1. ハイストリート(メルボルン)
メルボルンのインナーノースエリアが、かなり注目に値する大通りで占められていることは周知の事実。スミスストリートとガートルードストリートは、過去にもこのリストで、まさに1位と2位でランクインしている。
しかし、2024年には、もう1つの有力なストリートが彼らの背後に迫ってきた。今回はハイストリートがランクイン。ノースコート、ソーンベリー、プレストンといった超トレンディーな郊外を縫うように走り、ビジネス街であるCBD(セントラル・ビジネス・ディストリクト)から86番トラム(昨年は独自の音楽祭も開催されたほど愛されている路線)で簡単にアクセスできる。
この通りの正真正銘のクールな魅力は、ユニークで誰もが楽しめるローカルビジネスに行き着く。本場ポルトガルのタルトが食べたい? 「Casa Nata」に行こう。地元の小粋なワインが飲みたければ、「Northside Wines」へ。深夜に盛り上がりたくなってしまったら、向かうべきは「Francesca’s Bar」だ。ハイストリートは、ビンテージショップやクールなカフェが、フードトラックパークや独立系小規模映画館と心地よく共存しているエリアなのだ。
ここには誰もが楽しめる何かがある。陳腐な言い方はしたくないが、それが真実なのだから仕方がない。
食べる:「1800 Lasagne」の名物ラザニアは、ぜひ食べるべきだ。合いびき肉、クリーミーなベシャメルソースの層、絹のようなシートパスタ、何とも濃厚なソースが特徴だ。
飲む:メルバーニアン(メルボルン人)はルーフトップバーが大好だが、ハイストリートには「Gigi Rooftop」がある。くつろげる隠れ家的存在のこのバー(「Umberto Espresso Bar」の階段を上がった先にある小さなスペース)は、郊外の景色を眺めながら、日暮れにスプリッツを飲むのに最適なスポットだ。
する:ハイストリートに数多くあるライブハウスでライブを楽しもう。「Northcote Social Club」や「Croxton Band Room」のような伝説的なスポットに加え、「High Note」や「Shotkickers」といった小さなヴェニューもあり、あらゆる音楽が楽しめる。
Leah Glynn, Melbourne Editor