街がインターナショナル化していて楽しい
―トルコから日本に来た時、どんな印象を受けましたか?
トルコで見ていたドラマにはサムライが登場していました。日本のドラマだと思って見ていたのに、実はアメリカのドラマ。日本に来てもサムライはいなかったね(笑)。
でもトルコと日本は、文化も言葉も似ているし、何より人が優しいから特に困ったことはありませんでした。特にトルコ語と日本語は文法は同じなので、単語さえ覚えればちゃんと話せます。日本語学校にも通いましたが、ビジネスで使う「です」「ます」が話せればいいと、半年くらいで辞めてしまいましたね。その分、イベントを開催したり、トルコレストランのバイトでウエーターをやったり、実地で日本語を学びました。
イスラム教徒なので豚肉は食べられないけれど、料理は自分で作るからノープロブレムだし。納豆や寿司や刺し身も好きですよ。
ー現在の店舗出店の経緯を教えてもらえますか。
2008年8月から2016年3月まで馬込に最初の実店舗を出店していました。2019年に荏原町にオープンさせたトルコの食材やお酒を扱うマーケット店は、当時からお世話になっていたお客さまから実店舗復活を望む声をいただいて、大好きなこの街で再開することにしたのです。
この街にはトルコ以外にも外国人オーナーがいて、商店街の人たちは「街がインターナショナル化していて楽しい」と言ってくれています。皆さん、外国人ウエルカムな感じですね。