平河天満宮
Photo: Kisa Toyoshima
Photo: Kisa Toyoshima

1月にしかできないこと

食・アート・音楽など、1月開催のイベントを紹介

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  • Things to do
  • 上野
上野恩賜公園の竹の台広場で、全国各地のおでんと日本酒が楽しめるイベントが開催。地元の味を堪能しながら、温かいひとときを過ごせる恒例イベントだ。 青森からは、津軽味噌とすりおろしたショウガを合わせた「青森おでん」が登場。雪国ならではの一品で、田舎の懐かしい味が楽しめる。だしに使う「いりこ」が生み出す、深みのあるコクが特徴の香川県の「讃岐おでん」や、もちもちした食感のすいとん団子とだしの味わいが絶妙に絡み合う「信州のすいとんおでん」なども見逃せない。 地酒はサケバー☆ギンザ☆(SAKEBAR☆GINZA☆)や「木花之醸造所」などがえりすぐりの日本酒を提供するほか、遠野麦酒ズモナ(ZUMONA)のクラフトビール、「三祐酒場」の「元祖焼酎ハイボール」などの酒も味わえる。2025年1月18日(土)と19日(日)には伝統芸能やライブパフォーマンス、ダンスなどのステージイベントもあるので、家族連れで訪れてほしい。 ※16・17日 12〜21時、18日 10〜21時、19日 10〜20時/入場は無料
  • アート
  • 汐留
「パナソニック汐留美術館」で、「ル・コルビュジエ―諸芸術の綜合 1930-1965」がル・コルビュジエ財団の協力のもと開催。ル・コルビュジエ(Le Corbusier、1887〜1965年)の、40代以降の絵画芸術にスポットを当てる日本初の展覧会だ。 
 近代建築の巨匠として知られているコルビュジエは、視覚芸術の他分野においても革新をもたらした。本展は1930年代以降に彼が手がけた絵画、彫刻、素描、タペストリーを展示。併せて後期の建築作品も紹介することで、はるかに伝統的な枠組みを超えたコルビュジエの円熟期の芸術観を明らかにする。 洗練された空間の会場構成は、気鋭の建築コレクティブであるウルトラスタジオによるもの。コルビュジエの内装に着目して、「インテリア」「コーディネート」「トランジション」をキーワードに、居住空間の中に置かれた諸芸術の総合をイメージした。 また、ゲストキュレーターのドイツ人美術史家、ロバート・ヴォイチュツケ(Robert Woitschützke)による講演会が、2025年1月12日(日)に行われる。これまでにない新鮮な視点のキュレーションから、コルビュジエの創造の源泉に迫る。見逃さないように。 ※10〜18時(2月7日、3月7・14・21・22日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は水曜(3月19日は開館)/料金は1,200円、65歳以上1,100円、大学・高校生700円、中学生以下無料(土・日曜・祝日は日時指定予約制)
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  • アート
  • 六本木
六本木の「森アーツセンターギャラリー」で、「ブルックリン博物館所蔵 特別展 古代エジプト」が開催。米国最大規模の質の高い古代エジプト美術コレクションから、えりすぐりの名品群が集結する。 彫刻、棺、宝飾品、土器、パピルス、そして人間のミイラ2体やネコのミイラなど約150点の遺物を通じて、高度な文化を創出した人々の営みを解明する。当時の住居環境や仕事事情、出産や子育てなどにも着目し、身近な謎を掘り起こす。 また、美しい副葬品や神々の姿を表したレリーフなどの葬送儀礼に関する作品を紹介し、古代エジプト人の死生観に迫る。さらに、いま注目を集める気鋭のエジプト考古学者・河江肖剰(かわえ・ゆきのり)による最新研究を元に、巨大ピラミッドの建築方法や建てられた当初の姿も解き明かしていく。 知への好奇心を呼び覚ます空間、謎に満ちた古代エジプトの世界を探求しよう。なお、前売券は2025年1月24日(金)23時59分まで販売する。 ※10~18時(金・土曜・祝前日は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/料金は前売り 平日2,300円、高校・中学生1,600円、小学生1,000円/前売り 土・日曜・祝日2,400円、高校・中学生1,700円、小学生1,100円/当日 平日2,500円、高校・中学生1,800円、小学生1,200円/当日 土・日曜・祝日(日時指定)2,600円、高校・中学生1,900円、小学生1,300円、未就学児無料 ※東京での開催後は静岡・愛知ほか各地へと巡回予定
  • アート
  • 丸の内
「東京ステーションギャラリー」で、「生誕120年 宮脇綾子の芸術 見た、切った、貼った」が開催。布と紙で美しく親しみやすい作品を作り続けた宮脇綾子(1905〜1995年)を、一人の優れた造形作家として捉え、宮脇の芸術に新たな光を当てる。 「アプリケ」「コラージュ」「手芸」などに分類されてきた宮脇の作品は、いずれの枠にも収まりきらない豊かな世界を作り上げている。野菜や魚など、主婦として毎日目にしていたものをモチーフにし、それらを徹底的に観察。時には割って断面をさらし、分解して構造を確かめた。 生み出された作品は、造形的に優れているだけでなく、高いデザイン性と繊細な色彩感覚に支えられ、命の輝きを見事に表現している。 約150点の作品と資料が集結する本展。写実性を持ちながら、自由で大胆な宮脇の作品世界を楽しんでほしい。 ※10〜18時(金曜は20時まで)/入館は閉館の30分前まで/休館日は月曜(2月24日・3月10日は開館)、2月25日/料金は前売り1,100円、学生900円(前売りは1月24日まで販売)/当日1,300円、学生1,100円、中学生以下無料
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  • アート
  • 銀座
「デザインギャラリー1953」で、「丹下健三と隈研吾 二つの国立競技場」が開催。2024年に「パリ日本文化会館」で行われた「丹下健三と隈研吾展」を再編集し、特に「国立代々木競技場」と「国立競技場」についてフォーカスを当てる。 建築家の丹下健三と隈研吾は、3つの共通点を持っている。彼らの代表作が「東京五輪」に強く関係している点と、二人が設計した住宅は、日本建築の古典と称される「桂離宮」から説明ができる点。最後に、フランスから多くの影響を受け、多くの作品を残している点だ。 2つの国立競技場は異なる時代背景の中で建設され、開催された競技も異なるが、「ランドスケープ」「線」「軒」「アーチ効果」という4つのキーワードを通じて、戦後日本の近代建築の特徴を体感できる。特に、写真家の石元泰博と瀧本幹也のモノクロ写真を対比することで、2人の建築家の共通点や違いを知る手がかりを見つけられるだろう。 ※11〜20時(日曜・連休最終日は19時30分まで、2月17日は17時まで)/入場は無料
  • アート
  • 乃木坂
「TOTOギャラリー・間」で、「吉村靖孝展 マンガアーキテクチャ――建築家の不在」展が開催。建築家・吉村靖孝の7つのプロジェクトを異なる漫画家が7つのストーリーとして描き下ろすことにより、建築の新たな解釈の可能性を探る。 吉村は、建築が人々のふるまいなどの自発的な動きと、社会制度や状況など多様な社会的条件との架け橋になれるよう、両者のさまざまな関係構築を試みてきた。 例えば、既成のテント倉庫で木造建築を覆うことで、大きな一つの空間の下で子どもがのびのびと過ごせる子育て支援施設を実現した『フクマスベース』(2016年)や、動物とともに幸せな人生を送れるアニマル・ウェルフェア社会を構想した『滝ヶ原チキンビレジ』(2021年)などで、新しい住まいや暮らしの在り方を模索している。 吉村が探究する、これらの現代社会における建築の拡張性をさらに進めるために、仮に建築家個人の作家性を「不在」にすると何が起きるのか。吉村自身が自らの作品を題材に、本展を通して問いかける。 漫画が建築と出合い、建築家の手を離れた先に描かれるものとは何か。2つのコラボレーションによって生まれるものを、発見してほしい。 ※11〜18時/休館日は月曜・祝日(2月23日は開館)/入場は無料
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  • アート
  • 清澄
「東京都現代美術館」で、坂本龍一(1952〜2023年)の大型インスタレーション作品を包括的に紹介する、最大規模の個展「坂本龍一 | 音を視る 時を聴く」が開催。先駆的・実験的な創作活動の軌跡をたどる。 50年以上にわたり多彩な表現活動をしてきた坂本は、1990年代からマルチメディアを駆使したライブパフォーマンスを展開させた。2000年代以降は、高谷史郎やアピチャッポン・ウィーラセタクン(Apichatpong Weerasethakul)などさまざまなアーティストと協働し、音を展示空間に立体的に設置する試みを積極的に実践してきた。 本展では、生前坂本が同館のために遺した展覧会構想を軸に、音と時間をテーマとする未発表の新作とこれまでの代表作から成る没入型・体感型サウンドインスタレーション作品10点余りを、美術館屋内外の空間にダイナミックに展開する。 坂本の「音を視る、時を聴く」ことは、鑑賞者の目と耳を開きながら、心を揺さぶり、従来の音楽鑑賞や美術鑑賞とは異なる体験を生み出すだろう。なお、2025年2月1日(土)・ 2日(日)は、中学・高校生、専門学校生、大学生の入場が無料だ。 ※10〜18時(入場は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は2,400円、学生・65歳以上1,700円、中学・高校生960円、小学生以下無料(第3水曜は65歳以上無料、第3土・日曜は18歳未満を同伴する都内在住保護者2人まで半額)
  • アート
  • 初台
「東京オペラシティ アートギャラリー」で、近年国内外で注目を浴びる今津景の大規模個展が開催。拠点にするインドネシアと日本という2つの土地での経験と思考に基づく絵画、新作インスタレーション、骨格標本や土器などの巨大な彫刻を展示する。 今津は、メディアから採取した画像を加工・構成し、その下図を元にキャンバスに油彩で描く手法で作品を制作する。インドネシアに移住してからは、その土地で経験したさまざまな事柄、都市開発や環境問題に関するイメージが画面に配置されている。同時に、インドネシアの歴史や神話、生態系など複数の時間軸を重ね合わせ、より普遍性を持つ作品へと発展させている。 環境問題、神話、歴史、政治といった要素が同一平面上に並置される絵画は、膨大なイメージや情報が彼女の身体を通過することで生み出されるダイナミックな表現だ。唯一無二の今津の作品世界を堪能してほしい。 ※11〜19時(入館は閉館の30分前まで)/休館日は月曜(祝日の場合は翌日)、2月9日/料金は1,400円、学生800円、中学生以下無料
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  • Things to do
  • 錦糸町
サツマイモを中心としたグルメが楽しめるイベントが「錦糸公園」で開催。会場では冬の名物でもある品種別の「焼き芋」の食べ比べができるほか、「イモ」というキーワードを中心にしたさまざまな料理が提供される。 味わえるのはポテトフライやじゃがバターのほか、芋焼酎の熱燗(あつかん)といったメニューの数々。イモを愛する人々と焼き芋専門店や飲食店が織り成す、おいしい出合いがあふれるイベントだ。 ※10時~16時/入場無料
  • アート
  • 六本木
六本木「泉屋博古館東京」で、「花器のある風景」展が開催。さまざまな年代の花器と花器が描かれた絵画を紹介する。

 見どころは、日本画家の椿椿山(つばき・ちんざん)や梅原龍三郎などによる、華やかでおめでたい絵画群だ。また、室町時代の茶人、松本珠報(まつもと・しゅほう)が所持したとされる『砂張舟形釣花入 銘松本船』や、江戸時代の茶人、小堀遠州ゆかりの『古銅象耳花入 銘キネナリ』など、住友コレクションの茶の湯の名品花入も集結する。 さらに、華道家・大郷理明(おおごう・りめい)から寄贈された新規収蔵品94点の花器を一挙公開。また、江戸時代の発展を経て日本独自の美を確立していった近代の花器も並ぶ。 デザイン性に富む花器の世界をのぞいてほしい。 
※11~18時(金曜は19時まで)/入館は閉館の30分前まで/
休館日は月曜(祝日の場合は翌日)/料金は1,200円、学生600円、18歳以下無料
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