チャノマ
Photo: Kisa Toyoshimaチャノマ
Photo: Kisa Toyoshima

東京、 縁側カフェ3選

池袋、自由が丘、芝公園、竹の塚で風情漂う癒やしのひとときを過ごす

テキスト:: Tomomi Nakamura
広告

タイムアウト東京 > レストラン&カフェ > 東京、 縁側カフェ3選

緑に囲まれた縁側のあるカフェでまったりと過ごすのは、東京では特に贅沢な時間かもしれない。ここでは、そんな魅力的なカフェをまとめてみた。

平安時代から受け継がれる和室と庭を繋ぐスペースは、日本家屋ならではの空間だ。庭の自然を眺めながら会話を楽しんだり、心地よい風を感じながら抹茶や和菓子を味わってみたり。どこかほっとする空間でくつろぎの時間を過ごしてみては。

関連記事
東京、森カフェ5選

  • ティールーム
  • 自由が丘

自由が丘駅からほど近い距離にある、茶室のある自邸を改修した茶房・ギャラリー。日本庭園にはマツやもみじ、つつじ、アジサイとさまざまな植物が生息しており、縁側越しに四季折々の美しい花々を鑑賞できる。

建築に桑(くわ)の古材を腰板として使用していたことから店主祖父の友人であり、夏目漱石の娘婿としても知られる小説家の松岡譲が店名を「古桑庵」(こそうあん)と命名したそうだ。

 一番人気のメニューは、宇治産の抹茶に和菓子が付いた「抹茶(和菓子付)」(1,000円、以下全て税込み)。国産のフルーツを使用した「あんみつ」(1,000円)や、味わい深いラムレーズンのケーキがセットになった「レギュラーコーヒー」(700円)もおすすめだ。

店内には、びょうぶや蒔絵(まきえ)などの骨董(こっとう)品と民芸が飾られている点にも注目だ。茶房の設立者がちりめんや古布を使ってオリジナルの人形を作る作家で、店内ではその作品を眺めることもできる。

  • カフェ・喫茶店
  • 竹ノ塚

足立区の竹の塚にある古民家カフェ。1939年に平田源七の家として建設された建物は、国の登録有形文化財にも指定されており「昭和の家」という愛称で親しまれている。

広縁部分にはカフェスペースがあり、どの窓からも、手入れが行き届いた日本庭園を眺められるのが魅力の一つだ。春には梅やツツジ、秋には紅葉が楽しめる。室内は和洋が混合した重厚ながらも落ち着いた雰囲気。昭和初期のモダニズムを感じられ、静かな時間が流れている。

ドリンクメニューが豊富で、ハンドドリップのブレンドコーヒーや、菓子付きの抹茶などがそろう。「自家製季節のフルーツタルト」や、日替わりのケーキなどと合わせて注文すれば100円引きになるのもうれしい。気品の感じられる食器やカップにも注目だ。読書をしたり作業をしたり、各々の時間をゆっくりと過ごしてほしい。

広告
  • カフェ・喫茶店
  • 池袋

1947年に建てられた木造平屋をリノベーションしたカフェ。建物の持ち主が植物好きであったことから庭にはさまざまな木花が植えられており、池袋駅から歩いて10分ほどの位置にありながらも、どこかのんびりとした雰囲気がある。

メニューは数種類のテリーヌとドリンクを用意しており、広々とした畳の上や縁側で楽しめる。特に抹茶を使ったメニューに定評があり、抹茶が好きなら「濃厚抹茶テリーヌ」と「抹茶ラテ」の組み合わせがおすすめだ。

イートインスペースは畳がメインで、トイレにはおむつの交換台や子ども用の補助便座があったり、ベビーカーを入り口で預かってもらえたりと、キッズフレンドリーな点も魅力。子どもと一緒にのんびり過ごせるスポットとしても覚えておきたい。

どしんとした貫禄のある木戸は、戦災を逃れたため江戸時代から明治時代に作られたと伝わるそう。表札には家の持ち主である「深野」という名前も残っているので、訪れた際はこちらも要チェックだ。茶道や味噌仕込み会など、和の文化を発信するワークショップも定期的に開催している。

もっと東京のカフェを探索するなら……

  • カフェ・喫茶店

日本で古くから愛される、抹茶。以前は日本茶専門店でしか味わえなかったが、最近では街中のカフェで気軽に楽しめるようになった。都内には抹茶専門店も登場し、抹茶を使用したスイーツやドリンクのバラエティーが一気に増えたとともに、驚くほど高いクオリティーの商品も生まれている。

今回は都内で味わえる数多の抹茶メニューの中から、特におすすめの商品を厳選して紹介する。

  • カフェ・喫茶店

東京にいながら、緑豊かな空間にほっと心ほぐれる公園周辺のカフェ。井の頭恩賜公園にある隠れ家から昭和記念公園内の最新カフェまで、ルクスを感じてゆったりくつろげる店を厳選して紹介する。

穏やかな風を感じながらオープンエアのテラスで食事を楽しむもよし、テイクアウトした入れたてのコーヒーを片手に公園で物思いにふけるもよし。少しだけ足を延ばして、自分だけの特別な時間を過ごしてみては。

広告
  • カフェ・喫茶店

数えきれないほど多くのカフェが存在する東京。もちろん、行きつけの一軒を持っている人も多いだろう。

目当てのドリンクやフードを味わう、友人とおしゃべりを楽しむ、ちょっとした作業をする……。カフェに行く目的は人それぞれだが、「癒やされに行く」というのもまた一つの選択肢。ここでは、一人でゆったりと過ごしたくなるような植物のあふれるカフェを5つ紹介する。

話題のホテルにあるコーヒーショップに、一人の読書時間を堪能するのにうってつけのカフェ、はたまた奥多摩の大自然を背景に優雅なひとときを過ごせる一軒など、同じ植物でもそれぞれに個性の際立つ5軒をラインアップ。普段とは一味違ったカフェ時間を楽しんでほしい。 

  • カフェ・喫茶店

美術館に行った際は、写真を撮ったりグッズを買ったりするが、近くのカフェで一休みをしながら余韻に浸るのも醍醐味(だいごみ)の一つだろう。美術館の中には、作品をモチーフにしたメニューを味わえたり、四季折々の景色が楽しめたりと、特徴的なカフェが備わっている施設もある。

ここでは、近代的な美しい建築や芸術作品に囲まれた店など、魅力的な美術館併設カフェを8つ紹介。アート巡りの時間をより充実させてほしい。

おすすめ
    関連情報
    関連情報
    広告