクツがマスターデザインを担当した。施設は、オフィスや商業店舗などから構成され、TOHOシネマズの都心最大級のシネマコンプレックスや、京都南禅寺の老舗料亭である瓢亭の新店、ニューヨーク発日本初上陸レストランのブヴェットなど、注目の施設や店も多く入居している。
※2018年4月8日オープン
「世界一安いミシュランレストラン」と称される、香港の人気点心レストラン。香港と同様に、オリジナルレシピをもとに厨房で手作りした点心を、リーズナブルな価格で提供する。メニューは、チャーシュー餡を包んだ『ベイクド チャーシューバオ』や、香港の人気メニュー『海老と黄ニラのチョンファン』、ふわふわの卵の蒸しケーキ『マーライコウ』など。一流の味を気軽に味わいに行こう。
※2018年4月11日オープン
2016年に閉店した岩波ブックセンター跡地に誕生した、書店と喫茶店、コワーキングスペースからなる複合施設。1階の「本喫茶」には、現在販売されている岩波書店の主要出版物を揃え、日中は本が読めて買える喫茶店として営業し、夕方以降は酒の提供も行う。
※2018年4月23日オープン
三鷹の森ジブリ美術館近くのUNI STANDで店主を務めていた「茶リスタ」の小山和裕と、ブルーボトルコーヒーの元バリスタ、藤岡響が手がける日本茶スタンド。シングルオリジンの茶葉を使った日本茶や抹茶、ほうじ茶、コーヒーなどを提供する。店を構えたのは、この場所で約8年間営業していた弾○(ダンボール)という居酒屋の跡地。和素材を巧みに用いた店内は、スタイリッシュな空間となっているが、特に、手すき和紙を貼ったカウンターが最高にクールだ。
※2018年4月28日オープン
ロサンゼルス発のグルメバーガー店、ファットバーガーの日本1号店。115グラムもあるパティを挟んだ、ジューシーなハンバーガーを提供する。日本の一般的なハンバーガーチェーン店のパティは、約40グラム。ファットバーガーの圧倒的なボリューム感が、目に浮かんだだろうか。肉好きな人にぜひ挑戦してほしいのは、そのパティを6枚重ねた『USキングバーガー』。肉だけで、約700グラム。カロリーは、2000キロカロリーほどあるそうだ。シェアして味わうこともできるので、友人や家族と協力して完食を目指すのも良いだろう。
※2018年5月9日オープン
星野リゾートがオープンさせた、「星のや」「リゾナーレ」「界」に続く新ブランド。他ブランドはリゾート地での展開がメインなのに対し、OMOは観光客をターゲットに、都市部を中心に展開する。同時期に北海道の旭川市ではOMO7がオープンするが、数字はオープン順などではなく、設備の有無やスペックなどに関して、基準を0とした時の数字を表現している。
※2018年5月17日オープン
栗専門店、和栗やが展開するモンブラン専門店。代々木公園近くに店を構える。同店の特徴は、作りたてのモンブランを楽しめること。厨房を囲んだカウンターに座り、オーダーをすると、目の前でモンブランが作られていき、まるで鮨屋のように、出来立てほやほやのモンブランが提供されるのだ。作りたてのモンブランは、栗の風味が格別。目の前に運ばれてきた瞬間、ふわっと栗の風味が香るので、こちらも逃さずに楽しんでほしい。
※2018年6月1日オープン
築地にある、フルーツビネガーの専門店。厳選した果物と酢で作られたフルーツビネガーは、月に2、3回内容が入れ替わり、水割りやソーダ割り、牛乳割り、サワー割りなど、好みの割り方で楽しむことができる。そのほか、メレンゲやバニラビーンズが入ったパンケーキ用の生地をワッフルとして焼き上げた『ワッフルパンケーキ』や、フルーツビネガーと水素水で作ったかき氷なども提供する。
※2018年6月13日オープン
大阪は福島の人気ラーメン店、サバ6製麺所の東京初進出店。成城学園前駅近くに店を構える。提供されるのは、「サバの旨みをラーメンで味わう」をコンセプトにしたラーメンだ。看板商品は、鶏ガラベースのスープに、甘味のある醤油ベースのタレとサバ節を加えた『サバ醤油ソバ』。サバ寿司がセットになった、ユニークなメニューもある。
※2018年6月21日オープン
お台場パレットタウンにオープンした、森ビルとチームラボによる世界初のデジタルアートミュージアム。施設は5つの空間で構成され、約40作品が展示される。特徴は、作品と作品の間に境界がないこと。作品同士がコミュニケーションをし、時に融合するという新しい世界を体験することができるだろう。
※2018年6月29日オープン
飯田橋駅近くに誕生した、出版大手のKADOKAWAによる初のレストラン。ヘッドシェフは、コペンハーゲンのレストラン、ノーマで活躍していたトーマス・フレベルが務める。ノーマは、イギリスの月刊誌『レストラン』による『世界のベストレストラン50』で、4度も世界1位に輝いた伝説的なレストランだ。 予約は現在、オフィシャルウェブサイトにて受付中。日本と北欧の食材を融合させた、ここでしか味わえない料理を堪能しに行こう。
2017年を振り返る……
2017年上半期にオープンした、注目ヴェニュー。流行に敏感な東京の街には、日本初上陸の飲食店や趣向を凝らした店が次々とオープンしたが、そのなかでもタイムアウト東京注目のレストランやバー、ギャラリー、ショップなどを15軒厳選して紹介。
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