1. 新しい月は笑って迎える。
伊勢神宮で朔日参りをする場合、地元の人でない限り現地への前乗りは必須だ。明日に備えてホテルで体力を温存するのもありだが、せっかくならば、前日から年末年始のようなお祭り感を楽しみたい。
「みそか寄席」は、「てこね寿し」を提供する「すし久」の2階で、毎月末日の「みそか」に開催されている落語会。三重県松阪市出身の落語家・桂文我を中心に、若手の噺家(はなしか)も多く出演し、毎回笑いのひとときを届けている。
開催は19時からと、21時30分からの回の2部制で、定員は各回30人。チケット料金や前売り券の購入方法などについては、おかげ横丁の公式ウェブサイト内で確認可能だ。すし久は江戸時代に建てられた一軒で、その木造建築も美しい。風情あふれる空間で、「通好み」ともいわれる寄席を体験してみてはどうだろう。