「デザインギャラリー1953」で、「丹下健三と隈研吾 二つの国立競技場」が開催。2024年に「パリ日本文化会館」で行われた「丹下健三と隈研吾展」を再編集し、特に「国立代々木競技場」と「国立競技場」についてフォーカスを当てる。
建築家の丹下健三と隈研吾は、3つの共通点を持っている。彼らの代表作が「東京五輪」に強く関係している点と、二人が設計した住宅は、日本建築の古典と称される「桂離宮」から説明ができる点。最後に、フランスから多くの影響を受け、多くの作品を残している点だ。
2つの国立競技場は異なる時代背景の中で建設され、開催された競技も異なるが、「ランドスケープ」「線」「軒」「アーチ効果」という4つのキーワードを通じて、戦後日本の近代建築の特徴を体感できる。特に、写真家の石元泰博と瀧本幹也のモノクロ写真を対比することで、2人の建築家の共通点や違いを知る手がかりを見つけられるだろう。
※11〜20時(日曜・連休最終日は19時30分まで、2月17日は17時まで)/入場は無料