一歩踏み入ればそこはパリ。小粋なインテリアはもちろん、メニューも本場そのものだ。日本風にアレンジしていないフランス家庭料理を味わえ、ランチのドリンクでスパークリングワインも選べるというのも、らしくていい。 ディナーもアミューズと前菜、メイン、デザートとカフェが付いて3,760円からの気軽なものからフルコースまで、選択肢が広く、さまざまなシーンで使えるだろう。
創始者はフランス人のソムリエであり、その遺志を受け継いだ今も、ワインもフランスのものを厳選している。
一歩踏み入ればそこはパリ。小粋なインテリアはもちろん、メニューも本場そのものだ。日本風にアレンジしていないフランス家庭料理を味わえ、ランチのドリンクでスパークリングワインも選べるというのも、らしくていい。 ディナーもアミューズと前菜、メイン、デザートとカフェが付いて3,760円からの気軽なものからフルコースまで、選択肢が広く、さまざまなシーンで使えるだろう。
創始者はフランス人のソムリエであり、その遺志を受け継いだ今も、ワインもフランスのものを厳選している。
日本では珍しいクレープリー。クレープ料理専門店ならではの、前菜、メイン、デザートが全てクレープ尽くしのコースも楽しめる。メインとなるガレットは小麦でできたクレープと比べ、そば粉を使い、卵やハム、野菜を合わせ、塩バターをきかせた調理が多い。
十字軍の時代にフランスにもたらされたそばを、15世紀にアンヌ・ド・ブルターニュが無税にして栽培を奨励した。成長が速く3カ月で収穫できるそばは、幾度となく飢饉を救済してきたという。ガレットはブルターニュ地方のソウルフードなのだ。
リヨン出身のシェフ、クリストフ・ポコによるブション。「ブション」とはリヨンの郷土料理を出す温かみのあるレストランの呼び名だが、8年連続でミシュランガイドブックに掲載されているように、同店は洗練された味とインテリアが特徴的。1900年代の階段や代々受け継がれたリヨン陶器のアンティーク皿は見事だ。
フランス人の常連客も多く、店内ではフランス語が飛び交い、リヨンを訪れた気分になるだろう。なお、週末限定でテイクアウトメニューも販売。週ごとにメニューが変わることが多いため、行く前に公式ウェブサイトをチェックしよう。
神楽坂の閑静な住宅街を抜けたヨーロッパ調の細い路地の奥にたたずむ老舗フレンチ。アンティークな内装と静けさが心を落ち着かせてくれる一軒だ。料理を手がけるのは、「フレンチは素材の複合的な高め合い。風味、触感、香りの緻密な組合せが完成された美味を生む」と語る山本シェフ。
彼が腕を振るう皿には、いずれもさまざまな要素がたっぷりと詰め込まれている。また、ソムリエが勧めるワインとのマリアージュも絶妙なので、足を運んだ際はぜひ楽しんでみてほしい。素材単体では成しえない緻密な皿は、理屈を超えた美味を堪能できるもの。本格派フレンチとの感動的な出会いを、大切な人とぜひ味わってみてはいかがだろう。
フランス政府公式機関のアンスティチュ・フランセ東京は、語学だけではなくフランス文化を学べる施設。カフェやブックストアのリヴ・ゴーシュ、図書室のメディアテーク、映画館もあり、展覧会、講演会などのイベントも多く企画している。
オンラインのクラスもフランス語以外に、日本語で学ぶフランス映画や料理のクラスも開講。映画やファッション撮影のロケ地としてもおなじみだが、2021年6月には藤本壮介が設計した新校舎「Village as Institute」がオープンし、さらにスタイリッシュな空間になった。
※2022年末までの改装に伴い、「エスパス・イマージュ」と「メディアテーク」は臨時休室(期間中は新棟2階に貸出スポット有)
大手町からわずか15分。西葛西は、IT系技術者のインド人のビジネスマンが多く住むエリアだ。ほかのエスニックコミュニティーと違い、ヒンドゥ語の看板も目立たず、観光的な要素はなく、街に自然となじんでいる。本格的なインディアンレストランが点在し、インド系ファミリーの日常に寄り添った店が多い。東京では珍しい家庭料理やスイーツ、食材店などもあるので、旅する気分で散策したい。インド料理がカレーとナンだけでないことに驚くはず。
甲州街道の関所、大木戸もあった四ツ谷界隈(かいわい)は江戸の時代から多くの人が行き交う場所だった。皇居や迎賓館赤坂離宮にも近く、今も各国の要人が訪れる。都心にもかかわらず、昔ながらの個人商店が変わらず愛されているのも特徴だ。上智大学をはじめ教育機関も多く、国際色も豊か。四ツ谷は、さまざまな世代や文化が交じり合うダイバーシティの街なのだ。街中でもさまざまなカルチャーに接するチャンスがある。ブラジル音楽のライブが連日行われているサッシ・ペレレや、ジャズ喫茶いーぐる、カントリーパブのパインフィールドなど、その世界の神髄に触れられる名店も多数。 江戸時代から続く老舗酒屋の角打ち、スタンディングルーム鈴傳には通な常連客が通う。花街らしい華やぎが残る食通の街、荒木町は世代交代が進み、若手が参入し活気づいている。一見ハードルが高く見えるこの界隈だが、臆せずその懐に飛び込んでほしい。それが文化交流の第一歩なのだから。関連記事:『荒木町、夜の散歩ガイド』
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